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灰被り
あなたは田んぼ道を歩く。空の一箇所を見つめながら。 あなたは左手で煙草を吸う。煙で私との距離を計るように。 私は風に願う。あなたが視線を逸らすように。煙が行く先を見失うように。 白いつばあり帽とワンピースがはためくように。
灰被り ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 693.5
お気に入り数: 3
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-07-20
コメント日時 2025-07-29
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


素朴な願いと、田んぼ道ののどかさが、いい雰囲気を作っていますね。視線というものは、 なかなか思い通りにならないものです。
1いくつかこの詩に落とし込めなかった要素があるので、補足させていただきます。 ・「あなた」は「私」を気づかって車道側を歩いてくれるが、気恥しさからか「私」側の左手で煙草を吸うのです。 「私は」その気恥しさをやめて欲しいのですが、直接お願いできないので、風が視線をずらすように、「私」と「あなた」の間の壁(煙)を取り払ってくれるようにお願いするという詩でございます 初めて詩を書いてみたのですのが、 全ての要素を、上手く詩におとしこめない自分の不甲斐なさを感じていました。 長文失礼しました。
3恥ずかしさがポイントの詩なんですね。ふたりを邪魔するものが、風に吹き飛ばされ、いつか心が完全に結ばれるといいですね。
1こんばんは。 静かに刺さる、 想像に訴える余白もある。 煙草の煙がこちらまで逃げてきそうで苦いです。
1苦いけれど甘い。涼しいですね。 もどかしさすら感じる終わり方で惹かれました。
1煙で距離を計ると言うのは何か気の利いた表現だと思いました。
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