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海
その黒髪が風に靡くまで 光の先へ行く 喪服が空に照らされ 綺麗でしょう 裸足が蒼くゆれる どこまでも淋しく 雲がおおきく広く居て それだけで凪は来る 喪服が空に照らされ きみは煙草に火を翳す 遠くで誰かが待っている 喪服を着たまま 海に浮かぶきみは 瞼をそっと閉じて まるで指揮者のようだ 水温はどこかおかしくて きみは微かに笑う これは 怖いことじゃない わたしたちは 海へ 還る そのための なめらかな幻
海 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 392.2
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-05-16
コメント日時 2025-05-16
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


文章に関して少し感想を… その黒髪が風に靡くまで~ 冒頭からの、その、は要らないでしょうね。その、指示連体から入ってしまうとどうしても物語が先にイメージされるので書き物は小説のように複雑化してしまう。詩の場合は必要ないでしょう。 語りは喪服を中心に展開されるわけですが、二連の、喪服を着たまま 海に浮かぶきみは~ 着たまま、という表現も重複して読めるので要らないとわたしは思いますよ。 喪服のまま海に浮かぶきみは~のほうがすっきりして読める。 二連目は肝ですね。 文体、文の調子なんかも変えてみられたら面白いのでは?と感じました。 あと三連目からかな。 ちょっと息切れした感じですね。もう少し頑張ってもらいたい、と。 言葉の置き方自体には引き込む力を感じるので、そのうちに成長されお上手になられる方でしょう。 失礼しました。
2初めまして。 とても美しい情景ですね。 黒髪の喪服女性が海に浮かんでいる オフィーリアのようです。 黒髪の喪服女性のイメージは、 日本人、長い髪、少しヴェーブがかかっている、和服の喪服。 喪服とは、女性を最も美しく魅せる服装なのだそうです。 心中の予行演習をしているかのようです。 なんとなく、夏先の昼間なのに人気がない砂浜の海を想像しました。 文章力は非凡ですので、ラスト辺りでもう少し盛り上がりがほしいかな?と思いました。 ありがとうございます。
2葬送を美しい内的な言葉で、行っていますね。他者に向けられた言葉も、すべて自分へも 向けられている。そしてそれが本来的だと思います。他者の死という現象の私への 贈与を受け取っており、美しいと思います。
2お三方ともコメントをありがとうございます。 自分の書いた詩に感想や批評を頂くのは初めてで、とても嬉しいです。 参考にさせていただきます。
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