廃色エレジー（2）

「病める時も」牧師「病める時も、健やかなる時も、ここに誓いますか？」新婦「ちかいます」（頬を赤らめる）新郎「ちがいます。この人、僕のお嫁さんじゃありません」新婦「ほんまや。知らんおっさんや」「本」本棚から去年読んだ本を手に取って、中を開いてページをめくってみると、意外なところに傍線が引いてあって、自分でも新しい発見があったりする。いい加減この本も図書館に返してこないとな･･･。「取説」めいわくはかけません。わがままはいいます。たまにおこります。だけどめいわくという字だけはどうしてもかけません。「スタンダード・ナンバー」ジャズの「煙が目に染みる」は近頃の禁煙ブームのためタイトルに訂正がありました新しいタイトルは「出火場所は仏間のお線香です」「きゅうり」きゅうりを薄く切ると最初は薄い輪切りになるどんどん薄くするといつか切れなくなってそれはもう存在しない厚みと残されたただのきゅうりだ「通院」患者「先生、リハリビはいつ終わるんですか？」女医「『リハリビ』が治るまでです」「ブルース・リーの遺言」考えるな、感じろ。（詩の読み方）感じるな、考えろ。（性教育）考えるな、信じろ。（洗脳）信じるな、考えろ。（哲学）考えてないで働け。（ごもっともな意見）

廃色エレジー（2）　ポイントセクション

作品データ

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作成日時 2023-02-21
コメント日時 2023-03-19

#現代詩