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夜の呼び声
夜の呼び声を聞いた 確かにこの耳に届いたはずなのに 振り向けば誰もいなくて 何だったのかと思いつつ ざっざっと草むらを踏みしめていくと また声を聞いた 振り向いてしまえば やっぱり誰もいなくて またざっざっと草むらを踏みしめていく 灯篭のぼんやりとした明かりが 少し寂しかったのを覚えている
夜の呼び声 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 657.1
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-08-08
コメント日時 2025-08-23
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


最後の二行が、光ってますね。なにもないところから何かが生まれるような…。
2こんにちは、 >>ざっざっと草むらを踏みしめていく この繰り返しが印象的でした。 夜の草むらを歩く淋しさが聞こえてくるようでした。
2夜の気配の中に人が息吹しているのはよく感じますね。闇が傘のようだからかな。夜を泳ぐ、とか。
3コメントありがとうございます! 夜の神社の灯篭とかはまさにそういう感じがある……。
1コメントありがとうございます! 夜の草むらを歩くときのあの感覚を、少しでも再現しようとした感じです。
0コメントありがとうございます! あの誰かがずっとそばにいるような感覚。あるいはいてほしいという感覚なのかもしれない。 雨の日の夕刻にはそれがなおさら強くなる。太陽が出てなくて、なおかつ湿気に包まれていると、晴れた日の橙色じゃなくて、寂しい紺色に染まるのだけれど、そのときに誰かがそばにいてほしいという心情がより大きくなるのを感じるんだ。
1呼び声を聞いても、振り向いたら誰もいない件から、作者は亡くなってしまった大切な人をまだ心の中で想っていて、その人が自分を呼んでいるのではないのかと信じているのかも。 短い文章の中で寂しさと物悲しさ、愛おしさがうまく表現されているなと感じます。
1コメントありがとうございます!(あと返信遅れてすみません) 夜のあの物悲しさというのは、とても詩に合っていると思うんだ。
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