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作成日時 2018-06-14
コメント日時 2018-07-13

黒から、紫。 そして、青へと 自覚もなくわたしを生かす 火の玉。 ぱきんぱきんと石の鳴る音 ほぐされた火口 白い煙 また炉に、朝焼け。   二つの水晶体 指先は山奥に横たわる ふわふわと杉の葉を かきあげる右手。 十と二の時 腕は白い灰へ 目玉は一つの種へ 太陽は一時の眠りへ。 種は落ち、転がり、 一つ瞬き、涙をこぼす 敷き積もった黒土を つきやぶる右手。 夜にしみこむ、赤 はじめてのいろ わたしが、はぜる音。


項目全期間(2019/11/19現在)投稿後10日間
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2019/11/19 18時34分45秒現在
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コメント数(3)
南雲 安晴 (2018-06-14):

この作品、気になります。良い意味で。 「わたし」という語だけは陳腐で狭く、できれば使わずに書ければよかったですね。 「わたし」とか「あなた」という語はもう使わない方が良いでしょう。飽きました。 さて、悪い意味で気になるのはこういうことだけで、他の点では、完璧で傑作です。 まず、他の人が使ってしまいそうな語を(「わたし」という語は使っているけどそれ以外で)全然使わずに避けて通している。 また、この作品の意味をとるのは難しいので私はあまり頑張ろうとは思わないけれど、何回も繰り返し読みたい詩なので、いつか分かる時が来るでしょう。 なんだかパウル・ツェラーンの詩みたいだなぁ。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-06-16):

色をはじめ、五感を意識した詩だなと。感性云々ではなく技術的な詩だ。実践としては良いと思う。

まりも (2018-07-13):

二つの水晶体、そして、指先の持ち主は・・・ 薪の中から解放された、薪(というか、樹木)の魂、その二つのまなこ、目に見えない、風のように気配だけになった指先・・・というイメージで読みました。他にも様々な読み方があると思いますが・・・。 冒頭の「黒から、紫。/そして、青へと」の部分、題目に薪とあるので、薪が蒸し焼きにされて創り出されていく時の色彩、を想ったのですが・・・朝焼け、という言葉に出逢って、あれ、朝の大気の色彩だったのかな、と読み直し・・・最後は、夜の闇の中で、赤くはじける薪のイメージで終わっていますね・・・薪を作る炭焼きの炉、ではなく、火打石で火をつけるような、かなり昔風の囲炉裏、なのかな、などと情景を捉え直したりしながら、読みました。言葉の切れが鋭くて、音感もいいけれども、もう一息、光景が立ち上がるフレーズがあってもいいかもしれない、と思いました。

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