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To be seen through
君の言葉に浸っていた僕は 夏の日差しが降りたあの日から 今日までずっと 透かされている気分だ きっと天に覗かれているんだと思う 泡になって やがて消えて それも無くなる 空っぽを抱いて僕は またすいていくんだろう 風にさらわれていく影を 僕は追いかけることもなく ただ見送るだけで 消えそうで消えないまま 残響のように 君の声だけが胸でどくんと鳴る それすらも見透かされているはず わずかな祈りの現れ ただ静かに揺れて 瞬く間にひとつずつ輪郭がこぼれ落ちる 確かに残るものとして 形崩れてゆく 地に足が付かないで 余韻のつなぎ目を結ぼうと 彷徨う僕は 冬の静けさが訪れたこの街のどこかで 冷たくなるのかな あかりを浴びて ひたすら歩くことでしか 保っていられない
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作品データ
P V 数 : 569.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-12-01
コメント日時 2025-12-27
| 項目 | 全期間(2026/01/25現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんにちは。 >>空っぽを抱いて僕は >>またすいていくんだろう 凄くとうめいかんのある文章だなと感じます。 熱い気持ちで意味を追いかけようとすると するり、逃げられてしまう。 文章がかぎりなく 透明になりたがっているような それでも聴こえる さざなみのような、 そんな印象を僕は受け取りました。
1透明かん?若さ?みずみずしさがすごいですね。ヒャー、若返った気になりました。ありがとうございます。
1↓追記 {{レコード}} あかりを浴びて ひたすら歩くことでしか 保っていられない それでも時折 胸の奥でひゅっと風が鳴り 名前のない痛みが 薄い膜を震わせていく 拾い上げられなかった言葉たちが 足元でかすかに光り 踏みしめるたび 遠い季節の匂いが立ちのぼる 君の影が まだどこかで揺れている気がして 振り返ることもできず 前に進むこともできず ただ、呼吸だけが 僕をこの世界につなぎとめている やがて夜が降りて 街の輪郭がほどけていくころ 僕はようやく ひとつの静けさに触れる それは祈りとも 諦めともつかない 淡い温度をしたもので 指先に触れた瞬間 すぐに溶けてしまう それでも 消えたものの跡だけが 確かに僕を照らしていて その微かな明かりを頼りに また歩き出すんだと思う
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