鼓と 雨垂れのつづき - B-REVIEW
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鼓と 雨垂れのつづき    

喉の終わる空間は 実際に晴天だった 鳥類図鑑が一頁ずつめくられ ホイッスルが様々に甲高く鳴る。 ふくらむ胸のなかで 細かく往復するコルク球。 雲間のかなた 化繊の糸に吊られた 釣針が垂れてくる 本当にゆっくりと まっすぐに もぐらの鼻先へと触れる。 灌木と風の合図で集まってくる左腕が しかし 表そうと挑む仕草はさざ波だった。


鼓と 雨垂れのつづき ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 988.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-05-25
コメント日時 2017-06-11
項目全期間(2024/04/26現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:988.5
2024/04/26 07時35分48秒現在
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    作品に書かれた推薦文

鼓と 雨垂れのつづき コメントセクション

コメント数(11)
田中恭平
(2017-05-25)

短い詩編であるけれど、ここまで暗喩に凝った詩は好き嫌いがわかれそう。 もぐらの登場でひっかかりがありつつ、現代日本のゆるさを考えればアリか。 反対にこの短さだからいいのかも知れません。 反対に長いと辟易してしまいそうで。 最後の一行が前行とのつづきだけれど、一応意思表明として 感情が読み取れる。そこを救いとして数度読んだけれど、面白かったです。

0
みいとかろ
(2017-05-25)

田中さん 暗喩を、暗喩の表層のままに受け取らなければ、おそらくこの作品は駄作と読まれるだろうと思います。暗喩の意味するふかみへ手をつっこむのではなく、表現の表面を撫でてその凹凸や質感を、味わってもらえれば。 それゆえ、ご指摘頂いた通り、長すぎてはダメだと私も思います。手のひらに乗せることができ、頭からお尻まで一度に撫でられる程度の長さが最適かと思います。そうすれば、何度も撫でることができるから。 コメント嬉しく思います、ありがとうございます。

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朝顔
(2017-05-26)

これとても好きです。エロティックな雰囲気を感じるのは、私だけでしょうか? 何となく、西脇順三郎の世界を思い出すのですが。 >ふくらむ胸のなかで/細かく往復するコルク球。 >しかし 表そうと挑む仕草はさざ波だった。 この三行がとても好きです。いい詩をありがとうございます。

0
みいとかろ
(2017-05-26)

朝顔さん 最後の行は自分でも気に入っています。この詩は今年初めごろか、昨年末頃にかいたものなのですが、西脇順三郎、もしかしたらこの詩を書いたとき、ちょうど読んでいたかもしれません。 コメントありがとうございました。

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なかたつ
(2017-05-27)

 こう言ってはつまらないですが、この作品を一言でまとめるならば、雨後の動きを示したのだと捉えました。ただ、例えるならば、それがシュールレアリスムの絵画のようになっています。  冒頭、ミクロな空間で起こる晴天から、マクロな世界へと映像が切り替わります。スタート地点のカメラが喉の中にあって、口の外へと拡がる空間へと飛び立つように。そして、そこでは、「鳥類図鑑」の中から鳥が羽ばたいています。そして、映像は改めて身体の中へ、胸の中へと移り、おそらく今入ってきたのではなく、元から内包されていたコルク球が蠢いています。再び、映像は身体の外、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように、雲から釣針が垂れてきて、気づけばもぐらがいる地上へとたどり着きます。おそらく、これはしとしとと降り続けていた雨のことを指しているように思えますが、この表現方法が単純に面白かったです。そして、終には、地上を歩いているだろう人の左腕に視点がフォーカスされ、蠢く左腕を「さざ波」と表されているのでしょう。それはきっと、「雨垂れ」によって、地上が水で満たされており、その地上より高く、灌木より低くある人の左腕が地上の水の表面となっているから、左腕がさざ波に見えるのでしょう。(萩原朔太郎の作品にも、人ごみ、人のあたまだったかを波に喩える作品がありますね)  この作品の語り手は心情を語るのではなく、カメラとしての役割を徹底しています。意味を伝える作品ではなく、イメージを伝える作品として、純粋に楽しめました。特に釣針がもぐらの鼻先に落ちるところですね。

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みいとかろ
(2017-05-28)

なかたつさん コメントありがとうございます。僕のばあい、インプットするときもアウトプットするときも、映像を経由するのだとおもいます。音や匂いよりも、視覚です。作品も視覚的イメージに依ってるかなと思います。 もぐらのあたりは、人により+にも−にもなるようです。勉強になります コメントありがとうございました

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まりも
(2017-06-08)

冒頭は、天空の女神(エジプト神話に描かれているような)が空の東から西へ、大きく体をアーチ状に展開していて、その喉・・・の先の胸は青空、そんなイメージでした。 鳥類図鑑から、めくられるたびに飛び出して行く鳥たち、のようにホイッスルが鳥の声をなぞり・・・コルク球が上下しているイメージと、なぜかラムネ瓶のイメージが重なりました。 空から地上のもぐらへと連なる、一本の糸のイメージ・・・左腕がさざなみとなっている景に、なぜかワンピースの(誰でしたっけ)考古学者女性の、あのわらわらと腕が波立っていくイメージを重ねつつ・・・う~ん、これはシュールレアリスム絵画、のような面白さ、がある、けれども・・・壮大な空間も感じるけれども・・・ぶっ飛び過ぎ、ではないか?という(伝達性、という一点において)印象はぬぐえないですね・・・。

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みいとかろ
(2017-06-10)

まりもさん。 これまで自作について頂く感想では、「よくわからない」とか「つかみどころがない」というものが多くて、「イメージは面白いけれど、手渡されるものがない」という或る方から頂いた感想が、いまのところしっくりきています。 ビーレビでは、たぶん同じような意味で「ぶっ飛びすぎ」というふうに指摘を頂きます。みいとかろぶっとび問題です。 この作品については、ぶっとび加減がすごく好きだなあと自分では思っていて、変な言い方ですが、調和のとれたぶっとびだなぁ、と思っています。完璧ではありませんが。 ぶっとび問題、どう消化すべきか、かなーり重大な問いになりそうです。 コメントありがとうございましたっ。

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あおのみどり
(2017-06-10)

かろさんの詩は以前から読んでいますが、短詩が持ち味であると思います。今回の詩も、かろさんにしかかけない詩ですね。 暗喩等の理解を超えて、そのことがとても大切だと感じています。誰にでもかける詩ではないこと、それは意外に難しいことです。かろ流を極めてください。

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みいとかろ
(2017-06-10)

あおのみどりさん。 理解できるようには書かれていなかったり、理解することがナンセンスだったりする作品かもしれません。理解よりも好みに訴えるタイプ。好き嫌いに依存する作風。 わかってもらうための工夫を、どのくらいいれるべきか、その匙加減を学びたいなと頑張ってます。 コメントありがとうございますっ!

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5or6.(ゴロ)
(2017-06-11)

この、意味のない、というスタイルを貫くのか飽きるのかその先を目指すのか、で作者が意味あるものになります。 もぐらの鼻先、可愛い。 そんなイメージが残りました。もぐらの鼻先、なんか湿ってそう。触りたい。次回もなんか可愛いイメージを一つお願いします。

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