幸せそうな君を見ているのが好き
たとえ僕が公道を眺めながら
いつものように車の前に飛び出すことを考え
その後で中途半端に生き残ってしまうのを恐れて
やめたとしても
君は幸せであって欲しい
自殺する人が後を絶たないからじゃなく
そのせいで皆が迷惑するから
つけられたホームドアなんかでは誰も救われないよ
心の中で君とげらげら笑っている僕がいる
間違いなくこれはただの夢だ
王様と名付けたパキラは
君の代わりに元気に育っている
叶わない夢の代わりを僕はよく買ってくる
それが死ぬ時、
確かに夢が現実になることを僕はよく知っている
最悪の形でだ、それを罪と君が呼ぶのなら罪なんだろうな
僕はそこにいない
誰かが背中を押せばそれで良かったんだ
誰も押す気にならなかった
たったそれだけのどうでもいい必然で生きてきた
ある意味で殺されてきた
僕はそこにいない
君は今幸せなんだろうな
そう思うと少し寂しい
僕は幸せじゃないことが分かってるから
誰にとっても
誰が見ても
不幸だから悲しい
君と一緒になれないなら、他の誰かなんて要らない、僕自身だっていらない
きっとずっと
永遠ってそういうことなんだ
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 428.2
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作成日時 2024-08-01
コメント日時 2024-08-01
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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2024/12/04 15時53分00秒現在
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自分の存在よりも愛する人の幸せを望んでいる、そんな主人公の深い愛が伝わってきます。
0自分と違うものは愛せないってことはないんですよ。ただ、一緒にはなれない。 どこまでも幸せにやってきた人生と、どこまでも不幸にやってきた人生が、交差することはないです。 属しているところが違うから。 それだけの話なんですけど、書こうと思うと結構難しかったです。カムパネルラは確か、もう、という。
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