トーマス・バッハ会長 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

桃太郎の神殿

幻想的な具体、具体的な幻想

時刻、刻々、刻むということは生きるということである。生きる、生まれる、死を予感する全ての事象が望む新たな幻想、書かれるべき詩、読まれるべき詩がここにある。

狂詩人

優しい人が好き

淡くうかびあがる差異のせつなさ

自分にとって「優しい人」と他者にとって「優しい人」は同じ「優しい人」だろうか。同じ言葉を使っていながら思いうかべるものは同じだといえるだろうか——

沙一

死ね、ニュートン

こいつはいい

こいつはいいよ。文体とイメージは翻訳ランボーの剽窃だが詩の勢いはホンモノ。

豆大福の日

ひとつ私に くださいな。

仮に、お伽噺のような平和があるとしても 敵は、存在するする。人には 雉、猿、そして犬のようなタイプの人のように個性が色々であっても、共通する敵が いる。敵に勝つために、もっとも大事なことは、共通する喜びに きがつくこと

真清水るる

ひらいて、とがって

ひらひらとひらかれひかれて

ひざこぞう、に出逢ってください。そして手をのばして作品の言葉にためすすがめつ、触れてほしい。

帆場 蔵人@⚰

薬売り

胡散臭さがたまらない

怪しいものや不思議なものが好きな方におすすめしたい、世にも奇妙な掌編——

沙一

書かざる言わざる、雄弁に水銀を

黙って笑ってろ、沈黙は金

これを見ているあなた、恥ずかしくはないんですか? 答えられないのですか。 なんでですか。 理由があるという訳でもないのですか? ああ、そうか。 全部、冗談だというのですね。

鳴海幸子

夏は夜。月のころはさらなり

田舎の夜道は暗くとも、恋は華やかで明るい——

沙一

あなたとどんぐりとハナミズ……

悪意のないホローポイント弾

ここには○○の残酷さが描かれている。 ○○が何なのかは、読めばわかる… …かもしれないし、わからないかもしれない。 感じ方は「人それぞれ」だから。

R

祖父の痕跡

黙想を貫いた彼が最後にみたものは…

祖父の遺物が並んだ「私」だけの世界… 彼の深層に踏み込むべく「私」は宝物箱に触れてしまうのか…祖父とは一体何なのか…

つつみ

直列つなぎ-うんこ!!(……

青春の現代詩

青春はいつも、エロくて汗臭い。そして切ないけど優しいところもあり、美しい瞬間もあるけど、昆虫たちも僕らも命を捨てて夫婦になることを受け入れる。それが生きるということだから。個人的には、僕は飯田華子さんの紙芝居を観に行きたい。

蛾兆ボルカ

ちがう星

ピッチャーとキャッチャーみたいだね

それから時々 おなじ星

三浦果実

いつまでもあいさつをしてゆ……

伝説の流行語はここから始まった

「かきかきたぶんしない」は伝説になった。わからない人には永遠にミューズは来ない。

三浦果実

粘土

こんにゃろっというやり場のない怒れる者よ

ほの暗い系男子がたどり着いた極北のモノローグがきみにはわかるまい

三浦果実

菊の花

2020年10月の裏番長/裏大賞

これの良さがわかるまで詩を書くんじゃない

三浦果実

死んだベテルギウス

地球は退屈な諦念に埋め尽くされてる

重力に支配された地球人にはわかるまい

三浦果実

風吹き抜ける青

残酷なロマンティズムがきみにはわかるまい

そのまま生き地獄で野垂れ死にするといいという孤高の美

三浦果実

ぢんせぃ

その喪失感は夢かうつつか

ネットとリアルがボーダーレスな、デジタルネイティブ世代の感性──

沙一

潮風

潮の香りにのまれるように

不思議な気配が手招きをしている

帆場 蔵人@⚰

空の下

大自然という舞台への出奔

二人が走り出す。広大な大自然という舞台へ。

羽田恭

明るい朝の歌

明るい朝のうらには、暗い夜があった

外をみつめることが、内をみつめることにつながっている──

沙一

震え 揺れ 回る

一気に詩情が注ぎ込まれていく。 それが 震え 揺れ 回る。 詩を詠み終えても、止まらない。

羽田恭

生きるためにパイを焼く

どうしようもなく生きていくということ

ただパイを焼く。それだけなのだけれど、衒いも奇抜さもなく心にぶつかってきて揺さぶられる。

帆場 蔵人@⚰

別れ

靴の哀しみ

歩くための存在でありながら、誰かが履いてくれないと歩き出せない存在が、絶望して待機してる

蛾兆ボルカ

パパの日曜日

しがない日常に飽きてしまったすべての人へ

ごく平凡な日曜日のパパが、壮大で絢爛豪華な世界へ旅立つ——

沙一

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トーマス・バッハ会長    

どこから来たのかも わからないし この先どこへ行くのかも わからないけど 生け捕りされたマッコウクジラの様に 空の上に ちょっとあがってみる 家のソファーで 子猫を抱いて 憎悪のつまった テレビをみる 夏の雨が 湯だった鍋の底みたいに オリンピックをうつす 世界を 置いてきぼりにする 方法を考えてみよっか トーマス・バッハ会長の 気色ばんだ目が メガネの底で 笑う 彼は 100メートルを みていた その距離に 完璧な静けさと 暴力を与え 現出させた 非立体からユークリッドの互除法による 膜状の被写体は 非実在的な空隙を 両義的なイデアで支配し… 思うに 物語の構造分析は とても危険だ 何故なら なでしこジャパンの 同点ゴールは 右足で弾かれた岩渕真奈の 運ばれていく 垂直のトランジットであり 或いは あたしではない 誰かを探すための 社会実験なのであり 故にぼくらの聖域は 始まりも 終わりも ともなわない物語へとかわり 生成された1群の運動体を オリンピックと名付け その名付け親を仮に トーマス・バッハと呼んだ


作成日時 2021-07-22
コメント日時 2021-07-22
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トーマス・バッハ会長 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 343.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0
#現代詩
項目全期間(2021/07/26現在)
叙情性0
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント0
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:343.3
2021/07/26 07時50分26秒現在
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    作品に書かれた推薦文

トーマス・バッハ会長 コメントセクション

コメント数(5)
村田麻衣子
作品へ
(2021-07-22)

すごくいいと思いました。 知とのバランス感覚が絶妙で、こんなふうに書けたらいいなあといつも憧れます。あんまりそう思うことってなくていつもちょっと読んだりするのも絵も写真も映画も、作られたもの対してちょっとだけ疑っちゃうですけれど全投入して読んでいいな思える。 信頼してしまう書き手です。これからも応援しています。

1
尾田 和彦
作品へ
(2021-07-22)

村田さん。表現するってことは(詩は表現ではないって主張もありますが)どうしても自己言及的な部分があり。ポエムは自画像を晒すような要素もある。『現代詩』という概念で考えていくなら、その自画像を、もっとメタ認知的に取り扱い。あるいは映画監督のようにカメラで状況を含めた自画像を、創作的なストーリーの中で語ってゆくとか。伝え方の工夫、ということが成されている筈で。それが結局。嘘っぽくなっていく、というジレンマも抱えつつ進んでいくわけだと思うんですが。まあ、これだけネットの中に自画像たちが横溢すると、作品を書くこと自体に躊躇が生まれるか、自分の内側を研ぎ澄ませる時間の方が、どうしても長くなってしまうわけで…。ぼくも村田さんの作品、創作活動にはいつも注意しています。こちらの油断を、ついてきますからねえ。(笑)

2
TO-Y
作品へ
(2021-07-22)

いいですね。 着眼点も構築も好きです。 特に、 >何故なら の連のスピード感、すごく好きです。 知らなくても風景が浮かびます。 ただ、もっともっと長く読んでいたくなりました。

1
てんま鱗子
てんま鱗子
作品へ
(2021-07-22)

バブリシャスガム、の長いレシートのやうな物を私は噛みて、 目をるぶり、瞑り、死の最強(こどく)を手に覚えている。 人もおる。 「額」が無く、と「無題」の心細い、この姿。 意地悪をしたかような、僕は、あなたのうたで うわわわと、泣きましたよ。 三ちょちょの、トス。憎しくないんですよ。薄暗い世界も。

1
尾田 和彦
作品へ
(2021-07-22)

◆TO-Yさん。ポエジーていうのは、そうそう簡単に掴まえることのできない現象だと思うんです。だから、詩を書いたり、読んだりする時間は、貴重なものだと思うんです。それは、本来、自分が得たものでも、誰か他のひとが書いたものでも、本来、構わない筈のものだと思うのです。若い頃は、街を歩いていても、詩的なものがどこかにないか、ずっと探していた気がします。詩は苦痛を、和らげてくれるんですね。痛みを持って読まないと、見えてこない筈のものだと思うんです。 ◆てんま鱗子さん。詩を書いている時だけ、現実の痛みや不安から、自分を遠ざけていてくれる、そう思っていた時期が、ぼくにはありました。中年の域に入っても、そうした心持は何一つ変わりませんが。苦痛や不安から、逃れ得る術はいろいろ身についたような気がします。だけど、根本的なカルマのような歯車から、どうも人間は逃れることはできないようです。 「死」や「孤独」、「憎しみ」「絶望」といったものも、どうやらポエジーの源泉ではないかと思うんです。だからぼくは鱗子さんのような感覚も、大事にするべきものだと思います。どだい、全てを明るみに引きずり出すことは不可能だし、またそうするべきものでも、ないと思うからです。

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