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星月夜
私の周りには「天才」が集っていた 芸術の天才・言語の天才 数字の天才・機械の天才 多くの才能達に囲まれ日々は煌めき 才能達のおかげで世界は眩かった ある日私は問いに出会った 「私にはどんな才能があるのだろうか?」 そこにたどり着いた瞬間 世界は夜の帳を下ろした 羨み 手を伸ばし されどあまりにも遠き一等星の輝き 私は 痛みを抱え 泥濘に頽れる他なかった その日から 私の世界に青空は消えた 夜明けは未だ遠く 星は私を今も見下ろしている 私は空に手を翳す あの輝きを宿す事はできるだろうかと
星月夜 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 436.1
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-06-02
コメント日時 2025-06-03
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


不運にも愚か人に生まれた自分を自覚してしまった。そういうことでしょうか。 私も自分の足元を眺めて、私は愚か人なのだろうか? と悩むことがあります。 私の周りには天才は一人もいませんでした。茨城のローカルに生まれたせいでしょう。 私一人だけが天才でした。もし、fairytale様と同じ環境に生まれたら私は世界に疎外感を感じることもなかったと思う。 天才だけが生き方だろうか? 凡庸凡人に出来ることはないだろうか? まずはそこを見つめ直すことから始まるのでは無いか、と。小林一茶ではなく、小林秀雄つまり芸術家になるのではなく、批評家であろうと務めることや、コレクターとして趣味の良さを自慢することも一考でしょう。
0万太郎様 コメントありがとうございます。 この作品は言うなれば、「自分の才能が分からない人が、他者の才能を羨み、足掻く詩」でしょうか。 「何の才能もない」とまで私は私を卑下したくはありません。しかし、何か光るものがあったとして、それは果たして他者に太刀打ちし得るものなのか?と考えています。 私は比較を嫌う癖に、比較から逃れることができません。 また、自分の才能を嘆きますが、自分に才能が無いというまでは言いたくない、天邪鬼です。 そんな人間が、天才に憧れ、「何かを生み出すものでありたい」と思っています。 苦悩と創作欲を混ぜ、煎じ、そうして生まれたものがこの詩だとご理解いただければ幸いです。
2この作品はかの有名な画家、ゴッホの同名の作品から着想を得ました。 ゴッホの星月夜は非常に幻想的な作品ですが、彼の苦悩に満ちた人生を考慮すると、その美しさの裏には美への執着、狂気があるのではないかと思ったのです。 それらと私の中に巣食う狂気をブレンドし、私なりに出力してみました。
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