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片目のだるま
そんな顔して ゆらゆらゆれて じっとこっちを睨まないでよ ちゃんと勉強してるから まあ、彼なりの愛情表現なんだ 私も ぐらぐら不安定なしかめ面 睨めっこして、 私がふふっと漏らす だってそんな顔して 体はずんぐりまあるいんだから でも のっそり まあるいおかげで だるまは絶対転ばない ねえ、だるま 私はどんな大人になりたいのかな
片目のだるま ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1326.7
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2021-11-24
コメント日時 2021-12-01
項目 | 全期間(2024/12/15現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
即興で返詩を短歌で。 睨みつく 片目だるまと にらめっこ 不転不倒な 勉学の夜
1素敵な返詩をありがとうございます
0達磨は禅の始祖とされた、髭を生やした強面の方のようですが、ひらがなのだるまさんは片目を見開いて対峙し見守るイメージのように感じられます。だるまさんころんだのように再起を果たす理想のおとな像を思います。 問いと答えを揺れながら未来へ向かう気持ちが語りにも表れているように感じました。
1コメントありがとうございます。 だるまさん(ひらがなのニュアンスを汲み取って頂いて嬉しいです)を机に置いていたら親しみが生まれてきて、受験勉強の合間にふと書き留めた詩でした。悩み多い時期と自覚していますが、片目のだるまさんにもう一つ目を書き込めるよう努力したいと思います
1だるまは揺れて揺れて、片目だけで必死に未来を見ようとしているけど、もう片方の目は自分じゃ書けないんだね。でも、ずっしり重いんだな。
1私の詩を優しく受けとめてくれるようなコメント、ありがとうございます。と同時に、書いてある以上のことは伝わってこないという示唆なのかな?とも考えました。読みやすさを意識しすぎたかなと感じています。
1だるまが睨みをきかせているのを感じとると、わかっちゃいるけどなんとなく圧を感じますね。一挙手一投足まで、果ては気持ちのありようまで見られているような気がしてきて、「そんなに見てんなよ」とちょっと言いたくなってしまう。で、「そんなに見てんなよ」っていうのは、がんばってはいるけど、ほんの微かに隙があったことを認めることでもあったりして。そういう見えにくい心の動きが表れていると思います。 ところで、この語り手は、願いを叶えようとがんばっているんだけど、そこには自分の目標を達成しようというのと、親の期待に応えたいという気持ちもあるように感じます。鎮座して睨みをきかせて見守るだるまってお父さんぽいところもあるし。 だからがんばっているんだけど、これで本当にいいのかな?という迷いもどこかにある。期待はわかるし応えたくもある。でも他に向かいたい先はあるんじゃないか。とはいえ期待を裏切るのもしたくないし、心配もできればさせたくない、みたいな。 短く整った行分け構成のなかに、だるまと向き合う私を通して、親と子の表にださない複雑な感情の機微が読み取れる温かみのある作品です。
1丁寧に読んでくださりありがとうございます。いろいろと感情を見抜かれていて、にやにやしてしまいました。 どんなに睨みをきかせていても、やっぱりだるまはまあるくて温かいんです。強面の人ほど実は優しいパターン。
1ありがとうございます!
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