自由飛行 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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自由飛行    

誰も優しくしてくれないから、僕は 僕は、言葉足らずだった 腹の中にいる、顔を知らない虫を、いつも自分のせいだと思っていた それは、多分死んだ方がいい人の集まりで そんな人はいないんだって、気づくまで1000年かかった 1000年の間に、グスコーブドリとセックスしたり、ネリリしたりキルルしたりハララしたりして だけど誰にも頭を撫でられなかった お父さんみたいな、かっこいい父親がいて 僕の頭を撫でてくれたらいいのに 僕の親父は、説教ばかりで その間も、僕の心はネリリしたりキルルしたりハララしたり あるいはホロロしたりヒレレしたりハレレしたりしていた かっこいい人に、頭を撫でられたかった 僕を肯定してくれる、優しい人に ハッシュタグの後につく言葉が思いつかずに いつも吐き気を溜め込んでしまう僕には 誰かに甘えたい心ばかりあって、甘やかす側にも立てないのだ 喉だ 喉の奥が虫の住処だった 月球儀少年だか娼年だか、吐き気の正体は喉の奥で 腹の中にいる、顔も知らない虫の顔は、あるいはお父さんだったのかも知れない それが1000年も続いて 僕はすっかりミイラになって、肝臓と腎臓は鳥になって 吐き気を抑え込む方法もわからずに、延々と頭を掻いている 戯れに、自分で自分の頭を撫でてやると 髪の毛がチクチクして心地いい 胸の奥が、じわりとして 僕と違う声が聞こえる ねぇ、夏が終わる 誰? 夏が、終わるね 眼前が、落下して 空がぐるぐると回る 裏返る、目が ねぇ、夏が、終わったら 何? 何が、来るの? 答えられなかった きっと本当は誰も、夏の次が秋なんて信じていない その次の、冬も 宮沢賢治が笑っている 真っ黒い外套を靡かせて、クラクラと 真っ青な雪が、降り積もっていますね 犬の死体と、蒼白の哲学者ども ハイデッガー、デカルト、ニーチェにカント お前の親父 噛み跡だらけの、指先をなぞりながら ねぇ、寂しいから 撫でてください 電灯と同じ色をした空は 痛々しい、嘘くさい 東京の空だ 東京の、ニッケル製の空 シトリイグモは、できなかったよ でも、ふたりえっちも、できなかったし ハッシュタグの後につける言葉は いつも下手くそでしょうがなかった ハッシュタグ、撫でられたい 誰に? 介護職だとか、借金苦だとか、自分の属性がうぞうぞしている 糞まみれのリハパンに、夜尿症と、誰かのうわごと 掃除、糞尿、いつからか家の便器が黒ずんで 全く、糞尿に縁のあることだ 糞尿に、ぶんぶんと虫が舞う 虫が、虫が、光の中をブンブンと飛んで 夜空をひっくり返したみたいに、ブンブン繰り返す 夜空は、僕の反対側にあるのだろう 惑星にこだました、嘘みたいな星の屑に 足が長い、象の鼻の様な君の名前を 君という字の暖かさを ぼくらという分類枠を 君と、僕という二つを繋いで 羽のもげたトンボが、ミミズにはなれないように 足の折れた象の尻を 今も匂いでいる だから 君なんて呼ぶ人はいないんだよ 僕は、自粛して、マスクの中に、唾液を隠して 君なんて呼べるような人は、いやしないんだよ 透明な名前たちがゴキブリのように生まれて ゴキブリは名前のように張り付いている 1000年経っても残るもの 恋、言葉、そしてゴキブリ 増殖する、まるで恒星のように、恋をして、死んで、ブラックホールはゴキブリで出来てて、恋をして、死んで 永遠の、長い長い如来の糸をたらし 蜘蛛がやがてのたれ死んだ後も ゴキブリ、蠢いている、腹の虫 虫、 知らない 知らない顔をした、虫が 僕の方を見ながら、ニタニタ笑っている そのニタニタは、親父そっくりで 親父がつけた耳の傷と、同じところにピアスを開ける ピアスの穴からは、視神経と針金虫がはみ出して 羽の取れたトンボが、ミミズにはなれないように 長い長い、1000年の間も 君にはなれなかった 君にはできなかった 絵を描くことも、下手でした 向日葵の回転が、夕日のポタージュを甘くする 僕の舌は馬鹿舌で、コンソメスープに溺れてる 舌を切って、閻魔様にあげた、可哀想な野雀や 断面でしかめ面した、オツベルの帽子が ぜんぶ風になって、星月夜の回転に消えていく ぐるぐる、ぐるる、カタツムリと片目を瞑って 團十郎、市川の喝采、死にたい時ほど言葉が軽い 何重も、何重もただ、折り重ねた 僕という織物の、馬鹿という皺の上に グスコーブドリが這っている だから あなたがお父さんだったんですね 僕の話はこれで終わり それでも喉には、虫の群れ 腸が、錯覚運動をしているんだ 繰り返してるんだ、厳重に 似た様な動きを繰り返して厳重に 細長いビルの指に添えて 彼らは祝祭のシュプヒレコールをしている 捨て犬の様に、死にたい蓼虫の様に ビー玉の、さやえんどうの円形に どこからともなく鐘が鳴る 晩鐘だ、ダリが好きだった晩鐘だ えっちな想像と、どこまでも伸びる豆の木に 堕胎できなかった子どもたちが集められている そいつを拾って、僕を撫でてくれるお父さんに仕立てる 偽物の、撫でてくれなかった親父の耳鳴りを踏んで 嘘つき、流言ばかりの仕立て屋に 幾らかの金を渡すと 新品のお父さんは、死んでいた ロバの耳をした王様も、背面座位で死んでいた ああ 故郷は遠く、風の中 回転の、延々と吹く回転の風音が 高野聖も、ひとりぼっちだ 回転の 回転のある日常の中で ゴッホが死にたかったことを 僕が今知っている 知っていることは、わかっていることじゃない 銃弾も、ぜんぶ銃弾もお父さんにはなれずに 君にもなれず、音もせず コロンと地面に転がっている そのベトベトした矛盾が夢だよ 腹の底から湧き上がる、虫のいる不安を 腹にいるのは、誰だか教えてくれなかった大人を 喉が虫の寝床だって知ってもなお 全然永遠に恨んでいる シトラスカラーの だからどうした 東尋坊 額 みかん畑で捕まえて 捕まらなかった空想は いつか近場でブルーになって 麻薬売買、爪剥がし、万の歌も、泡と消え ああ、死にたい気がするんだ 死にたいんじゃなくて、死にたい気が お腹がパンパンに張っていて、今も蠕動しているよ 蠕動、蠕動、飲み水をぶちまけて 蠕動、飲み水に口付けて 蠕動、蠕動、蠕動、自由落下で、繰り返す痙攣 頭が割れても、友達だよって いつかの君に言われたかった でも、君なんて呼ぶ人はいないよ 基幹部が、土の手足を通過する 瀕死のドクター・モローじゃ、動物たちの蘇生もできない マンモスの、牙の先にある寄生虫の細胞の アンサリバンの、兎達の咬傷と 正しいことをしようとした、神様みたいな鹿がいた 近場の 近場のイオンに納棺された とっくに終わった兄弟達と 僕の弟を、一緒にするな 髪を撫でて、何者にもなれなかったという定型句で ああ、椰子の木 嫉妬の豚が匂いを嗅いで 豚が綺麗好きだから 僕の心臓が破裂しそうだ 僕の話はここで終わり 何度言ったらわかるんだ 父親の、撫でなかった手と 翼の破片と、苦いビールと 一口つけて捨てたタバコに、夏の匂いがまだ死んでいる 悔しいけど、寂しいんだいまだに 納棺が、滞ってる気がする 子宮の中には、兄弟達 自分の顔した、胎児の屍体 ひとしく、むなしく、おぎゃぁおぎゃおあと 無言のままに、喚いている 脂汗をかいて、陰茎が微動して ああ、生まれればいいさ 僕の腹を冷やしたいのなら、死んだまま生まれるといい 僕の耳には海がある ざざぁ、ざざぁと死んでいる それが、真砂にならぬとも 海はざざぁと死んでいる 座頭七人、岬に並べ ざざぁの音が、引いていく 腐っている 虫が、腐っている ざざぁの音で、月が満ち 膿爛想の、白い月 焼き付けた写真のように ギラギラと腐っている 虫 その、虫は 赤ん坊の顔をしていた 僕の赤ちゃん 終わりだってば でも、死ねないの 死ねないから、死んでないのに まるで生きているみたいに、母さんは言う 月が綺麗なうちに その子どもたちを、みんな埋葬してあげなさいと はは 涙が臭いや どこまでも、細胞分裂を繰り返して 細長いDNAが天に伸びてて ああ、 あの星の一つ一つが、 お前が殺し腐った赤ちゃんの脳みそなんですね そこで、 手の音 増殖する 恒星のように、 腐った 手の音 落下する 自由落下で、自滅する 惑星と惑星の重力の間で 自由落下が、加速する ねぇ 生きたいの? 恒星と惑星と月と星と、恋と、死体と、堕胎と、ゲロと かくも糞尿に縁のある人生だと思うよ ほんと、赤ちゃんの脳みそが、キラキラと1分おきに点滅している ピンクの電球みたいに、きらきら、びかびか、破滅する、再生する、何度だって埋めてやりなさい 言うことを、聞きなさい 落下する、落下する、落下する、自由落下で 重力に歯向かって、赤ちゃんの脳みそがある方に向かう 塩が引いて、君が翼もないのに飛んでいると聞いて 君なんて呼ぶ人はいない僕は、ミミズを一匹ずつ踏み潰して殺して 落下して、落下して、落下して、自由落下で 肥った丸々とした東京の空は ニッケル製だ てかてかと下品くさい、哲学者たちの糞便に 最低床で対応して、落下する 吐き気がする 撫でて欲しかった、飛翔したかった 逆方向に落下する 螢の死体が星の屑、落下して ねぇ 落下して 1000年待ったよ 子どもの頃から なんだってここは こんなに寒いんだ 宮沢賢治が、笑っている 青い点滅を繰り返しながら、なんだって グスコーブドリが、射精して マグリットの見た夢がねばねばと糸を引く それでも 僕は 落下して 両親は、苦手でした 嫌いだと言うよりは、苦手 肛門をほぐしているときも、ずっとずっと いつかは、鳥になれると言った 1000年の間に、残った内蔵は心臓と脾臓 だから生まれてこなかった 君たちに罪はないんだよ オレンジの花が、庭に咲かなかっただけのこと 20億光年に比べたら 1000年は誰にでも短い その1000年の間、僕を一度も撫でなかった 馬鹿、ポンコツ、お前なんか お前なんか、神様になっちまう 死んでいる牛と、カンガルーとモネと 睡蓮の中に麻薬を隠した女達の ピカソ作の肖像 見ました?それがイメージですって 会員証を買って、麻薬入りミルクを飲むのが ルネ、マネ、ガラス細工の鈍色で 吐き気がする、投降と機械室 ねぇ、1000年って長いんだよ 長い時間は、質量を持って 昼間ネズミに擬態する 研究室の中で 何もしないでいるよりは 幾らか星に近いのだ ねぇ ねぇねぇ 君が落としたセミ、食えるよ 食えないと、死んだ方がマシだよ 自殺頭痛の被害者で だから で、あって 飛び降りた 放物線の向こう側に、ダリの足の長い蜘蛛がキャッチの巡撫をしている 太陽 ギラリ、グワリと流転して 僕なんかより、よっぽど1000年を生きていて それが嫌だから終わりと言ったのに 太陽は、よっぽどいつだって苦しくて なんて、人間の勝手でしたね 発砲音がして、次は人間をボノボにする薬ができればいいのに そうしたらこの不毛な、不毛なアテネを焼くことができるのに ソドムにも、ゴモラにも、信心深い人はいます 訳あって、頭を打った他にも 人間の馬鹿な習性の匂いで 1000年も生きている僕らは 誰かの顔を、虫に見立てる 感情も、損得勘定も虫の顔で 虫、虫虫虫 吐くのなら、早く吐けよ 吐瀉物に混じって、君の悪い虫がいて そいつの顔は、なぜかガムマサラの匂いがした 死ね 死ね 死ね ブームが過ぎたら、ミーム汚染だけが残り 僕の患部には虫が残る 野球少年に、生まれればよかった 夏だって、ずっと撫でられる理由を探している 暗闇を、飛行機で走るように 暗闇の、雲を散らすように 薄汚れたものだけが世界の真実だったとしても 青い空も海も全部ぼやけていくのだとしても 僕はただ 飛行、したいのである ぶうんぶうんと、蝿が、蝿が 僕の喉の奥にいる蝿が、腹の奥にある、虫の顔が ぶうんぶうんと、それが いつからかプロペラの音になっていた 僕は、ただ、撫でられたくて ただ、飛行したい その後に残るものはなんでもよくて ただ単にその快感を感じたかった 風を切る、体温が触れる その快感を 月が腐っていて 腐臭が酷くて 古くてありきたりなねばねばした夢で 土の上には、いくつもの死体が落ちているのだけど その上を、僕の影が駆け抜けてゆくのを見たかったのだ お父さん、お父さん あなたの、温もりが、親父を殺してくれますようにと エンジンを蒸して、負荷をかけて 火の色と鉄の匂いと星々の回転と弾丸と 自由落下で、落下して 落下するのは、嫌なのだ 上に、横に 下にではなく 下にでは、なく ブラックホールの反対方向の、少年たちの衛星の その、遠い方へと 物理法則に、反する方へと ただ、ひたすらに 蝿のように、ぶうんぶうんと 落ちない蝿の、羽のように 真っ直ぐではなく、回転するように 傷痕と、干渉を振り切るようにして 落下する、落下する、下ではなく、横に 下ではなく、上に 夏を過ぎて、冬が来る前に 遠くの方へ、叶う限り、遠い方向へ、その指向へ 惑星の愛に、叛くように 色褪せた1000年を、捨て去ってしまって 唾を、垂直に、吐く それはもちろん、上に向かって 上に、前に、遠くに 落下する、落下する、 落下する のでは、なく 加速する中で 目を瞑ると、撫でられる 毛穴が、開く ぶわりと、全ての始まりのように 犬のセックスを真似るのはやめなさい 猫のだって、ダメです ハッシュタグ、虫が見ているから 嘘、撫でて



自由飛行 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 1270.6
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-08-31
コメント日時 2023-09-12
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/04/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1270.6
2024/04/29 05時08分59秒現在
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    作品に書かれた推薦文

自由飛行 コメントセクション

コメント数(9)
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-09-01)

おはようございます。 その、九月しょっぱなですよ。これだけ気張った作品、えてして、けったいな作品(褒めている) 作品を書いて、投稿して下さってありがとうございます。 そうして、やはり1000年なんだな、と思いました。 僕も拙作の中で2000年から3000年、みたいに、その時間、ですね 時間の把握として1000年持ってきた。 まあまあ、1000年経ったらば、じっさい、1000年経ったらば その現実起きていることは、関係ねぇーー!!ってタッチでしょう、と。 その長い詩なので、通読は二回したのですけれど、タッチ、ムード、だから 印象批評ですね、印象批評として 「死ぬしかねぇー!」みたいな、タナトス?を感じたかな。 そりゃ滅入るよ、と。 その、最近、ニルヴァーナを聞いたんですよ。アメリカのロックバンド。 活動が、1980年代後半なんですね。 そうして、要はその音楽っていうのが、音楽マナーを無視したアマチュアイズムなのだけれど 録音として、高音質に録られている。 で、実際に表現されていることって「死ぬしかねぇー」みたいな メンタルの表出でしかなくて。 これって結構、厳しいことだと思うんですよ。 そうして、私の先輩が言っていたのがアメリカで起こったことってのは 何年かして日本でも起こるから、みたいな予言なんですね。 その、価値観が多様化する中で、そういうニルヴァーナしている、 「死ぬしかねー」している。うん、朝から何回も書く事じゃない。 こういった作品を 思うと、やっぱり、ユース・カルチャーに興味を抱いてしまう。 まあ、今2023年なんですよね。 で、やっぱり書いてあることはネガティブなのだけれども その終わりのブリッジにかけて、どこかポジティブへ昇華しようとするのは 詩の呪い、とか、魔法だな、と思いました。

0
よんじゅう
よんじゅう
作品へ
(2023-09-01)

言葉を失うことは罪ではないような気がしました。この作品を認める認めないとかそういう線引きで語るのではなくとんでもない自由で良い意味できらいっす。作者が鼻くそほじりながら書いていたらとおもうとぞぞぞでございます。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-09-02)

1000年ね。

0
橙色
橙色
田中恭平 newさんへ
(2023-09-11)

「1000年」なんですよね、やっぱり。100年は前の100年が実は文明開花を済ませてるくらいには近いせいで意外とリアリティがあって、10000年はあまりに長すぎて人類が残ってるかという保証すらないから、詩の中でトリップできる最適な時間単位が1000年なんだと思います。 「死ぬしかねー」については私はテーマや方向性を決めないで書こうとするとどうしても希死念慮や過去への恨み節というか、田中さん風にいうなら「死ぬしかねー」「許せねー」「でも死にたくねー」の思考に寄ってしまうところがあって、それがそのまま表出した感じなのかな、と思います。 私たちの世代に限らず若者のカルチャーはわりかし死とかネガティブとかムカつきとかの方向性に向かう性質を持ってるんじゃないかなーと勝手に思っていて、たとえば私はamazarashiっていうグループが好きなんですが、結構暗い歌詞で、「死ぬしかねーじゃん」「でも死にたくねーよ(死ぬわけにはいかねーよ)」「だから歌う」みたいなドン底から上の方に向けて叫ぶようなロジックで構成された歌が多く、そしてそういう暗い叫ぶような歌に私の同世代のファンがたくさんいる。それから、一時期(あるいは未だに)爆流行りしていた(る)「可愛くてごめん」なんかも、あれは相当煽りめいた歌詞ですが、根底にムカつきとか、「可愛くてごめんって笑いながら世間に中指を立てるか押しつぶされて死ぬしかねー」みたいなギリギリの二者択一があるように聞こえます。あとあとボカロ曲、あれもやはりマイナス思考的なものの上に立脚したうえで空元気で笑っていたり、沈み切ってしまったり、それでも、を少しチャラついた言い方で、真剣に歌っていたりする。やっぱり「死ぬしかねー」だし、でも「死ぬしかねーけど」でもある。多分そういう若者の「死ぬかねー、けど」みたいなのはどの世代の若者にもあったと思いますし、私もそういう若者たちの一人としてやっぱり「死ぬしかねー」が顔を出し、そしてそのうえで希望(ポジティブ)の方への上昇を望んでしまうものなんでしょうね。雑文ですが、これはそういうアレコレが表れたそんな感じの作品なのかなと(自分ごとなのに他人事めいた言い方ですが)思います。

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橙色
橙色
よんじゅうさんへ
(2023-09-11)

いい意味で嫌い。ありますよね。私も昔太宰治がいい意味で嫌いでしたし、現代アートと美大生に愛憎入り混じるいいしれない気持ちを抱いてます。この文章が鼻くそをほじりながら書かれたか、耳くそをほじりながら書かれたかは想像にお任せしますね。

0
橙色
橙色
田中宏輔さんへ
(2023-09-11)

そ、1000年

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あたらちいちへい
あたらちいちへい
作品へ
(2023-09-12)

読んで虜になります。1000年後にも橙色さんの作品を読みたいです。

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黒髪
橙色さんへ
(2023-09-12)

孤独ですよね。1000年は、僕にはもうそれくらい経ってしまったような気がしていますが、本当には よくわかりません。過ぎやすい時間と過ぎにくい時間があります。どちらが幸せなのでしょうか。 この詩を読んで、ポール・オースターの『ムーン・パレス』を思い出しました。あの小説 では、親しい他者が見つかります。僕は、ずっと性格がお花畑なので、この箇所が気に入りました。 >馬鹿、ポンコツ、お前なんか >お前なんか、神様になっちまう 三上寛が歌ったのは、「この次生まれりゃ、神様だ」。 https://www.youtube.com/watch?v=sK159srr-TY

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天才詩人2
天才詩人2
作品へ
(2023-09-21)

途中で飛ばした!長い!ハンターハンターの次持つくらい長い。タナカアツスケさんぐらい長い。でもセンスいいと思う。短いほうがよさそう?

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