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感覚
タバコを吸い始めてから自分の中の感覚が変わった。感情とか思い出とかタバコを吸うとそれらが輝く。でも吸い終わるとそのフィルターは全くと言っていいほど無くなる。吸い始める前はそんなフィルターはなくて,感情も安定していた。 まるでタバコに振り回されている感覚だ。 でも私はそれを望んでいたのかもしれない。女の子に振り回されたい,あの子を忘れて。 タバコを吸うようになったのは興味というのも確かにあったけど1番はタバコであの子を忘れられると思ったから。でも思い出がぼやけているだけで輝いている何かという感覚だけ残った。 今や僕は,何者でもない愛という感覚だけ覚えてただタバコを吸うだけ。
感覚 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 772.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-11
コメント日時 2024-02-13
項目 | 全期間(2024/12/13現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タバコが感情や思い出を輝かせる。たしかに、タバコの煙は、何となく思考に働きかけます。 その一瞬の良さ。でも、動機はつらい気持ちやもやもやを晴らそうとして。 そのエクスペリエンスを知ったら、もうタバコは必要がないのでしょう。 過去に生きるということは、やはり少し間違っているかと。
1過去に生きるのは虚しい事と思います 今を生きて下さい
1恋もタバコも一種の中毒で止めるにやめられない。忘れたいけど身体と心が覚えている。そんな風に感じました。
1何者でもない愛の感覚、というフレーズ、なんだかとても哀しいですね。でも、ぼやけても輝いている思い出というものを上手く形容して余す所がないと思いました。哀しいけれど、やはりそれこそが語り手の本音なのでしょう。 それにしても、思い出がぼやけてもなお輝いているという感覚、痛いほどに分かる気がします。たとえば最高の女性だったと思っていたとして、その女性との記憶が薄れたとしても、「(自分にとって)最高の女性だった」という認識は忘れようがないですし、それは思い出補正云々という話でなしに端的な事実ですから、論理的に言っても消えるはずがない。 そんなことを思っていた私にとって、この詩を読み、なんだか同士を得たような心地がいたしました(笑)。みんな本当に、ちょっとあまりにも忘れるのが早すぎやしないかと。2年経っても忘れられません。一生忘れないかもしれないと思っています。
1コメントありがとうございます
1そこまで深く理解して読んでもらえるとは思いもしませんでした。ありがとうございます
1コメントありがとうございます
1コメントありがとうございます
0eカンジ 詩的な視線を感じます
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