『孤独の太陽』
友達が沢山いることを自慢する人は、大勢いる
誰とsexしたとか、恋愛体験の豊富をご自慢にしている作家さんも、大勢いる
でも、たった一人で美しい詩作や絵画を書き表そうと出来る人は、極少数しかいない
みんなが信じている説や、それに乗っかって得意がっている人も大勢いる
誰かが考えたアイデアを自分のものであるかのように器用に振りかざす人も、大勢いる
でも、たった一人になっても筋の通ったことを書き表そうと出来る人は、極少数しかいない
他人を笑い者にしたり、正義の的にしてそこに石をぶつけ、自らの憂さを晴らす人は沢山いる
でも、自らを笑い、笑い者にしてピエロを演じ、暗い夜空に満点の星を呼び寄せ、その灯りで皆を照らす人は、極少数しかいない
私は、孤独の太陽である。
新しいグループホームに入所して、そろそろ二年になる。
その間色々なことがあったが、私がステージに立つことやライブコンサートをやることは最早定番のものになりつつある。
どこへ行ってもその熱と灯りで人々の心を照らしてしまう。
ここまで来るには色々あった。
思い出は暗く語ることも出来るが、同じことを明るく語ることも出来る。
精神障害者の世界に入っていることも、考えてみれば自分にそう言った個性があったためと取ることも出来るのだ。全てを仕方なしと悟れば、今いるこのポジションも悪くはない。
来年二月には所属しているグループホームの社長が障害者の芸能事務所を立ち上げるとかで、そこに入所する予定だ。A型はそこに入所する目的があるため、辞めることにした。今退職届を出して受理されるまで待機中である。
福祉の芸能事務所だから世間の情けで食っていくようなもの。大した線まで行かなくても良いかなと謙虚に物事を捉えようとしている私を見て福祉の管理者は、大物映画監督の目に止まるような道を支援者として諦めて欲しくないと語る。そのためにプロの方をプロデュースに使うのだからと。
今は日中外へ適当にぶらりと散歩に出かけ、他になにもせずに帰って寝るのような日々を送っている。
タバコを吸ったり、人間関係一切を適当に済まし、それで別に悪くはないと居直る。
芸能界やステージの一切に関しては、本番時間外の対人コミュニケーション一切より私は得意という特殊な人間である。
私は何度かビーレビでディスコードという公外（あくまで個人的見識ではあるが）の空間でやっている仲間内の集まりにログインしたが、そこで自分がどう立ち回っていいか分からず、結局なにもコメントしないままに閲覧のみにさせて頂いている。
私はステージや本番外での立ち回りというのが良く分からず、どうしても上手く出来ないのだ。そのため、メール友達も一人もいない。
考えてみれば特殊な人生を歩んできた。
精神障害者施設という特殊な世界で全人生の大半を過ごし、そこで没することも諦めた男。
この世界は、慣れて仕舞えば意外と居心地が良い。
私をいじめ続けた兄が逮捕され、入院して二年経つという事実に関しても、私がその兄に虐められるような個性を持っていたということに他ならない。
この世界に入り、放り込まれることは私にとって必然だったのだ。
私の父は親元を離れた時から引っ越しに引っ越しを重ね、私もそれに付き合わされて来たが、その息子の私も同じように綱渡りの人生を歩んでいる。
利用しているメディアもそうだ。
最初SNSではウェブリブログを利用していたが、小うるさい鬱持ちのロック親父に絡まれて退会。その後アメブロを利用して読者を数百人作ったが、他サイトを利用しているカレーせんべい氏という人物となにかの件でいざこさを起こし、退会。詩のサイトは言葉においてリテラシーを重視しているということもあり、文系肌の私はここに落ち着いた。
雑誌媒体では最初中日新聞の投書で有名になり、インタビューを受けたりした。その後マスコミへの不信感から投書を辞め、ココア共和国に採用されるように。このココア共和国での当初採用がネット詩投稿を利用する起爆剤になる。それまで私は、ラジオなら萩原健太、渋谷陽一、ピーターバラカン氏などのロックDJ。雑誌ならロッキングオンなどに当初し採用されたりしていた。しかし、コロナワクチンによる薬害問題への無関心への不信から、それらのメディアに触れるのを全部辞めてしまった。今は、ココア共和国にも採用がなくなり、あさひてらすの詩のてらすというサイトの常連投稿者になりつつある。考えてみればそうやって私は常に利用するメディアも、実人生の人間関係も綱渡りを続けて来たのだ。
同じところに付き合って来た仲間と会うことはどこに行ってもほとんどない。同窓会気分で昔を語る友達がいることは私にとり羨ましいことだ。私は自由な鳥、孤独な太陽。人を愛したことは一度もない。
それでも歌の中でハートの奥深く、それを感じることは出来る。私は歌を書き、本を読み、ものを知り、知ろうとするのは自己更新のためだが、大切なことはすべて誰かの言葉を借りれば幼稚園の砂場で教わったことばかりだ。チャップリンも消化した、洋楽ロックも消化した、小林よしのりも消化しつつある。現在私にとり、私自身を更新してくれるメディアでありソフトへの希求であり、追求心は停滞気味である。残されたものはそう、追憶。風の音に耳を澄まし、聴いてみよう。過ぎ去った日々とその記憶の中にある物語を。
『追憶』
もう、逢えない人がいて 悲しい
そばにいたい人がいて 逢いたい
思い出に 永久に
凄く深い 息を吐き（スーハー スーハー）
アラ、意外！ 少しだけ 辛くない
密やかに 穏やかに
(Mmm…)
心配ない！ と、彼女の声（そうかい？ そうかい？）
忘れたい、過去なんて きっと、きっと
なにもない (anything) なにもない (anything)
（おやすみなさい。さようなら、みなさん…..）
作品データ
コメント数 ： 5
Ｐ Ｖ 数 ： 365.1
お気に入り数： 0
投票数 ： 1
ポイント数 ： 0
作成日時 2025-11-13
コメント日時 2025-11-13
#現代詩
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| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 可読性 | 0 | 0 |
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| エンタメ | 0 | 0 |
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閲覧指数：365.1
2025/12/05 19時57分36秒現在
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突然
廻りにたくさんの人たちが居て、愉しそうに活動されてますね。施設内でもパフォーマンスでも。 愛したことがないなんて書かれてあるが、愛情もあるじゃないですか。 書かれてあることと、あなたの日常とにずいぶん隔たりがあるように感じた。 うらやましい。 障害者施設で働く。 わたしは感情の起伏、人の好き嫌いが激しいので努力しても結局もたないでしょうね。 悪意のないおもしろい人とはいくらでもはしゃげるが、 嫌いな人間とはすぐに喧嘩になる。 何かしら目立ってしまうので、因縁をつけられやすいのです。 雑記ですが、よく書けていると思う。
1コメントします。私も統合失調症を患って十年になりますが、私は比較的大切にしてくれています。私は何を消費してきたか何を消費出来るのか未だ分からないのですがあなたの様な心に突き刺さる詩を私も創りたいと思います。（無理）（頑張れ）いつもの声ですが私も頑張ります。
1僕は公に向かって言葉を放っている。このサイトが売れるサイトを目指している以上、一般的な生活をしている人に向かって開かれたサイトであるべきだ。最も精神障害者や福祉施設で生きる人々は今や全国民の100%中10%に充つるものであり、最早この国まともや真っ当という言葉が当てはまるかどうかであるが。 今日見た夢は、精神病院がどういうところか分からずに入院した経験のある僕の考える一般的な大人が目の前にいて、その大人と入院させた家族が『とんでもないところだった』と語る夢。 食べ物だけじゃない。まず一番に会話が酷い。 今ラジオを聴いているけど 「ハイドンの音楽はつまらない。だけどそのつまらなさが良いのかもしれない」 と笑いながら会話している人がいる。とてもハイセンスな会話だと思う。僕はその話を聞いて納得する。 確かにハイドンにはモーツァルトやベートーベンのような分かりやすい激情がない。ところがこの話をグループホームや精神病院。僕が子供時代育った学友とも言えない同級生に語ったらどんな反応がくる？ 「わからない」 と反応がくるだろう。俺の兄も公認会計士として世界中を飛び回っているが基本的に勉強は出来るがセンスがない。正直いうと日本という国に関して思う。戦後相当数やばい人が増えた。しかもそれが精神病院精神病院いかんに関わらず、信じられん大人ばかりだということだ。 それを踏まえた上で、コメント返信に移ろうと思う。
0こんなところで『愛情』だなんてとんでもない話ですよ。 僕の詩に『仕方ない節』という作品がありますが、愛が『妥協』であるならば、人生は妥協ばかりです。 父は私の同級生をバカばかりだと語り、私に東京でもう少し頭のよろしい人たちと一緒にさせてやりたかったと語りました。 僕はちゃんとリズムをキープして歌っている。それで少しまともに見えるのでしょう。 おまるさん辺りは『臭気に耐えない』と思ったかも知れませんね。 まともな会話というのがある。ここではそれが得られないから、全てがジョークで、笑いばかりになってしまう。 文章お褒めくださり、ありがとうございます。
0学を積み重ねることです。つまりお金がないと思われる福まるさんに一番良いのがチャットGPTを使い、その上で図書館に通い、余裕さえあれば洋画を見ることです。邦画は見ない方がいい。あれは目に毒です。 その上で福まるさんの言葉には正直がある。辻褄の合わないところもあるがそれも味があっていい。 大丈夫、全てはオーライです。
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