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どこへ行けと
さあ、行った こいつはスクーターをお持ちだ ふたたび楽器になり スクーターの上(へ)に催す ここへは行ったきりだ 去り際に「戻ってきた話」 を置いていくばかりだ 酒場で喉をつぶす以外にない このぐらいにしておく 真に暗きを、鹿撃ち帽の君は 椅子のなかでくしゃみをした ガリックのように吊るし終えた 雲辺を追われ 「どこへだって」 スクーターで出て行くには充分に早い
どこへ行けと ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 668.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-07-20
コメント日時 2025-07-22
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


ほんとうは「スクーター」と「鹿撃ち帽」の君だけがあって、その「匂いだけが、「”吊るされて」しまい”。”語られる”ことで、どこかへ連れられていく。”行ったことになるような、ありさま”。だとするとこれは、”スクーター”軽やかさが、”いった””もどる”という工程を経て、さまざまな憶測を孕んでいく。じゃあこの「鹿撃ち帽の君」がものがたりの中心にいると仮定する。酒場で喉を潰すとは、詠う話か、酒を呷る者か「鹿撃ち帽の君」は語り手か、それともスクーターの持ち主として酒場に”居る”のか。様々な見解が、探偵のように思考される。たとえるならこのような見解もそう、”言ったこと”によって“そうだったことになる”。深い余白が光る一篇でした。良.
0モザイクの向こうに、かすかになにかチラチラと風景が見えるようなおもわせぶりな書き方で、ただ、あえてあまり深読みしないで感想をいわせてもらうと「ジゴロっぽい」。渋谷系なポエムでした。
0お読みいただきありがとうございます。手立てに“ものがたり”としてら読んでいただけたのはありがたいです。これは中途半端にも読めるためです。
0お読みいただきありがとうございます。“もざいく”と挙げてくださった箇所に、この一篇の限界があると思いました。
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