ブス - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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ブス    

私はブスです ブスになるために私は私になりました ブスになりたくて私は私に憧れました 可愛いくいられる時間は本当に短くて 可愛くない時が実はほとんどで でもそんな自分も愛しいから ブスをずっと抱いています 私は私以外を選びませんでした 愛されなくても私は私です 抱き締められたいといつも内心思ってます 覚悟も何もありません ただ生きるためだけに私は私になりました 私以上に私を知ってる人はいません 私以上に誰も私になれません 私はブスです 今は少し可愛いくても そのうち全部ブスになります それでも愛されたいと思っています 私以外に愛されたいのです そんな私が嫌になる時もあります 私以外になりたくなるのも私です 世界中の私よ ブスになれ 世界中の私以外よ ブスを抱け 回る地球の半分はブスだから もう残りの半分はややブスで 世界はブスで溢れています ブスは愛の別名です 大人しく生きてます 仕事も普通にこなします 美味しいご飯も知ってます 無用な争いは好みません 大変な時は助け合います ブスはブスなりに幸せです ブスに不満はございません ブスはブスであること以外に 不満は全く無いのです 私は私になるためにブスになりました 私は私になりたくてブスに憧れました 私は私をずっと抱いています ブスは私の別名です 私は愛に満ちています 回る地球の半分は私です もう残りの半分は私みたいなもの どちらもブスに変わりはなく 私は地球より 私一個分だけ大きい存在なのです



ブス ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 36
P V 数 : 1629.6
お気に入り数: 1
投票数   : 13
ポイント数 : 0

作成日時 2023-05-01
コメント日時 2023-06-11
#現代詩 #縦書き #受賞作
項目全期間(2024/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1629.6
2024/04/19 22時21分46秒現在
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ブス コメントセクション

コメント数(36)
紅茶猫
作品へ
(2023-05-01)

自己肯定感にあふれていて、ブスの連呼が良いリズムになっていると思いました。 >回る地球の半分はブスだから >もう残りの半分はややブスで >世界はブスで溢れています >ブスは愛の別名です 例えば外部との接触を断っていたりすると、世間はTVの中の美形な人間で満ちていると思うこともあるかもしれません。ひとたび街に出れば何となく安心するようなあの感覚ですね。 案外美形の方だからこういう詩を書こうと思うのかもしれません。

0
三浦果実
作品へ
(2023-05-01)

思わず、推薦文を書いてしまいました。

0
尾崎ちょこれーと
尾崎ちょこれーと
作品へ
(2023-05-01)

こ、これはすごいです。

0
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-05-01)

ネガティブな言葉をポジティブへ変換し愛唱する。詩です。

0
B-REVIEW
三浦果実さんへ
(2023-05-01)

いつもお世話になっております。運営の沙一です。 本作品に対し三浦さんからコメントで1票入れられていることを運営で確認しました。しかし、コメントの内容が推薦文を書いたという報告のみでは、1票を入れるに値する具体的な根拠を示されているとは到底認められません。 よって、本作品への評を改めてコメントしていただくか、あるいは今回の1票を無効にするか、どちらかをお選びください。

0
福まる
福まる
作品へ
(2023-05-01)

(私は私になるためにブスになりました)この言葉を目の当たりにして俺、俺にもなれてないやと痛感させられました。

0
B-REVIEW
尾崎ちょこれーとさんへ
(2023-05-01)

いつもお世話になっております。運営の沙一です。 「すごい」と感銘を受けたことを率直に伝えたくなる気持ちもわかりますが、作品に対し1票入れておられるのですから、どこがどう「すごい」のか具体的に評していただかないと、投票に値する根拠が不明です。 本作品への評を改めてコメントしていただくか、あるいは今回の1票を無効にするか、どちらかをお選びください。

0
三浦果実
B-REVIEWさんへ
(2023-05-01)

すみません、失礼しました。推薦文が私のコメントのすべてですので一票は無効でお願いします。勢いで一票押してしまいすみません!以後気をつけます。

0
いすき
作品へ
(2023-05-01)

推薦文から来たけど、すごい、、、 ブスになれ ブスを抱け ブスは愛の別名です ブスは私の別名です ↑平成時代は「おブスでいいのよ」とかいう言い方をする自称セラピー能力高い系の物申す型ウザ型混成寄り添い構成のネットリした中年が多く、高湿度環境につき火薬が湿って嫌だった。この作品を書かれた方はご自分を地球本体と比較されており、宇宙。

0
尾崎ちょこれーと
尾崎ちょこれーと
B-REVIEWさんへ
(2023-05-01)

すいません。きちんと理由を書かなくて。 ブスブスブスの連発で、それしかもう考えられなくなる、麻痺させられるところにこの作品の魅力があり、更に、それは、作者の計算であり、煙に巻く感じが最高です。 私にはほんと、すごいの一言しか出てこなくて申し訳なかったです。中身について、うまく、ほりさげられず残念なブスとして、このブスをわたしは絶賛したいです。 ブスはブスであること以外に不満は全くない。と言い切るところ、 そして、最後の一文も最高です。

0
B-REVIEW
三浦果実さんへ
(2023-05-01)

承知いたしました。では1票を無効として集計いたします。 今後はくれぐれも気をつけていただきますよう、よろしくお願いいたします。

0
B-REVIEW
尾崎ちょこれーとさんへ
(2023-05-01)

作品への評を書いていただきありがとうございます。 今後もB-REVIEWのコメント欄は合評のための場であることを念頭に置いてコメントしていただきますよう、よろしくお願いいたします。

1
紅茶猫
作品へ
(2023-05-01)

ブスという言葉は醜男、醜女両方の意味を含むらしいですね。 面と向かって言うことはあまり無さそうなので一年分くらいブスブスブスと書いたのでは無いでしょうか。

0
妻咲邦香
B-REVIEWさんへ
(2023-05-02)

ビーレビ開いたら運営からの通知がズラッとあって、ああやっちまったか、あんな程度でアウトかよ、カード発行かなと思ったら違ってた。 今イベントラッシュで忙しいんだからコメントの返事どうしよっか、参ったなあと思ったけどせっかく盛り上がってるので書く。 運営様、お仕事ご苦労様です。いつも細やかな気遣いありがとうございます。

0
妻咲邦香
紅茶猫さんへ
(2023-05-02)

あ、よくわかりましたね、私、大変な美形なんです。ニュージーンズなんか目じゃないっすよ。紅白狙いますよ。Vaundyと共演しますよ。 ちなみにブスの数をさっきざっと計算してみたのですが、一年分もなかったです。大体5ヶ月と10日分くらいでしたね。

0
妻咲邦香
三浦果実さんへ
(2023-05-02)

先日のスペースで実は三浦さんが大滝詠一マニアだと耳にして、もしそれが本当だとしたら腑に落ちる点がややあって、もう気づいてるかもしれませんが実は私もそうなのでした。ただ私は大滝詠一氏から数多くの影響を受けていますが、考え方、スタンスとしてはどちらかというと山下達郎氏の方に近い。だけど三浦さんが大滝詠一だというのはすごく納得がいく。 高校の時はいっぱい買い集めたんだけど全部売っちゃったなあ。もったいないことしたなあ。

0
妻咲邦香
尾崎ちょこれーとさんへ
(2023-05-02)

本来そもそも感想って、すごい、の一言であるべきものなんだけど、さすがにこの空間ではそういうわけにはいかないんでしょうね。でもその建前を成立させる必要条件の壁を押し倒せたという事実は素直に嬉しい。とりあえずは余計なことを言わせなかった、私はそっちの方を誇りたい。だからルール違反かもしれないけど気にしないでいい。一個の読み手のあるべき姿を見せてくれてありがとうです。

1
妻咲邦香
田中恭平 newさんへ
(2023-05-02)

私の詩は歌なので、出来る限り最大音量でスピーカーから声に出して読んでください。街中に流してください。勝たせてください。最後のお願いです。この国を変えてみせます。

1
田中恭平 new
田中恭平 new
妻咲邦香さんへ
(2023-05-02)

いや、私は初読で一票入れましたけれど、、、アンセムなのですね。アンセム。国歌的なね。 定義、これ、批評ですからね。皆さん、これはアンセムらしいですよ。 わかりました、私に知事レベルのパワーが無くてすみません。小さな事務所の職員に過ぎませんで。

1
妻咲邦香
福まるさんへ
(2023-05-02)

大丈夫です。私も私になれてないですから。私未満な状態です。誰もがそう。女の子は恋すると半分未満になるんです。ということは福まるさんは恋してますね? いや酔っ払ってないですよ。

0
妻咲邦香
いすきさんへ
(2023-05-02)

まさにその通り。元セラピストの私に言わせれば、痛くなったらすぐセデスなんですよね。水に溶けて胃に優しいんです。平成の恋は平成らしく、今のままの君でいて、負けないでもう少し最後まで走り抜けて。私は昭和生まれなのでジュディ・オングでエーゲ海の窓を開け命の目眩の中で時間よ止まれなんです。

0
如月
作品へ
(2023-05-02)

自分がブスである事に執着しているように感じました。それを自己肯定感と言うのかもしれませんが。

0
エイクピア
作品へ
(2023-05-03)

性格ブスなのか、顔がブスなのか、全部含まれているような。またすでにブスなのか、憧れてこれからブスに成ろうとして居るのか、それも両方含まれているような。「世界中の私」と言うフレーズも出て来ます。世界はブスで溢れているのか。地球をも征服せんとするかのような勢いがこの詩の特徴なのでしょう。或いは共存を望んで居るのか、何れにしてもこの勢いの淵源は「ブス」パワーに負って居る事だけは確かでしょうね。

0
いすき
妻咲邦香さんへ
(2023-05-03)

すみません一点だけ、まず妻咲さんが元セラピストということで私のコメント、大変失礼しました。私が一番お伝えしたかったことは、なんというか、コスモが大切、この作品にはそれがあるということです。

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妻咲邦香
如月さんへ
(2023-05-03)

どんな人も自分自身にはどうしても執着してしまうものです。意識するしないに関わらず、ブスであるかどうかは二の次で、たとえ美人であっても執着するし、美人をブスだと言い換えて執着するのでしょう。知らんけど。

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妻咲邦香
エイクピアさんへ
(2023-05-03)

世界はブスで溢れているのです。不細工ではありません。ブスです。不細工な人間は一人もいません。ブスな人間は全員です。性格から身長、生い立ち、収入、生活環境、推しの名前に至るまで。既にブスで地球は征服されているのです。なのでブスは太陽の周りをぐるぐる公転して回っているのです。ちゃんと円谷プロに許可を貰っています。

0
飴川論理
作品へ
(2023-05-04)

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飴川論理
作品へ
(2023-05-04)

すみません。コメントの入力をする前に誤タップで投票だけしてしまいました。どうか無効にしないでください。世の若い人たちが必ず持っている不安をぶった斬るような言葉がずらずらと並んでいて、衝撃を受けました。私もここまで素直に書けるようになりたいと思います。

0
たわし
作品へ
(2023-05-04)

こんにちは。 ブスが連呼されるので自己肯定感が高そうに見えるけど、実は自棄で本当は悲しい詩なんじゃないかと思いました。

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紅茶猫
作品へ
(2023-05-04)

再度のコメントすみません。 最初一読した時は、今では放送禁止用語になっているだろうP語の連呼に血圧が上昇してしまって冷静なコメントが出来ていなかったと思うので。 勝手に自己肯定感という言葉でまとめましたが、果たしてそうでしょうか。 詩なので無理に辻褄を合わせる必要もないと思いますが、「ブス」を自分の方に寄せてみたり突き放したり「愛」といってもどこか胡散臭い軽さが目につきます。 そう考えるとただ単にこの面と向かって人には言えない公共の場ではほとんどNGとなりつつある言葉の連呼がしたかっただけなのかもしれない。そんな意地の悪い見方も出来てしまうと思います。 最後の「私」の自我が肥大するあまり地球を飲み込まんとする辺りは大変痛快で面白かったです。 詩人あるあるの自己耽溺、自己陶酔、自己埋没のアンチテーゼとして夜空に燦然と光輝いているかもしれません。

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妻咲邦香
飴川論理さんへ
(2023-05-04)

無効にはしませんよ。させてたまるかってんですよ。奥の手を使ってでも。代わりに無香料にさせてみせます。 不安はぶった切るのが一番なんですよ。そんで鍋にぶち込んで最後はご飯を入れておじやで締めるのが最高なんです。昔は四谷三丁目に2500円で食べ放題のお店があったのですが。

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妻咲邦香
たわしさんへ
(2023-05-04)

あ、そうです、よくわかりましたね。本当は悲しい詩なんですよ。 「本当は嬉しい詩なんじゃないですか?」 そうですそうです、本当は嬉しい詩なんです。 「本当は虚しい詩なんじゃないですか?」 あ、そうなんですよ〜、さすがわかってらっしゃる。本当は虚しいんです。 「本当は楽しい・・・」 楽しいです楽しいです、楽しいに決まってんじゃないですか。

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妻咲邦香
いすきさんへ
(2023-05-04)

そうなんです、コスモ石油は大事なんですよ。でも残念ながら私はENEOS派なので、カードも持ってますし。これではセラピスト失格ですね。しょうがないのでネイルアーティストになります。

1
妻咲邦香
紅茶猫さんへ
(2023-05-04)

低血圧に悩んでる方が読むのにちょうどいい詩となっております。これで目覚めもすっきり、遅刻知らずの通勤快足。 ちなみに真面目にレスすると、この詩を特徴付けているのは自己肯定感であり、自己肯定そのものではない、あくまで自己肯定「感」なのです。つまりこの詩の中で言われている「ブス」とは、所謂世間一般で言うところの「ブス」ではない。何か別のものを指して「ブス」と呼んでいるに過ぎないのです。それが意図したものか、それとも単なる勘違いなのかはわからないが、その証拠にこの詩の主人公は「ブス」について具体的な表現を一切していない。ブスの定義や実態、分析などについて何一つ語っていないのです。なので主人公はブスである今の状態を肯定しているのではありません。何だかよくわからない「ブス」と勝手に呼んでいるものを肯定しているだけ、とも言えるのです。

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エイクピア
作品へ
(2023-06-10)

性格ブスの事を言っているのかもしれませんが、それだけでないようです。「世界中の私」ですね、私と言う現象。ちょっと言い方は分かり辛いかもしれませんが、手の届かない私と言うのか、「私」が私から離れて、「世界」に拡散して居る。私になると言う目的意識。ブス原理主義と言うのとは違うのかもしれませんが、ブスを貫くために、最終連など、地球まで出て来て、大胆な宣言ですね。物理的にはあり得ない、自分の方が大きい宣言。ブス妄想の合理性と言うのか、言って居る内容は合理的ではないのかもしれませんが、軽やかにブス的な現象を論(あげつら)っている詩作態度は好ましいのかもしれません。

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妻咲邦香
エイクピアさんへ
(2023-06-11)

言ってみれば供養ですよね。本当の供養は笑ってあっかんべすることなんです。もしくはその逆で、心を置き去りにして形だけでする行為を供養と呼ぶのかもしれません。自分がブスだと思った途端に何かとてつもなく大きな自由を与えられたような、そんな気になりませんか? 歯ぐきから血が出ませんか?、と思って。

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