先端覆す。 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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だれのせいですか

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先端覆す。    

細胞が細胞を脱がせるようにして 考えも新しいものに移し替えられ いつのまにか 覆すために覆す どうして 古いものは捨て 先端からはじめていくのか 連なる思考を放って 見えてくる いま ここ 来たことのあるような場所に着いて こころ奪われていたこと忘れているのに それでも どうして また 立ち止まっているのだろう 向かい合ううち 消去され 書き留めるうち 見逃して 書き慣れたことば 慣れるものほど逃げ回り 向かい合おうとしたもの 累々、 踏みつけて 歩かされていた 記憶 転がし その後ろからついていく 目抜き通りで 海岸線で 確かに立ち止まっていた はじめて見たわけではない


先端覆す。 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 985.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-07-27
コメント日時 2017-08-11
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:985.6
2024/03/29 00時18分29秒現在
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    作品に書かれた推薦文

先端覆す。 コメントセクション

コメント数(11)
水星
(2017-07-27)

はじめまして、水星です。 よろしくお願いいたします。

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百均
(2017-07-27)

なかなか、一概にレスが出来ない作品かなぁと思いました。 単純に、目抜き通りみたいに人があふれているところや、海岸線みたいに人が全くいないところで自分の実存を問うて、「俺、今なにしてんだろうか」みたいな風にとらえていいのか。それとも、日常そのものみたいな物の移りゆく連続性そのものの無意味さ、と、それでも、その続いていくさなかで残りゆく感情の剥奪された情報としての記憶の残滓みたいな物で揺れ動く自分みたいなところのほうがより重大なのか。 >細胞が細胞を脱がせるようにして >考えも新しいものに移し替えられ >いつのまにか >覆すために覆す どうして >古いものは捨て >先端からはじめていくのか 細胞を脱がす→考えを移し替える→覆すために覆す→古いものを捨てる→そして先端からはじめていく→そして先端を覆す。 という円環が最初に提示されていて、この流転していく感じはなかなか他の言葉じゃ言い換えられない強度みたいな物があると思います。(僕もこうして→でしか表現できなかったみたいに) 僕は人生の諦めとか、虚無みたいな物を感じる作品が好きっていうか、そういうものがまず物事の根底にあるべきだと思っている節があるので、そういう所でシンパシーを感じました。個人的には、最初の細胞のたとえ話の6行のインパクト、最後の >目抜き通りで >海岸線で >確かに立ち止まっていた >はじめて見たわけではない ここがすごく良かった。真ん中は、頭と最後よりも説明的である意味密度がないところが正直に言うとちょっとつまらなかったかもしれない。必要なパートであると思います。ですが、結論がある意味ない分、余韻の感じられる作品でした。

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水星
(2017-07-28)

hyakkinnさん 部分ごとに細やかにコメント下さり、ありがとうございます。 円環/既視感は、気付いたらそのようになっていた、状況が現実の域でも多くある気がします。説明しきれないから戻る、という感覚がある気もします。 シンパシーを感じて下さるからこその物足りなさがあるのかもしれません…共感して下さる読み手に届けるには特に、全体の密度は大切ですね。これからに生かしたいと思います。

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水星
(2017-07-28)

花緒さん よろしくお願いいたします。 見たことのあるような題材を書くのは賭けのようなものでもありますが、雑味がなく(もしくは、納得出来るほどにある)届けることの難しさを感じました。 率直なコメントをいただく中でも、花緒さんも好まれるというループ詩としてご紹介いただけて嬉しかったです。 ありがとうございました!

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まりも
(2017-07-30)

題名のインパクトと、最初の一連の驚きが、とても魅力的な作品だと思いました。 先端を尖らせながらぐいぐいと思索に食い込んでいくようなイメージの一連に対して、 〈来たことのあるような場所に着いて〉急に現実世界に着地するような印象がありますね。 〈目抜き通りで/海岸線で〉このフレーズと、来たことあるような場所、とが、関連しているのか・・・。 感情の先端から、自分の過去の心情を探っていく、そんな作品と読みたい(作者の意図には反するかもしれませんが。)たとえば、恋人と初めて訪れた場所が、かつて子供時代に連れられて来た(かもしれない)記憶の場所であるような気がして・・・というシチュエーション。それも、過去の記憶の中に封印されていて、自分では掘り起こせないような記憶・・・そんなシチュエーションを想起しました。

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水星
(2017-08-06)

まりもさん コメントありがとうございます。 お返事が遅くなってしまい、すみませんでした。 過去の記憶の中に封印されていて、自分では掘り起こせないような記憶・・・ おっしゃるように、まさにその無意識について悩まされています。記憶とは悩ましい…ですね。 丁寧に汲んでくださり、ありがとうございました。

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kaz.
(2017-08-06)

これ、紙媒体に投稿された作品ではないか、と思うほどクオリティが高い。チャかシズムに掲載させてもらえないでしょうか。いや、ひょっとするともう既に紙に掲載されているのかもしれないけれども。というか、私自身ひょっとすると、どこかの朗読で聴いたことがあるかもしれません。「細胞が細胞を覆すようにして」という滑り出しといい、その後の緩急といい、終盤の海岸線のくだりといい、この詩の言葉通りに「はじめて見たわけではない」感じがする。詩はくだらないものだと谷川俊太郎は言っていたけれども、良い意味での既視感があり、この詩は純粋に面白いと感じられる。

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水星
(2017-08-06)

kaz.さん コメントをありがとうございます。既視感を面白いと感じていただけて良かったです。 掲載のお話とても光栄なのですが、紙媒体に詩の本文が掲載されていない場合でしたら二重投稿とはならないのでしょうか? 無知な質問をしていたら、申し訳ありません…。

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kaz.
(2017-08-06)

水星様 お返事ありがとうございます。紙媒体に詩の本文が掲載されていない場合は、このサイトとの投稿が重複しますが、わたしがAmazonKindleから出している電子詩誌チャかシズムは、著作者の了解が取れればこちらの掲示板から掲載させて頂けることになっています。これで答えになっていたでしょうか。何かご不明点がありましたら、私のメールアドレス waxing.and.wandingあっとhotmail.co.jp までお送りください。 kaz.拝

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竜野欠伸
(2017-08-06)

はじめまして。 活発な思索にも裏打ちされた作品に僕も感心してしまうひとりです。とても素朴な着想にも見えますが、ある種特別な詩形式とも考えられる普遍性が垣間見えるのだろうなぁとやはり感じます。数学的な用語で恐縮ですが、何らかの意味で部分と全体が相似の関係にある形状について、相似の関係が成立する系について、自己相似の関係があると呼ばれています。海岸線の長さやら人間の心も、そのような形状をしていることと、やはり思うのです。そこには、僕は、何らの美しさがあるだろうと思ったこともあります。素敵な詩作、本当にありがとうございます。

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水星
(2017-08-11)

竜野欠伸さん お返事が遅くなり、大変失礼いたしました。 お言葉、うれしく頂戴いたしました。 新しく目にするものも、その全体から、自身の記憶の中の部分的なものを知らず知らず引き出してしまうのかもしれません。 自己相似の関係、という概念があるのですね。面白いです、初めて知りました。 世界のいろいろな処に相似形があるのだとしたら、これからが楽しくなりそうです。素敵なコメントをありがとうございました!

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