おれの声が誰にも届かないとして
では、ここはどこだ、ひとりたつ
灯台がいい、わがままな声がする
おれの声は俺の声で僕の声で、私だ
切り離した臍の緒が螺旋をえがいて
それを辿る夢をみた朝は雨のなかを
海へと落ちそうになり 。 を書いた
ひとつのまるのなかでかんけつ
することのやすらぎをうらぎる
きみは てをのばすだろう、ほら
ゆびさした爪にともるのは
いつかの未明、きみに似た
誰かの、きみに似ていない誰かの
声、それは火だ、あらゆるひのこ
わがままに風化して
あるがままに灰となり
ふりそそぐだけの
ひとの残骸、そして
遡上するかわのうつろいはそらへと
億光年に洗われて、ひかる、声たち
ひとりたつ灯台の息吹きとかさなる
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 1012.9
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 5
作成日時 2021-12-13
コメント日時 2021-12-14
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 2 | 2 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 1 | 1 |
| 音韻 | 1 | 1 |
| 構成 | 1 | 1 |
| 総合ポイント | 5 | 5 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 1 | 1 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0.5 | 0.5 |
| 音韻 | 0.5 | 0.5 |
| 構成 | 0.5 | 0.5 |
| 総合 | 2.5 | 2.5 |
閲覧指数:1012.9
2025/12/06 01時54分58秒現在
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とても好きな詩です。
0どーも、勉強させていただいております。
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