夜空を眺める御婦人の退屈が、
私の生活を瓦解させている。
社会を器用な洞察で擽って、
欠落している物を、
信条で変える術は、
私の幸福を導いては、消え去る。
前世の私達は黄泉の世界で、
正邪を弁える星々の輝きを、
探しているだけの、
哀れな言霊で有る。
今も瞼の裏に宿っている、
野末の獣達は、
私達に欲目な性格で、
生活隅の恥を囁き続けて、
現世での宿命を御婦人と私は、
精神的な同調で矯正して、
生きている。
聖俗の星々が見詰めている空の下で、
風に舞っている、この虚しさを、
胸の中に感じている、
遣る瀬なさの糸口は絡まり、
何時も途切れて、
言霊の中を、風に舞っている。
秘密(約束)は風の中で舞っている、
散々な私達の約束(秘密)は、
言霊では果たせない、
意気地なしな私達を、
御婦人は何時までも観ている、
だから、私も夜空を眺めている。
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 727.0
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作成日時 2025-06-19
コメント日時 2025-06-26
#現代詩
#縦書き
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
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2025/12/06 01時05分02秒現在
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御婦人の存在が重要なのかもしれません。風の中で舞って居るもの。前世で「私達」が居る黄泉。詩語の検証が恐らくは必要なのかもしれません。何か詩を読む場合の基本がこの詩からは感じられ、教えられる事がありました。
0コメントありがとう。恋愛話で酷似する物語は、今も昔も世の中そこら中に有りますけど、僕はそういう悲哀が、とても美しいと思ってしまいます。 ってか、関係ない話しなんだけど、エイクピア君って、詩からは、作者像が全然思い浮かばない。男か女かも、想像つかないのよね。昔から、僕の中では、謎の人物です。笑
0コメントありがとう。読点を行末に使う手法は、近代詩にも見られる手法ですが、その意味は、私にもよく分かりません。私の場合、青十字氏の言う通りの意味です。連続の誇張や、見映えの問題です。一応、効果有るんだなぁ。確認出来て良かったです。ありがとう。
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