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天国
一月の 冷たくも 広すぎる海に流された たどりついた島にはラクダがいた ───やけに懐いてくる生き物である しばらく走ると 〈天国〉と書かれた看板があった ラクダは 茨の道を馳けていた ───私は知らずに傷つけた 吁! 君を置いて行かなければ! この狭き門を通ることは出来ない! この砂漠 しかし、茨だけが美しく咲いている 2つの爪は剥がれ、肉球には棘が刺さっている おお! 君を置いて行かなければ!
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天国 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 459.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2026-02-01
コメント日時 2026-02-04
| 項目 | 全期間(2026/02/12現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


天国てテーマはすごい面白いですよね これはある種、人間性とは果たしてなんなの?てことだと思ってて、逆説的に地獄になりうるよなとか思ってて
1コメント嬉しいです。 ありがとうございました おっしゃる通り「人間性とは何か」 「天国の条件」などのテーゼを 念頭に置いてつくりました。 ある意味、芥川の「蜘蛛の糸」のように自分が救われる(狭き門を通る)ために他の亡者(ラクダ)を見捨てるということの倫理の是非を問うている作品でもあります。
1感動しました。 また読ませてください。 ありがとうございます。
1こちらこそありがとうございます
0天国とは地獄の苦しみを通過したものだけが味わえる観念の世界。 芸術という目標の見えない狭い門に一歩脚を踏み込んだなら、 何かを犠牲しなければならない、という覚悟もいる。 天国という至上の喜びを目指す人ならば、ですね。 これが目標を目指す例えば競技選手の苦しみならば払う犠牲も取り戻せることはできる。 たどり着いたという気持のもとに、置いてきたモノも取り戻せることはできるのです。 いつまでも続く先の見えない狭き芸術世界の門。 語り手は重荷を運ぶラクダという同伴者を置いて行かなければならない。 ああ、後ろを振り返ればザラツストラは語る。 わたしはどれほどの苦しみを置いてきたのだろうか、と。
1私なら、ラクダを置いて天国に行くより、ラクダの寿命が来るまで一緒にいるかな?と思いました。 そんな人懐っこいラクダを置いていけない。
1コメントありがとうございます 「寿命が尽きるまで寄り添う」 なんて優しい言葉なんでしょう? この詩は 天国的な心を持つ人ほど 読むのが苦しい作品だと思います。 本当に 狭き門を通る人は ラクダ(エピゴーネンや最愛)を 置いていく人ではなくて、 レモンさんのように見捨てられずに 寄り添った人なのかもしれませんね
1コメントありがとうございます 嬉しいです。 ザラツストラは振り返り、語り、 そして意味づけます。 しかし、この作品の語り手は 意味づける前に叫んでいる。 「吁!」「おお!」 これは哲学じゃない。 生理反応に近いものであると思う。 犠牲が回収される保証はない 正しさが確定しない 天国が観光地になってしまった そんな宗教批判であり、 自己啓発批判でもあり、 進歩主義への懐疑でもあります。
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