生まれたその日から純粋な白になりたいと願った
罪悪感に苛まれる
赦しを請うのは自己の完結
焦燥感が心臓を握りしめてアメーバ
小指の先にガラスの破片が突き刺さる
血管を傷をつけながらやらやらと移動していく
眼球はどこも認識をしていない
返答はなし
両の眼は光を調節
目の前は白と黒に包まれた
苦しいのはオオルリの翼
気分がいいのは烏の羽
よろよろ歩くは足の裏
ざぼざぼと川を踏みつける
空は曇天
歩幅は瑠璃色に染まる
鋏でちぎるは赤い生命線
縁は切れていく
やめてくれ
小指は呪いなんだ
断ちたくないのは幼子の雑巾
それでも綺麗なハンカチでいたいと切に思う
望みをもつ黄色の絵の具は処刑
両の手を斬り落としてしまおうか
指先は冷え切っている
破片はするすると心臓に向かう
心臓がバターになればいい
それでいい
筆はこちらを見向きもしない
最初から見てもいない
誰も見ていない
限定された赤は茶色に変色
照った日は眩しく目は焼け落ちる
焦りが消え失せた
それは紫色の花で安堵
根を口に含む
己が満足を得る為にとる行動
私は特定的な緑になりたい
恐怖が支配する
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 207.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-12-25
コメント日時 2025-12-26
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/12現在) | 投稿後10日間 |
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| 可読性 | 0 | 0 |
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| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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閲覧指数:207.0
2026/01/12 00時24分21秒現在
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こんばんは。 >>私は特定的な緑になりたい という一文が気になりました。 文章は一節一節が強いイメージの連なりで、一気に読み解くというよりは、あじわって読んでいった方がいいタイプだろうかと 考えていたのですが、 >>鋏でちぎるは赤い生命線 >>縁は切れていく という節があり、 最初は 特定的な「みどり」と読んでいましたが 特定的な「えん」とも読める訳ですね。 そうなると結びの言葉の捉え方も変わって来るので これは仕掛けなのだろうかと考えたりしました。作中に様々な色が出てくるのも印象的です。
0一所懸命真面目に生きる志を持っていたけれど、汚れてしまったと言うような思いを文学的な硬さで表現しつつ、どこかその節は演歌を思わせますね。格調高さを繕った演歌という体の文章だと感じました。 人は生きていれば汚れるもの。作者の色への固執と潔癖への憧れを見ました。
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