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人は犬に食われるくらい自由だ
私は今日も踊ってる。 床が勝手に回転するから仕方なく踊ってる。 別れを知らない渡り鳥は なぜか Wi‑Fi を探している。 ムササビの社交性は 一晩で失踪した。 楔を忘れた自由人は、 午前3時に自分の影と別居した。 歯並びを気にしはじめた子どもたちは、 前歯を出せない六年生を うっかり“博物館”に寄贈した。 苦しさから逃げる術を覚えた大人は 今際の際でリンボーダンスしながら 「これは人生のイントロです」と アウトロみたいに消えていく。 果てしないバタフライ。 車海老を小脇に抱えたまま 嘴を掴んで羽根をもぎ その温もりで、私は今日もコタツになる。 いつかのいつかの話。 どっとはらいの裏返し。 やまなしもぎのばあさんは 山も梨ももがずにタクシーをもぎ止め、 道路の真ん中で召喚されたみたいに立つ。 私は拍手で讃美しつつ 手が勝手にスタンディングオベーションを始めた。 あぁやっぱり好きなんだ、 人生の滑稽さを咀嚼しきれず 時々うっかり飲み込んでしまう感じ。 破滅こそが私で、 地獄にいると安心してしまい、 私もそう、貴方もそう、 待機列もそう。 いつかやって来る国民年金。 課税金額一万八千の ぬるま湯みたいな地獄の 湯加減が絶妙だ。 月の中で兎が中指を立てた。 横のカニは「こっち見んな!」と こっちを見ながら言う。 へへ。 ペペロンチーノは今日も赤い。 男の子はペペロンチーノを食べられず、 女の子はペペロンチーノを食べられ、 宇宙は何も言わない。 お腹が減った子どもたち。 お腹が丸い大人たち。 余った肉を分けてあげたい。 余った時間はカレンダーの裏に 無造作に貼り付けている 人間は、時々死なないとやっていけないから、 毎日布団に入って練習して、 いつでもスムージーになれる準備をしている。 人間は犬に食われるくらい自由で、 クロールしかない自由形で、 来世は誰かがガチャを回して決める。 今日も無免許二足歩行。 未来はすぐそこで寝落ちしている。 激しめのバタフライ。 続けていれば何かが変わる。 車海老は全身で泳ぎ、 私は水辺で足を洗いながら なぜか飛行機の滑走音を真似をする
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人は犬に食われるくらい自由だ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 251.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2026-02-03
コメント日時 2026-02-03
| 項目 | 全期間(2026/02/04現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


「ヒトは犬に食われるくらい自由だ」という一文は、藤原新也さんの写真集『メメント・モリ』から引用しました。
0アイロニーがあるにせよ、ないにしても、 僕も超を付けたくなるようなナンセンスモノって愉快で好きです。 根が真面目じゃナインでついついギャグりたくなる。 でもね、やっぱ文体が面白くなければね。 このように普通に流し読みできちゃった結婚。 じゃ面白さもby返しにはならないと思うのです。
0ビーレビをクソ扱いしているCWSの花緒さんに 手揉みして卑屈に愛想を投げかけていたアホメモるくんが まだここにいてデタラメなコメントを投げかけているのは CWSに下手な詩を投稿しても相手にされないから? 見てきたけどひとつもコメントついていない。で、裏切って ここで読めない書けないおまえがデタラメなコメントしてる ってのはマンガ的で愉快だけどきれいな絵じゃない。汚い。 投稿者が可哀想だ。アホ害、遠慮しろ!
0藤原新也を面白く思って昔は読み漁った記憶があります。 この写真集というか写真が載ったインドルポも読みましたが わたしはのちに、そんなことはないと思いました。 それは今の資本主義体制を翼賛することであって、とんでもねえ クズ思想だと思いますね。犬に食われることが自由なわけがない。 てめえが犬に食われてみろ。話はそれからだと思いますね。
2上手なんですけどね。前のビーレビだったら割と反響がかえってきた気がするが、今は悪い意味で濃縮されてレベルがあがってしまっているので、どうかな?と。判断留保。
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