化け物が歩んでいるよ
満たされなかった真っ赤な口を開けた化け物が
なあんにもしらない溶けた脳だよ
口笛を吹きあさっての方向に歩んでいるよ
滑稽だね
自分には価値があると思っている
生きることに命を見出そうとしている
馬鹿だね、
ただ生きるだけのものなのに
上も下もなくお前でもなく
罪そのものの歩みなのに
知れたと悦んだその浅はかこそがなんというか、罪であり業だよ
お前は自分の世界でしか生きれていないんだね
傲慢
支配的
承認欲求
そんな化け物が扉を開けれると思うか?
延々とじゃり道を繰り返すだけさ
本人だけが満足しているよ溶けた脳だからね
現実も歪むわけさ
いいかい?
肝に銘じな
存在自体が傲慢なんだ
生きるか 死ぬか どちらでもいいことさ
救いも意味も ない
お前が些細なことに価値を見出そうとしている限り、
外には行けないだろうね
絶望こそが真実
作品データ
コメント数 : 3
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作成日時 2025-07-12
コメント日時 2025-07-24
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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2025/12/05 18時56分41秒現在
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絶望は死に至る病と言いますので、死に至る病こそが真実なのでしょうか。そうも言えましょうが、 溶けた脳で必死に動いている化け物は、それなりに愛嬌があると思います。生きていることが罪である 事の認識が終わったなら、また生きていかねばなりませんよね。
0化け物イコール自分なのかもしれませんが、詩の深みを求めようとする嵌まってしまう、底の浅い罠を摘出したかったのかもしれません。膿を摘出する。傲慢、支配的、承認欲求。それで治るのか、そして詩は続くのか、分からないながら、詩作だけは続くのかもしれません。
0自己に対する痛烈な批判なのか、特定の他者に対する批判なのか、 どちらにせよ、生きることに対して匙を投げたような顔をして 捨てられない光が胸の底にひとかけ残っているようだと思いました。 無意味である、絶望がすべてである、といいながらも ほんのり息づく生きることへの希望みたいなものが ちらっと見えた気がしました。
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