ニューヨーク天神駅75「電車で向かう」 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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ニューヨーク天神駅75「電車で向かう」    

一学期の終業式が終わったあとのホームルームってみんな浮かれちゃってるよね。先生までにっこりしてるしさ。 ところで僕は恋愛小説はあまり読まない。ミステリもね。だとしても心に決めた女の子がいるっていうのは良いことだね。 だけど君に、僕がエズミといるときに僕の心はどうのこうの!みたいな話は一切しないから安心してほしい。他人の恋愛話なんて聞かされたくないもんね エズミは14才で、町でぶっちぎりの美人というわけではない。だけど美人には違いないよ。少し彼女について話させてほしい。少しだけ。エズミはいやな意味での女の子っぽさがないんだ。いわゆる「恋愛脳」の持ち主でもない。たとえば僕が彼女の髪型の変化に気付かなくても腹を立てたりしないんだ。だけど彼女はちゃんと髪の手入れをしてるんだよ。そうなると僕は彼女を褒めないわけにはいかないよね? 仮に「この髪型どう?」なんて聞かれたらぼくはまったく褒める気を失うだろうけど、エズミみたいな、面倒くささがない人間のことを僕はすぐに気に入って、ことあるごとに褒め称えたくなるんだ。エズミ!君の髪型は君に似合っていてとっても可愛いよ! 彼女は数学が好きでね、素敵だろ?ほら、女の子ってなにかというと英語が好きでさ、将来の夢を聞かれると決まって「ガイシケイ」とかに行きたがるから。それはそれで素晴らしい事だとしてもね まあそんなわけでエズミはよくいる‘女の子’と違うわけだ 僕は高1でエズミは中3だ。 ところで君は7月って好きかな?もし嫌いならごめんね。今から話すことは7月の話なんだ。でも大丈夫、むし暑さとか過剰な日光について話すつもりはないから。 終業式の帰りにエズミと会う約束をしていた。 エズミの学校(僕の母校でもある)の最寄駅で待ち合わせをしていて、僕は学校を出て駅のホームで電車を待っていた。そしたら後ろからグースさんっていう先輩に声をかけられた。彼は僕の一つ年上で中学が一緒だった。たぶん学年で2番か3番目に頭がよくて、男子校に進学した。もちろん進学校だよ。君が学歴とかそういうのに詳しいなら彼の学校の名前を聞いたことがあると思う。たまに高校生対抗のクイズ番組にも出てる学校だよ。それで僕らは同じ電車に乗った。想定内ではあったけど彼の話はどこか自慢がかってた。 「で、そのカリキュラムを導入するのはうちが初めてでね」 グースさんはたぶん僕のことを気に入ってくれてると思う。僕も中学のころ多少はいい成績をとっていて、彼もなんとなくそのことは知っていたから。だから彼は僕を同類だとみなしてた。 彼が自分の通う高校の自慢ばかりしてるから僕は心の中でさっきエズミにもらったメッセージのことを考えていた。彼女にしてはテンションが高めの文面だったんだ。でもなにかすごい出来事が起こったとかではないんだろう。難しめの数学の問題の解法を思いついたとかそんなことだろうね。僕は「よかったね、ポアンカレ様」みたいなことを返信した。軽いおふざけで。 僕が降りる1つ前の駅で乗ってきた子どもがピーキュアのかばんを背負っていた。それってエズミが好きなアニメなんだ。彼女はアニメをみることもあって、そのことを子どもっぽいといじっても笑うだけでエズミはちっとも怒ったりしない。だけど僕はむやみにその事をいじったりとか、そんな野暮なことはしない。それでまあ、その子が母親にピ-キュアの話をしてるのを見ていた。ピーキュアのパワーアップの秘密とか、変身のセリフとかそんな話だよ。その光景をみてるとなんだかグースさんの話にも面白みがないわけではないと思えてきたんだ。そのとき彼が話してた、彼の高校から推薦で進学した生徒が大学でいい成績をおさめてるおかげで高校に対する信頼が増して推薦枠が増えたとかって話が。 それで、気分が良くなっていた僕は、僕が降りるときに彼が言った「おいおい、まだ乗っていて俺を送ってくれるんだろ?」なんていうジョークにも、彼が期待してた分よりも少し多めに笑っておいた。


ニューヨーク天神駅75「電車で向かう」 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 893.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-12-01
コメント日時 2018-12-16
項目全期間(2024/04/20現在)投稿後10日間
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閲覧指数:893.9
2024/04/20 07時06分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ニューヨーク天神駅75「電車で向かう」 コメントセクション

コメント数(3)
stereotype2085
(2018-12-06)

エズミと合う約束をしていた、まではエズミという人物に興味が沸き、とても面白い。だがそれ以降エズミさんから話が逸れていき、少し興を削がれる。また再度エズミさんへ言及するけれど、深いところまで立ち入っていない。結果エズミさんという人物、あれだけ序盤に興味をそそるセンテンスを並べたエズミさんという人物に迫り切れていないし、解剖もされていない。しっかりとエズミさんとはこういう人物だ、という驚きを秘めた結末があったならこの詩は格段に良くなっていたと思う。

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まりも
(2018-12-07)

江角マキコの少女時代を妄想して書いた、というような展開でも面白かったかもしれませんね。 他人の恋愛話を聞くなんて退屈だよね、的なツナギは、文字数を稼がなくてはいけない作文なら実用的な効果があるかもしれませんが(あるいは、あえて停滞するニュアンスを出したいということなら、効果が出ているかもしれませんが)もっと凝縮して、生まれた余白を活用して掘り下げる、というような作業が必要かもしれません。

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オオサカダニケ
(2018-12-16)

人物に迫るとかクソやねん。 この文章結構いいからな。

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