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人はだれでも歌をうたう
良縁に恵まれた妹よ おまえはどんな歌を歌って きたのか 早逝した弟よ おまえはどんな歌を歌って きたのか 故郷に帰った恋人よ きみはどんな歌を歌って きたのか 運命に翻弄された母よ あなたはどんな歌を歌って きたのか 夏の終わりの 浜辺を歩いていると 遠くから 潮騒が聞こえてきた
人はだれでも歌をうたう ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 683.2
お気に入り数: 1
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-09-11
コメント日時 2025-10-30
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


優等生的、「電通」的な感性ですね。これが詩だと思われるとちょっと困る。
1潮騒は海の歌ですね。弟の早逝は悲惨でしたが妹の良縁は目出度い事です。
1コメントありがとうございます。 仰るとおりですが蚊ほどの小さなひらめきでも 食いついてしまってこんなものを書いてしまうのです。 才能がない人間の末路です。反省します。
0コメントありがとうございます。 とりたててなんということもなき詩ですが お読み下さり感謝です。
0他者の生に想いを馳せる作品って意外と少ない気がするんですよね。ほとんどの作品が自分自分。笑 そんな中で光る作品だと思いました。 詩作品って結局はその作品を読んだ自分の感性の中で完成させるもの、というのが私の持論なので完成させられた作品でした。 付け加えると私にとって文学や詩は自分の人生を豊かにするために存在しているものだから、そこに寄与してくれた作品には感謝しかないし、そういう作品にしか触れようと思わないスタンスです。
1お褒めを頂いて恐縮です。 わたしは自分に語るほどのものがあまりないので 人のことや虫、植物、動物を詩にすることが多いです。 それでも結局はどこかでそういうものに託して自分を 語っているのかも知れませんが。 丁寧なコメントありがとうございました。
0あまり音楽は分からないと仰っていましたが、takoyoさんには大きな心があるので、歌心もきっと理解できるでしょう。分からないものにほど、大きな可能性とのびしろがあるものです。好きなことをされていくのが一番いいですが、それよりもっと大切なのは、必要なことをすることです。
1レスポンスありがとうございます。 >それでも結局はどこかでそういうものに託して自分を >語っているのかも知れませんが。 それはそうだと思います。そしてだからこそ他者への共感性が存在すると思うのです。 上手く説明出来ませんが、自分以外の他者の命や痛みが共有されることで外に開かれているというか。 この作品は浜辺を一人歩き潮騒だけが聴こえるような最終連から今現在の話者の孤独を感じるのですが、誰もいない洞口に向かって自分の孤独だけを嘆くような〝他者が存在しない作品〟とはやはり確実に違うように感じます。
1コメントありがとうございます。 自分では気づいていなかった可能性を教えてもらえて、 とても励みになります。少しずつ音楽と向き合って みようと思います。
1シンプルで読みやすく 『お前』『君』『貴方』と呼び方を変え、最後『潮騒』の詩情を匂わせる言葉で綺麗に落とすという、流れを工夫するやり方もとても自然で、歌の基本の作り方をしっかり抑えていて、いい詩だと思いました。
0コメントありがとうございます。 シンプルすぎて噛み応えのないものですが いい詩といっていただき恐縮です。
1遠くから聞こえてくる潮騒、それを、問いかけた人達からの答えだと捉えてよいのでしょうか。答えの得られない問いを心の中で自問自答して、波際で歩いて浸っている。そんなようにも思えました。
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