指を切られた頭の中で
多分叶わないんだろうって
これから先なんども思うでしょう
思い出すたび卑屈されて
それ故私の中で大きな要になっていることを
どうにか自覚させる術はないのかしら?
指を切った頭の中で
多分叶うのだろうと
これから先なんども思うでしょう
思い出すたび傲慢にも
それが貴方の中でも大きな要になっていることに
嬉々として頬を染めてしまうのです
切られた指を送った貴方に
それが愛のあかしだと
伝える術もあるのだけど
一緒に年をとれることを思うと
まだいいかという慢心があるのです
まだある明日を信じていたいこの心を
自惚れ者にするわけにはいかないから
貴方と自分の指を切って ゆびきって
それでも今日に似通った明日を
今日に生きている貴方と迎えたいがため
切り離せずに貴方に誓う
ゆびきり ゆびきり 指を切っては縫い付けて
本当に指は切らないけれど
それ故の痛さが募っていく
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 546.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-16
コメント日時 2026-01-18
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/25現在) |
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:546.6
2026/01/25 19時45分30秒現在
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表記ミスがありました。 「貴方」の部分、正しくは「貴女」でした。
0こんにちは。僕はこの作品は興味深いです。指切りをこんなに終始 細かく 見つめている眼差しに、 刺激を頂きました。 指切りって実際に指を結わえて決行するイメージが強いのですが 頭の中で指切り。指切りの最中の映像が頭の中に浮かぶのか。 言語感覚として >>思い出すたび卑屈されて という文章の 卑屈されて、という表現が気になり それがかえって印象として残りました。 またその後 術はないのかしら? と、柔らかい言い方に落とされるのが一瞬 意表を突かれます。 >>嬉々として頬を染めてしまうのです それまでの硬質な言葉とどこか 率直な 願望のような想いが交錯しているのも 不思議な感じが致します。 >>ゆびきり ゆびきり 指を切っては縫い付けて 頭の中に指切りが増殖されていくような そして確実な記憶に残るよう 縫い付けられていく。執念を感じました 「それ故の痛さが募っていく」 これは未遂の、未完の、それ故に心で生じるもどかしさを受け取りました。
0コアにあるのは古風な恋愛詩だと思うのだけれども、読み手はモヤモヤする不思議な作品です。歯切れのよくない書き方をしているからでしょうね。もし計算してそうしているのだとしたら、なかなかワルな書き手だなと思います。
0追記します。ご存知かもしれませんが、浜崎あゆみの「M」という曲は、JC時代の浜崎にガチ恋してたエイヴェックス松浦のことを歌ったもので、今の基準だと表現の自由的にも風営法的にもアウトなんですけど当時大ヒットしました。さらにいえば、私の記憶が確かならば、じつは当時からその裏の文脈も分かったうえで消費されていたのですよね(浜崎と松浦がデキているというのは噂レベルではわりと知られていた)それくらい、ヒリヒリとした緊張感とか挑発的なところがあったと思うんです。恋愛を扱った作品に必要なのは「古風さ」を超えたところにある挑発性なのではないか。
0細部まで書いてくださりありがとうございます。 「思い出すたび卑屈されて」は、 「私が思い出すたび卑屈する」ことをされる という、約束が主語になっています。 つまり、「(約束できるなら)誰でもいいんでしょう!」のネガティブ版です。
0おまるたろう様、ありがとうございます。雰囲気だけ覚えていた曲を思い出すことができました。 この作品は結婚してからしばらく後のことを扱っているので、おまるたろう様が例に挙げた恋愛モノのような激しい感情の起伏は欠けているのかもしれませんね。 あの人ならわかってくれるだろうという夫婦間の「察して」、 それと伝わってほしいけれど伝わらないでほしい、そんなモダモダを表現したかったのです。 どちらの人も思っているだけで伝えないし、伝えたとしても、あまりにも自己中心的で理解はされないでしょうけど。
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