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正社員
今朝はアラーム音が 角のない数字でやってきた 温度が先に追いついて 理由はだいたい追いつかない 回転し続けるのは 水か、布か、 それぞれ 元の場所を忘れたまま とりあえずの棚へ収まる 報酬、数字、達成、 同じ重さを目指しても 違う、と言われて 隙間はすぐに埋められてしまう 紙幣は 同じ顔で重なり 違う重さを持つ 結果ではなく 長すぎる理由を 垂れ流しながら 紙幣に残る脂汗の跡 円環が2つ 大きな音で 出口に向かうほどに はじまりの顔を取り戻す 一部は入口に預けられたまま 引き出せない安心として 残しておいた 継続なんて たいてい後付けだ はじまりで考えると続かない 今夜は一時停止を選び 灯りを1つ消して 上がってくる灯りを待つ 明日という切り替えは とても便利で それでも、 明日はまだ水曜日 水平な面に身を置くと 骨は静かに交渉をやめ 内臓は心地よい場所に収まり 規則正しいふりをする
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正社員 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 408.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-23
コメント日時 2026-01-24
| 項目 | 全期間(2026/01/25現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


読んでいる途中でこれは正社員の詩なのか?となりましたが、これはこれでよいのかもしれませんね。 いつのまにやら正社員であることが、公共性の根拠であるような、私からするとかなり違和感のある世界線になってきていると思います。 これは、たいした実績もない経営者がインターネットでブランディングだけ一丁前でご意見番みたいになるという言論の動向と、合わせ鏡な現象な気もしています。 今の社会はあきらかに劣等感駆動で動員されている。いや、昔からそうだったよという意見もあるだろうが、度が過ぎているというのか、加速度的に増幅している。 でないと所詮「正社員」が「特別」になるだなんてことが起きるはずがない。 10年前にゴールド爆買いしてた奴が今や小金持ちになってる。じゃあ、そいつが賢いのか?というと、そういうわけでもなく、たまたまの積み重ねでしかなく(友達とノリで始めたとか)、努力とかでもないような気がする。
0コメントありがとうございます。 ご指摘のとおり、このタイトルである必然性に引っかかりを覚えるのは自然だと思いますし、その引っかかりも含めて読まれること自体が、この作品の居場所なのかもしれません。 「正社員」という言葉が、いつのまにか公共性や正当性の根拠のように扱われている違和感には、私も強く同意します。これまでの社会人生活の中で得た感覚が影響してるのかもしれません。 この作品での「正社員」は、特別さを肯定するための言葉、というよりも、「空洞化した肩書き」の象徴のようなものをあらあらわしていて、本来は何も保証しないはずの属性が、比較や序列、劣等感の回路の中で意味を背負わされていく、その状況自体が主題に近いです。 しかし、おまるたろうさんのコメントを読んでから作品を読むと、努力や実績と無関係に、偶然やタイミングが富と言われるようなにすり替わっていく感覚、ゴールドの話も含めて、「正しさ」や「賢さ」などとは関係なく成り上がる構造については、作品でいうと >紙幣は >同じ顔で重なり >違う重さを持つ >結果ではなく >長すぎる理由を >垂れ流しながら 能力や努力では説明されていない、たまたまの結果だけが評され、理由は大したことなくても問われない構造。 それか、「成功の理由」があとから過剰に語られ、でもそれ自体は価値を生まない、という感覚に近いのかもしれない、という新たな気づきを得ました。 ありがとうございました。
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