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冬の小便
白い息を吐きながら少し足早な僕らは、粒立てたような寒さが気怠さをどこか誇らしげな感情に変えていくのを感じていた。 僕らは微かに気を張り、一瞬勇気に似た何かを手にする。それは、手にしたその瞬間から溢れ出てしまう。 霧散していくその気配を感じ取りながら、僕らは僕らの目的が成し遂げられたことを確かめ、やがて無表情な顔をして立ち去っていく。 僕らは少しだけ使命と勇気を持ってそこに向かい、少しだけ自由とやるせなさを残し去っていく。
冬の小便 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 521.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-05-15
コメント日時 2025-05-16
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


小便した情景を描いたと思いますが、なかなかよいですね。 下手すると小汚い印象になる作品になりかねないですが、うまく昇華してます。 冬の職場をちょっと描いて、即興で返詩を。 白い息を吹き続け、黒い体からは湯気を上げ続けている。 「どうだ」と言わんばかりの誇らしげな顔で、こっちを見据えている。 気を張り、全力で生き続けているのを感じる。 昨日も明日もない、今日もない。ただ、一瞬の今の中でしか生きていない。 親牛も妊娠牛も子牛も、生きる全力の顔をしている。 牛に指名もなにもない。ただ「どうだ」と誇りを見せる。
0僕ら、となっているので、 連れションですかね。 おしっこという行為が、如何にも詩的に誇らしく、美しい行為として書かれています。 ごめんなさい。 笑ってはいけないと思うのですが、 つい笑ってしまうのです。笑 まだ男性はマシだと思いますよ? お小水なら洋式の便座に座らなくて済むじゃないですか。 女性は冬の寒い便座に座らなければならないので、 その冷たさに、一瞬尿意が止まります。 何となく、屋外の連れションなのではないかな?と思いました。 ありがとうございます。
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