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友だち
断ち切れない想いが誰にでもあるように、私の網膜にも瑠璃色の海辺が張り付いている。潮の匂いに混じる浜辺のちいさな生き物たちのあわい泡のかたちを壊さないように、同じかたちの呼吸を真似てみる。わたしは人だから気配を消すことはできないのだけど、どうしても祈らずにはいられない。その祈りはいつも海の味がする。
友だち ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 794.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 11
作成日時 2025-02-07
コメント日時 2025-02-09
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 3 | 3 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 2 | 2 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 6 | 6 |
| 総合ポイント | 11 | 11 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 3 | 3 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 2 | 2 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 6 | 6 |
| 総合 | 11 | 11 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


海辺、浜辺の生き物たちと、一緒に海を体験した思い出は僕にもあります。祈りと海は、 混ざりあって、恒久の記憶になる気がします。
1タイトルが良いですね。そして文章も良いですね。
1その祈りはいつも海の味がする。というフレーズの繊細さが、一等印象に残りました。何を食べて、何時間くらい眠ったらこんなフレーズが浮かんでくるのでしょうか。ときどき海辺で佇んでいる人は、じっと何かを祈っているように。そして海はまた、今日も誰かに波を届ける。文脈からは微かに、『友だち』を懐かしむような気配がしました。
1コメントありがとうございます。 >何を食べて、何時間くらい眠ったらこんなフレーズが浮かんでくるのでしょうか。 どんな生き方をしていればそんな詩が生まれるのだろう、と、詩はその人を映すような気がしますね。 何を食べ…ちなみに私は菜食です。これは結構解題になる気がしますが、1.5Aさんだからまぁいいか。笑
1ありがとうございます。
0コメントありがとうございます。
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