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世迷言
「ああ、異世界転生したいな。」 そんなことを言う人間は星の数ほど居る。 そして、それを冷笑する者もいる。 しかしこの言葉を言い換えてみれば、 「ああ、どこか遠い所で自由に生きたいな。」 となる。 これを笑うものはそういない。 何故? 結局、現実から逃げている臆病者であるという宣言なのに、何が違うのか。 そう、人は何かから逃げないと生きて行けない生物でだ。だから貴方は自由に共感したのだろう。 追い詰められたら人間は、死んでも逃げるのだ。 異世界転生ではなく、自由を語るのは、ギリギリまで追い詰められている証拠だと勝手に認識してしまうのだ。しかし、異世界転生を軽視すべきか、一度考えてみるべきだ。 考えた末に、それでも最初の言葉を笑えるかどうか試してみれば良いと思う。 何気ない世迷言にも、計り知れない苦悩が詰まっていることがある。 そんな時は少しでも耳を傾けて、世迷言に付き合ってあげよう。
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世迷言 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 193.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-11
コメント日時 2026-01-11
| 項目 | 全期間(2026/01/12現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


よく考えたらそれはそうなんだよな。 「なろう系の異世界転生(転移)なんざ、所詮は現実や学生時代に不遇な弱い奴らの現実逃避の妄想でしかない」 という批判は確か目にするし、僕もそういう反論にはどことなく同意してしまうことはある(とくに追放ものを含む”ざまあ系”の溢れかえる現状にどこか辟易しているのがあって)。 しかし、一方で遠くの地で自由云々や古代中国の知識人みたいに「石で口をすすぎ、流れを枕にする生活を送りたいなあ」という人里離れた山に引っ込もうとかはまるで深遠な御題目として扱われるという。 「異世界転生を零す人も自由を語る人も、どっちも否定すりゃいいか(最悪のスパルタ精神)」 ……とも思ったけど、それやると今度は僕も世迷い言を含んだ苦悩を語れなくなるから、やめておこう。自分の苦悩を聞いてもらいたいなら、まずは他人の苦悩とそれが詰まった世迷い言に耳を傾けるべきだろうし。
1逃避を否定するのではなく 逃避がないと人は生きていけない──。 それを どこか遠い所で自由に生きたい、 〈異世界〉という言葉で表現するところに巧みさを感じました
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