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作成日時 2020-01-28
コメント日時 2020-01-29

梅の種を割る 祈るたびひとつ、またひとつ ぱきん、と鈴を振るように 掌に張りついた息 指先はかすかにふるえて 髪ばかりがつやつやとひかる 遠吠えが空を裂く 肩をいからせた哀しみが じっと見つめている まばたきをする 数えることももはや忘れて ふりむけば あなたがいる 風の蓋が外れて ただ生きていければよかった 薄桃がぱちんとはじけて どこかに行こうとしている ひかりが空を割る 触れ合った指先はわずかにふるえて あなたとわたし ふたりのひとり 白い夢に赤を落とす 足音さえもぽつりと途切れて ほこりひとつもないままに 指先を離れた過去が 終わらない夢を見ている


項目全期間(2020/02/22現在)投稿後10日間
叙情性33
前衛性33
可読性11
エンタメ00
技巧77
音韻00
構成00
総合ポイント1414
 平均値  中央値 
叙情性1.51.5
前衛性1.51.5
可読性0.50.5
 エンタメ00
技巧3.53.5
音韻00
構成00
総合77
閲覧指数:303.6
2020/02/22 16時46分54秒現在
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コメント数(1)
いすき (2020-01-29):

「梅の種を割る」という日常あまり見かけない行動から始まることで、読ませる作りになっていると思いました。「ぱきん」の印象も強く、これによって後の「ひかりが空を割る」が成立するのだなと思いました。もしこれらの繋がりがなく、単にひかりが空を割ると言ったのでは、こんなにイメージの膨らむ表現にはならなかったかもしれません。大変勉強になりました。

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