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言語小考
僕が思うに、あらゆる言葉というのはノートの切れ端だ。 それだけではわけのわからない、書きかけの、支離滅裂の、でも書いておかなくてはいけなかったものなんだ。 まさかだれも忘れ物だと思わないし、気づいたころには風で飛んでいってしまってる。そんなものだから、きっと君は見向きもしないだろう。でも僕はノートの切れ端が大好きだ。ちぎれちゃう前のノートには何が書いてあったのだろう。ノートを書いたのはどんな人なんだろう! こんな単純な答えじゃ君は退屈しちゃうかな。僕はそんな君に退屈しちゃうかもな。
言語小考 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 593.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-11
コメント日時 2025-05-27
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


初めまして。 私もたまにやります。 メモ帳変わりにしている携帯のメール機能に、タイトルだけ書いてたり、 最初と途中のニ、三行を書いてほったらかしたり。 まーまー、 世の中、言葉フェチばかりではないので、 「君に退屈」せず、 「君」の良いところを探してみてはいかがですか? ありがとうございます。
0感想ありがとうございます
0ノート、と文字による言葉について言及しているのに、「風で飛んでいってしまってる」と表現するのがいいです。 というのも、言葉の中ではどちらかといえば、文字よりも「声」の方が風に飛んでいく、発せられた瞬間に消える性質です。文字というのはある媒体に残ると、基本的に延々と発せられ続けるものです。 そんな文字の世界でも、「ノートの切れ端」といった、記録という力を持たされずこぼれていくものがあるんだぞ、と訴えかけている。逆に、「声」についてはどう小考するのかとかは気になりましたが、自分の中での思考の細分化が少し進みました。ありがとうございます。
0この作品を読んで、https://www.breview.org/keijiban/?id=6831を思い出しました。 どちらも良作!
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