フィラデルフィアの夜に 62 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に 62    

フィラデルフィアの夜に、光が輝きます。  街々は莫大なエネルギーを投入して装飾を輝かせ、この世のすべてをまるで煌めかせているかのようです。 そんな寒い夜の片隅に、一人うずくまっています。 誰も気づかれず、たとえ触れてもいないものと扱われる存在でした。 好かれるわけでも、嫌われるわけでもなく。 見えないものとして。 街の光の中であっても。 その男はこの世にあって気にも留められないままです。  飢え。渇き。寒さ。絶望。 そんな言葉が軽く思える状況の中、ただ座り込んでいるだけでした。 無限に思える人々が行きかっているのに。  ずっと無気力に見ている地面。 そこに何かがあります。 街の光を浴びている人々には見えない、光を目に捕えました。  手を伸ばす。 なんだ。 一片のビニールの破片が、風に逆らって進んでいる。 摘まみ上げた。 その破片が酷く暴れ、指から落ちる。 どこに落ちたか。見渡すと。 歩く人々の足元。見もしない空間。  そこには無数の輝く光が、進んでいる。 一方向へ。  ビニール、金属片、プラスティック。 光を反射させる、破片。 それらが、気づかれることなく進んでいく。  男はポケットをまさぐる。 ゴミばかり出るポケットから、アルミ箔を取り出す。 転がしてみるも、ただ転がるのみ。 いや、何かが素早く飛びついている。 歩み出した。  男はもう一つアルミ箔を取り出し、その光と共に歩き始める。  人が走るより遅く、歩くよりは早く。 光は進む。 男を引き連れ。 街灯りの雑踏から物陰へ。 男と共に。 暗渠へ入る。 男を友に。 そして、漆黒へ。  反射して光るはずの破片たちが、闇の中で光り続けている。  真っ黒な狭い湿った空間を、男は腹ばいになって進んでいる。 どこからともなく集まった光の破片が集まり、光の大河となって、その中を男は泳いでいく。 広い空間に出た。  輝く光にあふれた世界に。  壁も床も、男の体さえも。 きらめ輝いている。  膨大な光は、それらの破片を蟻のように細い針金が持ち上げ、掲げているのを見せつける。 金属、プラスティック、ビニール、アルミ箔。 どこにも、どこからも光は差し込んでなんかいないのに。 それらが、光を放っている。 そして、一斉に。  わっ、と歓声を上げるかのように。 光が、天へ昇っていったのです。  青い空が、見えました。 男の目に、ようやく太陽の光が差し込んできたのです。 どれくらい、深い光が差し込んでこない下水の底にいたのでしょう。  男はずっとあの光の洪水を思い起こしています。 太陽の光もましてや街の光も及ばない、あのきらきらの光を。  指に挟んでいるアルミ箔だけは、事実だと伝えているように思えました。


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作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 54.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2025-12-17
コメント日時 2025-12-17
#現代詩
項目全期間(2025/12/18現在)
叙情性0
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント0
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:54.6
2025/12/18 08時38分42秒現在
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