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作品ナンバーの増えない戦争   

作成日時 2019-10-09
コメント日時 2019-10-19

「世界は眩しいからね」 というくぐもった声を、本当はずっと覚えているから、言われたとおりにサングラスを外してしまいたかった。ずっと極地の夜にいるみたいですよね、死なない方法をなりふり構わず探している。社会から外れるなら、ついでに正気も外そう。たった今から清潔な病院で縛られていく。それでも忘れ物が減らないのは、ぼくが優しいからだよ。初めて学校に置いてきた傘を、ひとりぼっちにしたくなくて。    子供たちが裸のまま、水たまりを踏み割ってる。    雨のリズムとりもどせないと末路だけは、    みんなもっとはじめから知っていた。  もっとかさぶたをいで?空のもっともっと上の方から。透明な砂に撃ち抜かれても走り抜ける姿は、新しい神様との戦争みたいで。虹以外のすべてが洗い流されたら、ぼくはなんて言おうか。とびきりの一言が出るまでやり直している。


項目全期間(2019/10/23現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性00
可読性11
エンタメ55
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント88
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性0.50.5
 エンタメ2.52.5
技巧00
音韻00
構成00
総合44
閲覧指数:864.7
2019/10/23 19時38分05秒現在
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コメント数(4)
帆場蔵人 (2019-10-18):

誰かの言葉に縛られ、社会から外れ正気も外して、外れて行こうとしてまた病院で縛られていく。内からも外からもがんじがらめな思い。そんな思いを誰もがしているのではないか。SNSだったり家族だったり法律や自分の矜持、コミュニティのルール、倫理だ道徳だ良心や社会常識だと世の中にも自分の中にも決まり事があるもんだから。息苦しい。 >それでも忘れ物が減らない、優しさか寄り添うような共感のようなもの。いいのだけれど、僕が優しいか>らだよ、という直接的な書き方は避けた方が良かったのではないか。僕、という主語が明確に書かれるこ>とで妙に差し出がましく感じてしまう。 そこ以外はとてもリズム良く読めました。二連目の裸の子どもたちの描写は人のなかの縛られない、縛られたくない思いの表れか。 もっとかさぶたを剥はいで?空のもっともっと上の方から。透明な砂に撃ち抜かれても走り抜ける姿は、新しい神様との戦争みたいで。虹以外のすべてが洗い流されたら、ぼくはなんて言おうか。とびきりの一言が出るまでやり直している。 これを読むと詩作を描いた作品なのかと感じます。虹こそが普遍的な詩情でそれをつかみ言葉で象るために新しい神様との戦争を繰り返している。文体は流麗でありながら書かれている詩の主体の有り様はとても苛烈な覚悟を秘めていると感じます。

帆場蔵人 (2019-10-18):

すみません、引用部分を間違えました。7行目、8行目が引用です。失礼しました。

左部右人 (2019-10-19):

>もっとかさぶたを剥はいで?空のもっともっと上の方から。透明な砂に撃ち抜かれても走り抜ける姿は、新しい神様との戦争みたいで。虹以外のすべてが洗い流されたら、ぼくはなんて言おうか。とびきりの一言が出るまでやり直している。 最終連が素晴らしかったです。「透明な砂~虹以外のすべてが洗い流されたら」の暗喩的な表現は、本作のような短詩の中でこそ活きるなと思いました。最終連に行きつくまでの過程で、最終連をより活かすような/関連付けるような描写があれば詩としての強度が一層高まるのではないかなと思います。

鈴木歯車 (2019-10-19):

帆場蔵人さん、左部右人さん、コメントありがとうございます。「ぼくが、自分が」から書き始めることが多いようです。

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