リコール17 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

「中央公園より」

わかりあえなくたっていい

人種、国籍、性別、年齢、人間同士のわかりあえないディスタンス、そんなことよりも、おたがいに笑っていよう、ここはみんなの公園だから——

沙一

わたしの髪は生きているのか……

心を亡くしてしまいそうなときに

ささやかなお洒落をたのしむ、それは自分が自分であることをわすれないために、ひつようだったのかもしれない——

沙一

angel coffee?……

一瞬と、永遠

幸せなコーヒーと、降りやまない雨、好きな人といるとき、あなたならどちらを選びたいですか?

沙一

食べ物と死ぬ人

目が付いているうちに読みたまえ諸君

傑作。 目が付いているうちに読みたまえ、諸君。他に言うべきことはない。

石村利勝

別れ

余りにも挑戦的、だがそれがいい

数ある一行詩の中でも、想像力/表現力がとても高い作品。最初は(え、これだけ?)と感じることだろう。しかし、これだけ?からの作中世界の広がり方は、これだけ?発言が恥ずかしくなるほど広すぎるのだ。

ふじりゅう

ママンへ

散り際にも見えるママンの後ろ姿

無駄なくそつなく、それでいて大胆にママンに語りかける。「ママンへ」あなたはこの書き出しで何を思い、連ねますか?

stereotype2085

名残の雪

美しいと思える作品だった

美しい空間を、踏む。踏むことで、汚す。踏むことで汚す、明示のされない寂しさ。本作にとって、雪を踏む行為、それだけが個の存在の証明なのだ。

ふじりゅう

例えば鳥の教え

色が付いたばかりの映画のように

情景の転調あるいは繋がりが「色彩」を基調にして、境界をあいまいにしながら広がる。

鈴木歯車

おかあさん

史上最強のタイトル回収

本文たったの6行、造作もなく読み切れ、詩人よ。 そして再度タイトルを見返し驚愕せよ、詩人よ。

さ、さ、さ、

空なんか見てんじゃないよ

淘汰

この詩はあるタイプの詩と詩人を淘汰するべく書かれている と言えば言い過ぎか。 要注目。

stereotype2085

はずしわすれた風鈴が鳴る

やさしくせつない短歌集

かたづけられない想い出、それでもめぐりくる季節——

沙一

春風に吹かれてる

だいじょうぶだあ

《なんてこたあ ないんだよ》 天国から呼びかける声が、聴こえる。

stereotype2085

永遠の反射

名作?それともただの習作?

ただの習作なのかもしれない。が、ここには作者当人も気付いていないかもしれない、天才がいる。俺の直観は当たるんだよ。人生で二回くらいは。

石村利勝

こんにちは まっさらな世界

「まっさら」の優れた表現

あなたの世界も「まっさら」ではないかな? 「まっさら」なのに、書けますか?

南雲 安晴

imagine

パンチング。

今からリーディング界隈を、ノックアウト。

stereotype2085

はっかといちご

詩における視覚要素の決定版

いわゆる視覚詩的なものは作ろうとするとパッと見の奇抜さで満足してしまい、それを行った理由に乏しくなってしまうことが往々にある。しかし「はっかといちご」はその域を超え、結晶の造形だからそこの効果を成せている。

渡辺八畳

独言少女

いつも終電に間に合う人生生きてますか

少女の独言は胸に刺さる。というか萌える。条件があって、少女は本当に少女でなくてはならず独言は本当に独言でなくてはならない。なのでこの詩は刺さるし萌える。

石村利勝

MY 9090 OF NO……

最先端ノスタルジア

なつかしみが 超えてゆく 未来という名のノスタルジイ 

真清水るる

骸骨スフィア

プラトニックな求愛の舞踏

ほろびたゆえに、もうほろびることのない、永遠の愛。それは、幸せか、囚われか——

沙一

人魚性

海、たましいの故郷

素直さゆえに、なじめない人間のせかいにたいする、異邦のかんかく——

沙一

宇宙飛行士の解剖

死因は、孤独

二重の夜に、追い詰められた、かれは、涯のない闇のなか、吊るされた——

沙一

家庭の檄文

悲運

そこには笑顔の絶えない、家庭があった。

stereotype2085

あす

ミのシャープはファ

「ミのシャープ/響かせる笹舟にのせて/送り出してみる」って、やりますねえ。ひねりが利いてて鮮やか軽やか、清新なリリシズム。これぞ令和の”もののあはれ”じゃないですか?

石村利勝

バナナはおやつに入りますか

たもつワールド全開

これはバナナですか いいえ詩です たもつザ・ワールドです

羽田恭

TOKYO

不良天使の幻像

広大さと、小さなもの、神聖さと、世俗的なものの、コントラストに富んだミニチュア——

沙一

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リコール17    

人類愛で死ぬまで食っていきたい私たちは いつも、傍観者という役名も いただけないほどの 傍観者でした。 「死にたがりが死にたがる歌を  死にたがって歌うたび、  死がわたしたちの肉体から  もっとも遠ざかるのはなぜだろう」 「伝統なんてくそくらえ」という 言葉がマニュアルにあるから叫ぶ。 「『伝統なんてくそくらえ』という  言葉がマニュアルにあるから叫ぶ」 という言葉がマニュアルにあるから叫ぶ。 「おまえだけの人生じゃない」 を 土台にして血を吐き散らし、 その上に重ねた 「おまえの人生だろ」 を、 磨り減った靴の裏で踏み潰して早十七年、 できあがった人間がこちらになります。 あゝ神さま どうして、 こんな欠陥品のまま、、私を、、、 享年。


作成日時 2018-11-21
コメント日時 2018-11-24

リコール17 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 322.8
お気に入り数: 0
ポイント数 : 0
#受賞作
項目全期間(2020/07/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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音韻00
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 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:322.8
2020/07/07 16時07分27秒現在
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    作品に書かれた推薦文

リコール17 コメントセクション


コメント数(4)
まりも (2018-11-22):

冒頭からユーモアを交えつつ、きれいごといってんじゃねえよ、という反発力がガンガン響いていて、言葉の軽快な流れやリズムも心地よかったです。 最後、語り手を天国へ移送してしまった飛ばし具合、面白いと読むか、その一歩手前で、まだ生きている体に叫ばせよ、と思うか・・・他の方はどうでしょう。

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南雲 安晴 (2018-11-23):

『人類愛』と『傍観者』、『おまえだけの人生じゃない』と『おまえの人生だろ』と、しょっちゅう人が片方だけに寄りかかるアイディアが、パワフルな調子で書きとめられていて気になる詩だと思いました。悲しいことですが、私の能力では、今のところ、二連と三連の意味は取れていません。でも、死にたがり、伝統、マニュアル、といった道具の登場は、良いと感じます。

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みうら (2018-11-23):

みえてる世界を書こうとされていると思う。詩文を書く根源的に持つべきもの、トライアルな気持ちを感じる。平たく云えば人の生き死にについて。あるいは新しい世界を求めるような気持ち。残念な気持ちで終わらせていることに勿体なさがある読後感だった。おそらくだけれども、本作に詩文として書けなかったことのほうに惹かれるものを感じる。言い方がおかしくなったので、言い直すと、本作に書かれていない言葉の存在を大きく感じるし、それに魅力を持った。

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IHクッキングヒーター(2.5kW) (2018-11-24):

矛盾を並べたてて、何なのこれ?って言いたくなる気持ちはわかります。それを飲み込むのが大人だとか言われそうですが。

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