小夜
自室のベットで寝込む
意味もなく流すなみだ は袖を濡らす
わけもなく乾いていく 頬
というにはあまりにも遠く 鼻のあたりでなみだは尽きる
その足跡は まるであたかも飛行機雲のようで
それができるには 気温と湿度が大切だと聞いたことがある
それは 飛行機雲のようにすぐに消えてしまい
自室の
わけもわからぬものが蔓延した空気に 溶け込んでゆく
それらはきっと 私が眠る頃には凝縮し
ベットのすぐ下までの池となるだろう しかしこれは
池というよりは大きな水槽だ
小夜
再び目を覚ました私は すぐそばを泳ぐ小さな魚の
その
微かな音を聞く 仰向けのまま 目を閉じたまま
右手を水に浸し その魚に触れようとするだろう
浸した右手首を どうしようもなく
ゆっくりと揺らすのだ
その自室は 深海のようにどこか明るく 淡く そして暗い
ずるやすみ
の日のような 焦燥感を感じながら
底のない絶望感を感じながら
ただただ手首を揺らすのだ
作品データ
コメント数 : 1
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作成日時 6 時間前
コメント日時 6 時間前
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/29現在) |
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| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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2026/01/29 23時09分18秒現在
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冒頭から続く~意味もなく流す涙~ 全体を読めば悲哀感に充ち満ちて綴られていますが、 それにしては~ずる休みの日のような~という文言が軽い。 大空から水槽(深海)を促すような右手首が気になるわけですが、 このような悲哀感と書かれていれば、リストカット、したのか、しようと考えているのか、 そんな懊悩が秘められて読めてきますね。 はじめのほうの~飛行機雲のようで~この繰り返しはどちらか違う言葉で表現されたほうが佳いと思います。 普通によく使われる飛行機雲という言葉の存在意味が薄れてしまうからです。 「小夜」タイトルはいいですね。 小綺麗に綴られた詩ですが、 それだけにもう少しこころに触れるあなただけの、 個性的な表現をひとつでも感じさせてくれればな、 という感想で、涙の跡を辿れば、 血を流すよりも汗を流してください。
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