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朝
刺激的な朝が訪れる 野人の跋扈で異臭が解放され 今日背が伸びる 指が一センチだけ笑って居た 裏で見ていた虫が模糊として 蒙毅(もうき)を想起させる朝 自我のルオー化を止められず 抱くことを命令されて怯(ひる)む 朝が時間と共に移行する ジョーを捕獲しようとして 透明なジョーは空へ吸われて 朝が朝へと移行する 背が0.5ミリだけ伸びている事に気付き 朝から朝へ朝から朝へ三層の朝が 朝を刺激的な朝から模糊とした朝へと変えた 天空のジョーがゆっくりと下へと落ちて行く
朝 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1498.4
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2020-06-30
コメント日時 2020-07-25
項目 | 全期間(2024/12/10現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
沙一さんコメントを有難う御座います。日本語だと分かり辛いかもしれませんが、刺激的な朝が訪れるとはbe going to、willのつもりでした。背が僅かばかり伸びる事が実は大げさな事ではないのかと言う観点からの最初の一行でした。科学的な視点では間違っているのかもしれませんが、身長の伸長と言うものが如何に大袈裟かと言う視点です。なので他の内容も、刺激的な朝のある意味全て説明と言うのか、詩内容そのものなのですが、主内容は背の伸長ですね。蒙毅(もうき)を想起させられたり、透明なジョーが空に吸われて落ちて来たり、朝から朝へ朝から朝へと言う三層の朝も、刺激的な朝の具体的な内容なのですが、あくまで主内容は背の伸長です。 ルオー化は宗教問題など言い出したらきりがないのですが、私としては、彼の気に入らない作品は、捨てさせろVS画商の全て売りたいと言う晩年の訴訟を思い出して取り込んで見ました。結局ルオーが訴訟に勝つのですが、享受者としては画商の言い分にも一定の意義があるような、経済的な意味を超えてです。その画商、ルオーと恐らく、専属契約だったそうですから、訴訟自体が、恐ろしい様な気がします。 そうですね、端的に言うと、ジョーは若草物語のジョーを考えると、中世的、トムソーヤやハックルベリーフィンの物語を考えると、土俗的な、古い、メイフラワー以前のアメリカすら想起します。缶コーヒーのCMの宇宙人ジョーンズや宗教家のジムジョーンズを考えると、コメント不可能になってしまう様な、そんな感じもします。 何にしても最初の一行の刺激的な朝はその後の行の内容すべてに渡って居ると言うニュアンスで、置いてみました。一行目の内容の具体例は二行目以下の内容全てですよと言う詩作スタイルでした。 その他細かいニュアンス?通常のジョーと透明なジョーや、ジョーを捕獲しようとしてなど、内容的には曖昧な書き方が、自分でも再読して認識できるのですが、ジョーの処理でもう少し展開できたかもしれないと、今では思っています。
0とっても難しい。。私の頭ではついていけない。きっと奥がずっと深いんでしょうね。ユニークな表現ですね。ついていかれるよう頭の訓練します。
0戸ヶ崎朝子さんコメントを有難う御座います。背が伸びると言う事と天空の城ラピュタが念頭にあったのかもしれません、飽くまで後付けですが。ジョーはやはりインディアンジョーと若草物語のジョーに付きますね。もっとあると思うのですが、とりあえずこの二大イメージが大きいです。そうですね、詩におけるユーモアとは何か、考えだしたら徹夜してしまいそうです。
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