フィラデルフィアの夜に 59 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に 59    

 フィラデルフィアの夜に、針金が作り出されていきます。  夕方。 大雨だった昼が嘘のように晴れ渡り、人々は帰途に就き、家の中へと入っていきます。 明るく、温かい中で昼間の疲れを癒し、家族との時間を過ごしていきます。  すると、動き出す。 ひとりでに。 動き出す。  街中の、帰り道の、家の中にいる全ての人々の手が。 動き出す。 右手が。若しくは左手が。最悪、両手が。 動き出す。動き続ける。  意思を、思考を、認識を、意識を超えて。 混乱と衝撃と困惑でも、止められずに。  白い、糸状の何かが指に絡まりだす。 それが、不随意に絡め、結び、盛り上げ、何かを形成し始める。  ← FRIEND HLPE  さらに手は、勝手に作り続ける。 細い、か細い針金が。 手を、小さい人の手を。 袖を引くように。 ひとつ、作り上げたのです。  みんな、異様に思うばかり。もしくは手を振り払い、何も思わず立ち去っていく。 それでも少数の幾人かは矢印の方向に歩み、走り、急ぐ。 か細い針金の矢印に従い、少しずつ少しずつ人々は困惑と共に合流する。 暗くなってきた夜、その中でも特に暗い夜へと入っていく。  その夜の中でもまた、人は合流する。 か細い針金の手に引かれ。不安を押し殺し。 かすかな針金の矢印に導かれて。か細い針金の手に引かれて。  HERE  そんな文字が光った。 真っ暗な闇夜に。 電灯を持つ者たちが、周囲を照らす。  また、何かが光る。  何かが光っている。 手持ちの光をその一点に集めた。 骨が見える。人骨がある。動く。人骨が。 人骨の手首から先、それが両方、動いている。 動き出す。動き続ける。 蜘蛛の巣の様なか細い針金がいつの間にか生成されて、緻密な細工が作り続けて。  いくつも。たくさんの。数多くの。 針金の細工が作り続けられていく。  どれほど時間が経っただろう。 その手の骨は動きを止めました。 また再び、周囲を照らします。 そこには汚れ切った、泥や緑に覆われたか細い針金が無数にあったのです。 大雨で泥に溺れている、助けを求めていると思しき作品ばかりでした。 多くの作品群が、その漆黒の闇の中、産まれ出るかのように発掘されていきます。  時に奇抜に。 時にやさしく。 そんな形状の針金たちは、感謝するかのように続々とこの世に再び出始めました。  気が付くと、ここに集った人々の袖を引いたか細い手が、いなくなっていました。 ただ、さっきまでなかった祈るような針金でできた人の姿がそこにいました。    朝になり、その場に導かれた人々に付き添われ、警官と美術館の職員がその場を改めて発掘していきます。 誰が作ったのかわからない、情熱がこもった作品群を。  人骨は両手しか見つからず埋葬され、作品は美術館が納めます。 この不可思議な話は、作品群はこの世に広がっていくでしょう。  人々の手首はまた一人でに動いたと言います。  THANK  と作って。


フィラデルフィアの夜に 59 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 365.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2025-09-24
コメント日時 2025-09-30
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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技巧00
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閲覧指数:365.8
2025/12/05 20時15分35秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に 59 コメントセクション

コメント数(4)
ぼんじゅーる
作品へ
(2025-09-30)

おはようございます。 >>暗くなってきた夜、 >>その中でも特に暗い夜へと入っていく。 >>その夜の中でもまた、人は合流する。 この連が印象的です。闇より深い闇があっても人が少なくても 集う人は居るのだと考えました。

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エイクピア
作品へ
(2025-09-30)

詩の骨格を考えさせられました。最後の二行で唐突に英語の文字。感謝と言う単語。しかしこの詩をよく読めばその理由が分かるはずだと思うのです。

0
羽田恭
ぼんじゅーるさんへ
(2025-09-30)

印象に残ったという箇所が少々意外でしたが、こういった事に興味を持ち、探ろうとする人はいるよなと。 それによってこの不可思議な出来事は解決に向かうという話は面白いと思い書いてみました。

1
羽田恭
エイクピアさんへ
(2025-09-30)

一応、フィラデルフィアを舞台にしているので英語を採用しました。 いいアクセントになったかなと。

0

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