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散髪   

作成日時 2017-07-01
コメント日時 2017-07-05

朝焼けの声を聞いた ぞわぞわとたなびく 梅雨前の緑 昨日から 受け継いだ 艶やかな 黒髪を ばつりと 裁つ 切り捨てられた いつかの私の残り滓 あまやかな 爪の先に そっとからむ ひそやかな感傷


項目全期間(2019/11/19現在)投稿後10日間
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2019/11/19 18時36分28秒現在
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コメント数(6)
yamabito (2017-07-02):

はじめまして。 髪の毛を切ったり、爪を切ったり、髭とかも。 そういう、今まであった、御自分の余分なものとの決別を感じた時に、人はそういう行為をするのでしょうか。 決して生まれ変わるものではないにしろ、少しだけリフレッシュしたい気分の時、何かを切り落とすのかもしれませんね。 人の細胞はある周期で入れ替わるのだと言われていますが、心もそうなのかもしれません。 作品は短いですね。 その中で、読者は色んなことを想像するという作業を強いられるわけですが、適度なわかりやすさと心情と言葉選びの妙が織りなす独自の視界が展開していると感じました。

あきら@ちゃーこ (2017-07-02):

静かな視界さん レスありがとうございます。以下に想像の余地を残しつつ描写をするかを追求してます。

渡辺八畳@祝儀敷 (2017-07-03):

自分の中ではあきら詩のなかで今作が暫定一番の作品ですね。 毛や爪って臓器や皮膚とかよりかは完全に自己ではないというか、他人としての要素を持つものに思えます。それは日々身の外へ外へと伸び逃げようとしているからか。しかしそんな彼らこそが伸びることで自己に時間経過を知らせてくる。 伸びた爪や髪の中には時間が内包されているんですよね。昨日までの自分がそこに宿っている。 ちょっと書いてて自分でも意味わかんなくなっちゃったけどそんなかんじ。

あきら@ちゃーこ (2017-07-03):

祝儀敷さん レスありがとうございます。そうです。昨日までの自分が、その残り滓が、髪や爪にはあって、 それを切り捨てることによって自分を更新していくんです。

まりも (2017-07-05):

あまやか、ひそやか、という言葉の持つ質感や音韻に惹かれつつ、その内容、感受する感覚を、もっと体感で表してほしい、そんな欲を覚えました。たとえば、淋しい、と言われた時、どんな風に?と問いかけたくなる、その具体性の部分、といえばよいでしょうか。 〈梅雨前の緑〉という自然景と、つゆまえの、という音の響き。緑の黒髪、という言葉を背後に潜ませつつ、〈艶やかな 黒髪を〉と、自らの肉体に引き寄せていく。 自分自身の身体の一部が、昨日からそこにあり続ける、ということ。その認識に、驚く感性を持っている、ということ。その過去の自分、過去の時間を切り落としていく、という行為に見出す意味。非情に魅力的な題材だけに、ひそやかな感傷、と、定型的なフレーズに収めて行ってしまうところが、なんとももったいないような気がしました。 増殖していく自然と連動するように、「わたし」の意識とは無関係に増殖していく髪の毛、伸びていく爪、に対する、違和感はないのか。違和感ではなく、感嘆や讃嘆があるのか。「わたし」は取り残されているのに、体だけが今日を、明日を生きている、という乖離の感覚はないのか。あるとしたら、そこには安堵があるのか、不安があるのか・・・などなど・・・すみません、ちょっと突っ込んだことを書き過ぎているかもしれませんが・・・鋭敏さに共感する部分が多々あるので、このようなコメントになりました。余計なことであれば、スルーして下さい。

まりも (2017-07-05):

非情に→非常に です、誤変換。

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