作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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広縁日和   

作成日時 2018-02-14
コメント日時 2018-03-04

ぽんたら ぽんたら 眼鏡をうがつ とゆのつめ のんゆり のゆりと沈みゆく 果托のやわさに雪の傘とく 竹柵ごしの大正三色に 澄んだきほうの彩りゆれて 少年たちは泥を踏む 飛び石ぬかりみ、けんけんぱ 追ってかけても春の際 木霊をさらってつづら折り 見えるか 萌芽 うっ血したつぼみが そこかしこ今にも こぼれこそすれ


項目全期間(2019/11/22現在)投稿後10日間
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2019/11/22 20時13分28秒現在
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コメント数(16)
R (2018-02-17):

何度もコメントしようと思いましたが、 なんと書いて良いやら分からず……。 私の見たことがない景色を提示されているのに、郷愁を感じさせます。こういう空気感や、日本っぽいものに私は憧れしかない。なので、うまく飲み込めず、そして、共感まで辿り着けないのがとても悔しい。 でも、好き……。 と、これではただのファンレターなので批評っぽい事も一つ書いておきます。 漢字とかなのバランスが絶妙で、文字(文章、言葉)を読ませる事への意識の高さがうかがえるようでした。

斉藤木馬 (2018-02-18):

Rさま コメントありがとうございます。 庭園の景色とともに、日々変化していくこと。 そんな様子が少しでも伝われば嬉しく思います。 韻律の雑味という観点からも、漢字と仮名の表記には気を使いました。 初読で淀みなく読んでいただけるか。 ですから「大正三色」は悩みましたね。 錦鯉に興味のない方に、果たして「さんけ」と読んでもらえるのかと。

kaz. (2018-02-25):

この詩はとても良いと思うので、ひとまず上げておきます。何がいいかはうまく言えませんが、たぶんリズムがいいんだな。

まあ (2018-02-25):

「追ってかけても春の際」 うつくしい日本語だと思いました。 俳句的なものを感じる。

さ (2018-02-26):

羨望するほど好きな作品です。 語感も、字面も、詩情も、大好きです。 季節にも沿っていて大好きです。 個人的には 木霊をさらってつづら折り の箇所にいちばん感心してしまいました。

仲程 (2018-02-26):

はじまりから、おわりまでいい雰囲気の景色と心情がにじんでくるようです。 最後、やぶ椿をイメイジしましたが、うっ血した って、すごくいいなぁ と感じました。

社町 迅 (2018-02-26):

美しく立派な日本庭園が目に浮かんで、ため息が出てしまいます。 (言葉を理解するのにはちょっと私の教養が足りなかったんですが) これは私のような、たぶん多くの日本人が捨ててしまった風景であり、 だからこそ自然を愛でる心が強く反応して、より鮮明に感じるのかもしれません。 きっとこの詩を読む人の多くが、この詩の美しい風景を眺め歩き、安らぐことだと思います。

鹿 (2018-02-27):

私なんかがコメントするのは、おこがましいにも 程がありますが、感想だけでも言わせて下さい。 全体的に抑えた筆致から、静謐感が漂います。 「のんゆりのゆり」沈む描写のひとつ取っても 上品かつ繊細。丁寧に、そして精密な計算によって描かれた作品なのだろうと思います。 勝手に、大正時代から昭和初期にかけての文豪の お散歩をイメージしてしまいました。 よいお手本をありがとうございました。

斉藤木馬 (2018-02-28):

kaz.さま コメントありがとうございます。 読む際のテンポ、緩急の流れのコントロールを心がけました。

斉藤木馬 (2018-02-28):

奇偶さま コメントありがとうございます。 うつくしい言語感覚を身に着けて、崩せるようになりたいです。

斉藤木馬 (2018-02-28):

ささま コメントありがとうございます。 これは雪解けの庭園にて書きました。 気に入っていただけて素直に嬉しいです。 ご指摘の行は視線の移ろいの描写に腐心した箇所でした。

斉藤木馬 (2018-02-28):

仲程さま コメントありがとうございます。 花ひらく直前のつぼみからは、グロテスクなほどの生命力を感じたりもします。 「心情がにじむ」ような描写は心がけたいなと思っています。

斉藤木馬 (2018-02-28):

社町 迅さま コメントありがとうございます。 正直「多くの日本人が捨ててしまった風景」かどうかは分かりませんが、確かに描きたい風景やたおやかな時間の流れがありました。 登場人物のこころの動きも含めて、読者の方に伝わるものがあれば嬉しく思います。

斉藤木馬 (2018-02-28):

鹿さま コメントありがとうございます。 「のんゆり」という表現が読者にどのように伝わるか、気になっていました。 ですから受け取り方を示していただき感謝しています。 どうかおこがましいなどとおっしゃらず、切磋琢磨できればと思っています。

エイクピア (2018-03-01):

これは民謡のリズムなのか、新作民謡のノリかとも思いました。「眼鏡」「竹柵」「木霊」「萌芽」、単語を抜き出すと詩が歌い出すような気がしました。

斉藤木馬 (2018-03-04):

エイクピアさま コメントありがとうございます。 民謡のリズムとは面白い気づきをいただきました。 自分でも想定していなかった声が聴こえてきたような思いです。 感謝いたします。

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