君が一緒に暮らそうだなんて言うたび
僕は何だか気まずい思いがして
今までずっと返事を先のばしにしてきたけれど
そのうち君の熱愛が発覚して
しかもその相手が十五も年上の妻子持ちだったもんだから
それで一緒に暮らさなくてもよくなったんだよ
君は美容師見習いだったよね
相手の男はお店のお客さんかい
何でも大森にある中小企業の社長らしいって
君の女友達からいろんなゴシップを聞かされたんだ
それで毎週火曜の定休日には
いつもそいつと極秘デートをしてたんだってね
そいつは自称元ミュージシャンで
フランク・ザッパが大のお気に入りで
誰かさんのバックバンドも昔やってたとかで
今じゃ君のために一カ月十キロものダイエットに挑戦中
君の誕生日にはエルメスの青いスカーフをプレゼント
そうして火曜日ごとにふたりでホテルへしけこんでたんだね
君と一緒に暮らさなくてよかったよ
だって火曜日は毎週必ずやってくるからさ
作品データ
コメント数 : 12
P V 数 : 402.1
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作成日時 2026-02-15
コメント日時 2026-02-16
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/06/20現在) | 投稿後10日間 |
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| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
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| 技巧 | 0 | 0 |
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| 構成 | 0 | 0 |
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閲覧指数:402.1
2026/06/20 23時38分27秒現在
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火曜日なところが良いですね。 美容師から月曜日が女性の休日とイメージしました。 彼女は自分の休日をずらせて男と逢う。 そこに女性の強かさと狡さを感じました。 意味深い中での後悔の残り香がする火曜日を楽しめた気がしました。
0こんにちは。 「人間はどこまでいっても孤独なのだなあ」 という紅井さんの言葉を思い出します。 >>僕は何だか気まずい思いがして これが引っかかりますね。 勘が働くというのか… これは単なる紅井さんの表現方法に過ぎないのかもしれませんが "熱愛 極秘" "ゴシップ" と週刊誌用語のようなものが散りばめられているのがきになりました。 これは流石に飛躍しすぎかもしれませんが、週刊誌は発売日があるので 火曜日に 注目してしまいます。 一読者目線ではありますが、 この"僕"は 君に対する表現の仕方が ファンかそれに近い時の 切り取り方 な気もして 恋人同士としては 不思議な距離感も感じます。 「君と一緒に暮らさなくてよかったよ だって火曜日は毎週必ずやってくるからさ」 ここに 人がどうあがいても結局は 一人きりであることの かなしみが 詰め込まれているように思いました
0なかなか読ませる内容だったんですが、ひとつひっかかるのが、そういう女が自分から「一緒に暮らそう」って言いだすのかな?と。二股だと実際かなり不都合なんじゃないですかね。永野芽衣にご意見うかがいたい。
0ちょっと詩の感想から逸れるんだけど、 フランクザッパがお気に入りなんて、彼は技巧派で音楽的な意識も高いね。 あの少しエスニックで多国籍感のあるプログレッシブロックは僕も好きだな。 独自色が強いのでなかなか真似はできない演奏スタイルです。
0コメント、有り難うございます。 美容院って普通火曜日が定休日ではなかったでしょうか? なので火曜日に他の男と浮気するという設定にしたつもりだったのですが……。
1コメント、有り難うございます。 ご指摘通り、「熱愛」とか「極秘」などといった週刊誌用語は、 「僕」の必要以上に茶化した、なかば自嘲めいた言い回しですね。 そもそも「僕」は「君」の浮気を知っても、あまり傷ついたり嫉妬したりする様子がありません。 つまり、もともとそれほど真剣な恋愛ではなかったのでしょう。 ここにも孤独な男がまたひとり、というわけです。
0コメント、有り難うございます。 ご指摘通り、「熱愛」とか「極秘」などといった週刊誌用語は、 「僕」の必要以上に茶化した、なかば自嘲めいた言い回しですね。 そもそも「僕」は「君」の浮気を知っても、あまり傷ついたり嫉妬したりする様子がありません。 つまり、もともとそれほど真剣な恋愛ではなかったのでしょう。 ここにも孤独な男がまたひとり、というわけです。
0↑すみません。分裂してしまいました。
0とんでもない話だけれど、この歳になってそんな話ごろごろしていると知るとなんか無情に打たれますね。
0コメント、有り難うございます。 おそらく「君」にとって「僕」は長期的な「保険」、浮気相手は短期的な「金ヅル」だと思われます。 一緒に暮らしたいというのも、単に「部屋代を浮かしたいから」などといった軽い動機からでしょう。 だけど一緒に暮らせば二股がバレバレだろうと思いきや、この手の女は天才的な嘘つきなのですね。 そして、「僕」の方も何となくそれを察していて、距離を置いてつき合ってるというフシもあります。 (ところで「永野芽衣」というのは女優の「永野芽都」のことでしょうか? ウチのボロPCで何度やってもその名前では検索できなかったのですが)
0コメント、有り難うございます。 フランク・ザッパ、いいですよね! 自分も大好きです。 でも日本での評価はまだまだと言うか……。
0コメント、有り難うございます。 ところがこんな無情な話は今日日ごろごろしてるんですよね。 いわゆる「パパ活」というヤツです。 ヘタすればこの「僕」にしても別に本命がいる可能性があります。
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