黒い(14歳) - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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黒い(14歳)    

黒い 目の前の世界は 僕の劣等を証明する 輝く光は だからお前はダメだと 問い詰めてくる 出そうとした声は 誰にも通じない雑音となり 自らの物であるはずのこの手は 気が付けば自分の顔と頭を 酷い音を立てて殴りつける 持っているはずの心は 他人の事を理解できず わかりもせず 他に手段なく やむなく塗りつぶす なのに 戯れに嘲られて 忘れ去られていく 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 思わず声が出た でもそれは ただの意味のない騒音として この世界に出てきてしまった 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 通じないその言葉は吃音だとはまだ誰も言わない 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 不随意に動く手はトゥレット障害とは誰も知らない 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 良い言葉のみを聞け 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 それ以外には 何も聞く必要はない 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 いっそ愚かでいろ 「おのれの心を護れ」と 「自らの価値を判断するな」と 「正しい方法と自らを頼りにせよ」と 良い言葉がこの世には語り継がれていることをまだ知らない 誰にも通じない絶叫は うるさいと怒鳴り付けられ 終わる 手足を出せない言語的サンドバックとしてまたこの日は終わる 世界は 黒い でもそれだけだ 釈迦の言葉を浴びる 二年前の日々


黒い(14歳) ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1360.2
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2021-06-29
コメント日時 2021-07-03
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:1360.2
2025/12/05 18時53分16秒現在
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    作品に書かれた推薦文

黒い(14歳) コメントセクション

コメント数(10)
stereotype2085
作品へ
(2021-07-01)

苦悩に満ちていますね。僕は仏教に聡くないし通じてもいないのですが、苦悩を感じる。仏教に救いを求め、あるいはそこに光ありと信じ知っているのに報われない苦しみがここにはある。こうやって結局仏教は誰も助けてくれないのだな、などと戯言めいたことも言いたくなります。「あ」の連呼は良かったです。最後に付け加えるならばこれは完ぺきに私的なプライベートな詩だとも思いました。

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蛭子子
蛭子子
作品へ
(2021-07-01)

ちょっとうわべをなぞってる感があると思います。 トゥレット障害とか吃音の辺りをもっとじっくりおしえて欲しいと思いました。 でも、びっくりマークなしの「あ」の連続だけで絶叫の圧を感じることができて、詩の中にちゃんと緩急があってすごいと思いました。

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羽田恭
さんへ
(2021-07-01)

正直、あまり良くない作品なんですよね。 (実はビーレビュー毎月2作品投稿を個人的な義務にしているのです。なのであまり質のよくない作品も混ざります) この手のものではhttps://www.breview.org/keijiban/?id=1524 これが今のところ最もよいかと。

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羽田恭
stereotype2085さんへ
(2021-07-01)

こんな苦悩を割と最近までやってました。 今月ネタが切れてしまってこれを書いたのですが。 釈迦自身は「私は正しい方法を述べるだけだ」というニュアンスの事をどこかで残していました。 なのでこの時点の自分は実行できてなかったという事です。 「あ」の連呼。 あの時のどうしようもない感情を表すなら、こうなりました。

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羽田恭
蛭子子さんへ
(2021-07-01)

ネタ切れでした。 「あ」の連呼だけは成功だったみたいですが。 説明しますと。今ではこの二つは発達障害の中に入るみたいです。 トゥレット障害は体が不随意に動いたり、勝手に声が出たりするものです。 人により程度や症状は様々で、子供だと割といるようです。 大人で残るのは少数になります。 生活に支障をきたすレベルですと、薬で抑える場合もあります。 吃音は、口や喉などの機能上に問題がなくて声がつまったり間延びしたり、上手く出ない症状ですね。 これらを説明しながら詩にするのは、少々困難かと。 挑戦する価値はあるかもしれませんが。

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蛭子子
蛭子子
羽田恭さんへ
(2021-07-01)

あ、トゥレット障害と吃音についてはもちろん知ってるんです。 そこを一文で済ませちゃうよりも、当事者ならそれに対する自分の実感があった方が入り込みやすくていいのかなって思いました。 当事者じゃないならどういう意図で使ったのか知りたいです。

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田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2021-07-01)

ああの反復がおもしろかったです。

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羽田恭
蛭子子さんへ
(2021-07-03)

当事者です。 トゥレット障害については社会人になってしばらくしてから診断がつき、正体不明の化け物の名前がようやくわかりました。 吃音は軽度になると思います。 昨年、発声練習としていいと言われている「外郎売」をしばらくやったら大部改善されました。 ただただ誰の目に付かない亡霊に生まれた時から取りつかれているようなもので、実感も何も日常的な理解不能の地獄に過ぎないとしか言えなかったです。 詩にしにくいのが正直なところです。

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羽田恭
田中宏輔さんへ
(2021-07-03)

この作品では「あ」の反復だけはよかったかなと思いますね。

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羽田恭
さんへ
(2021-07-03)

予想外の御言葉を! 確かに14歳当時の事を思い出しつつ書きましたが、失敗かなと思っていたので。 中学生のある意味面倒くささが上手く出ていたかもしれません。

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投稿作品数: 1