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車の窓から   

作成日時 2019-11-06
コメント日時 2019-11-09

猫が一匹、傾斜はおよそ四十五度の 土手の階段をのぼっていった のっのっのっ 白と黒の毛色の猫が一匹、寒空の下だ ゆうゆうとした足取りでのぼっていってしまった のっのっのっのっ 草に気をとられることもこちらを見ることもなく (ふん かわいいやつだ) そのまま見えなくなった のっのっのっのっのっ ──あれじゃあいつかのどこかの誰かさんだ 視線を再び本に落とす のっのっのっのっのっのっのっ


項目全期間(2019/11/19現在)投稿後10日間
叙情性33
前衛性00
可読性00
エンタメ22
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント66
 平均値  中央値 
叙情性1.51.5
前衛性00
可読性00
 エンタメ11
技巧0.50.5
音韻00
構成00
総合33
閲覧指数:468.2
2019/11/19 02時57分07秒現在
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コメント数(3)
るるりら (2019-11-06):

のっのっのっ  ……という表現が なんとも あじがありますね。「のっ」の数が増えているところが また 良いです。車の窓からの視線というのも、軽妙な感じがします。「あれじゃあいつかのどこかの誰かさんだ」←さっぱり わからないですけど?だからこそ なんだか そうねぇ。わたしが出会った誰かさん(藤さんの知りようのない人)を猫に例えて、拝読して 勝手に ほんわかとなりました。

藤 一紀 (2019-11-08):

るるりら様 読んでくださって、ありがとうございます。四年前に書いたエスキースに手を入れてみました。 元詩はちょうど車を停めて、本を読んでいた時に、フロントガラスから見えた猫の動きを言葉の相に移しただけのものなのですが、本当に「のっのっ……」という音がぴったりくるなあと思うような足取りだったんです。よく思い浮かんだなと我ながら感心しています。 ただ、見返していると単調な印象が拭えなかったので試しに少しばかり変化を入れてみた次第です。()部分や、ご指摘の「いつかの~」の箇所はその際に入れました。コメント、ありがとうございます。

エイクピア (2019-11-09):

のっのっのっのっ、この表現が個性的です。車の窓から眺めているのですね。その視点は猫と自分を同一視することなく、突き放した先にある愛しみ、かわいがりをしたい欲望が含まれていると思います。

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