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君を生き返す   

作成日時 2019-05-16
コメント日時 2019-05-18

 大きな磁石が星転するので、自作の発電機が役に立つ。無人島に持ってきた。  島に先住している熊に通電すると呼吸を始めると理解ってから、ホームシックの夜の三題噺の相手にして……。宇宙飛行機は碇に繋いで、地球からエレベーターが来るのを待って  君が見えるようになった  にじり寄る海のケラマブルーを濾過して真水をすする。残念な寿限無。  獣やピアノを愛する性的指向はなくても、友情は家族愛は、ううん、喪主を務める程の深い義理人情は築けた。  風 雨 夢 息 雪 好き  聞こえ始めると  君は触れるようになり  くすくすとした灰の香りが塩の味  ちょっと君、情報量が多過ぎるんだよ。もっと絞って伝えないと絶対に人に理解されないよ。宇宙人なの?うみんちゅなの?死ぬの?  僕は  心に通う  微弱な電気  君は言うなれば疑似餌に釣られた  魚の幽霊   この宇宙にはナチュラルマグネットが   星の数程?   あるので右往左往する金属に電流が走ります 鉄「ぴりぴり」 錫「ビリッ」 亜鉛「バー!」 銅「ズバラピシャラーン」  全ての回路に  命を見出さなければ  昼間、動かない熊を  連れ去られてしまっただろうから  埋葬されて  島のぬしに食べられていたの   皿倉山から   隠しきれない   夜のぬしが見える   こっちに   こっちにやって来る  僕は君を噛み砕かずに  島と海/光と黒  のあいだの砂浜で  ピチピチとほとばしるポルターガイスト


項目全期間(2019/07/16現在)投稿後10日間
叙情性3838
前衛性1717
可読性1717
エンタメ5151
技巧2929
音韻22
構成2525
総合ポイント179179
 平均値  中央値 
叙情性5.41
前衛性2.41
可読性2.41
 エンタメ7.31
技巧4.12
音韻0.30
構成3.60
総合25.64
閲覧指数:665.7
2019/07/16 05時26分40秒現在
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コメント数(8)
鹿又 夏実鹿又 夏実 (2019-05-16):

電流が走るさいのオノマトペが効いていて、それがこの詩のアクセントになっていますね。 前半の静と後半の動、という感じで面白いです。

かるべまさひろ (2019-05-16):

鹿又 夏実 様 コメントをありがとうございます。 電流が走る際のオノマトペ、だったのか!とハッとしました。 なんとなく鉄ちゃんと錫ちゃんと亜鉛くんと銅先輩が演劇しているイメージだったので、最初どこを指摘されてるのかわからず何度か読みなおしておりました… ありがとうございます。

佐久 乱 (2019-05-16):

熊がいる無人島とはいえ、ロマンティックSFな始まりに惹きつけられました。 そこに「ケラマブルー」がきて、ケラマに散々通った私は、あの海の色を思い出し、 でも「熊」がいるし、「宇宙飛行機は碇に繋いで」あるから、慶良間の無人島ではなく・・・ 宇宙空間と海の間で浮遊してからの「皿倉山」!九州!? ますます空間がうねって。 最後の一行 >ピチピチとほとばしるポルターガイスト これには、やられました。 ああ、やっぱりロマンティック! とても不思議で面白い旅行をさせていただきました。

かるべまさひろ (2019-05-16):

佐久 乱 様 コメントをありがとうございます。 楽しんでいただいて嬉しいです。演劇ではないのですが、場面・展開・設定の裏切りは常に考えて書いているので(とはいえ最終的には自然と僕自身を裏切る僕の脳内なのですが)、脈絡がわからないといった感想ではなく、そこにある旅行を見出してくださるのは本当に嬉しいことです。 慶良間は僕はダイビングのライセンスを取るときに潜って、やはり人生で貴重な青でした。 実直に物語が進行する日もあるのですが、ありとあらゆる「命」について言及したくて、夜景も自我を持っていると脳が主張したので、そのことに触れざるを得なく、皿倉山が出て参りました。 長崎や函館でもよかったのですが、「皿倉山」と北九州市の夜景の関係性は一つの説明しやすい回路だと感じました。工場から発展した街、という点がそこを補強してくれるかなと読んでいます。 ありがとうございます。

渡辺八畳@祝儀敷 (2019-05-17):

かつて現代詩手帖が「SF×詩」という特集を組んだ(http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/archive/2015-04/)が、この詩なんかまさにSFだよなと。 現代詩()よりは具体的で小説よりは抽象的な、この詩みたいな具合の作品が増え(て、それをうまく広められるようなプロモーターがい)れば詩はも少し読まれるようになるんだろうなと感じた。

かるべまさひろ (2019-05-17):

渡辺八畳@祝儀敷 様 コメントをありがとうございます。 SFについて、今まで本当は深く考えたことがないんですよね。自覚を持っていない、というのが原因です。もう一つが、わりとジャンル横断的に物事を捉えているという点ですね。 しかしSFと他称されることはひたすら昔からあったので、もう少し考えてみようと思います。1月に投稿したダダミラクル(ラップ詞が鬼になるやつ)なんかもSFっぽかったですね。こっちの方が現代詩()寄りですが。 詩の読者を増やそう、と考える人の多さはいわゆる詩の界隈で驚かされます。演劇では最初から少ないのが前提で、小手先の増やし方を続けざるを得ない→気が付いたらファンを獲得できている(あるいは限界を迎えて続けられなくなる)という流れが一般的なので、僕なんかはわりとそちらですね。 友達やパートナーがファンでいてくれて、もう少しファンが増えたらいいな、劇場受けはどのくらいかな、とりあえず物は試しで芸術ごとは続けたもん勝ちという大学で唯一学んだ具体的な対策をもとに、始めたことなので、まだあまり詩全体の業界を動かすみたいなことは考えられないんですよね。 余談でしたが。 ありがとうございます。

mooomooo (2019-05-18):

なんだか良く分からなかったところに魅力を感じます。コメント下手すぎてごめんなさい。

かるべまさひろ (2019-05-18):

mooo 様 コメントをありがとうございます。 漫画の受け売りですが、そういう時 人はありがとうって聞きたいらしいです。 嬉しいです本当に。ありがとうございます。

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