七色の光 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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七色の光    

左胸を掴み、震え、苦しさで 湿った地面の上にしゃがんだ そばにいる無彩色の猫 鮮やかな赤色の目 何かを追っている その何かは七色の光を放っていた 伸ばした前足の、その先の鋭い爪が光る 赤色の目がすばやく動いた 七色の光はふわふわ飛んでいく 必死に追い疲れて前足をひっこめた猫は 湿った地面の上にやはりしゃがみこんだ ふいに七色の光 ひらひら舞い私の左胸めがけて 飛び込む 鮮やかな緑色、嫉妬、執着、狂気があらわに 赤色の光 すばやく私の左胸めがけて 飛び込む 鮮やかな赤色、怒り、恐れ、興奮があらわに 緑と赤が混じり合い溶け合い そこにはただくすんだ茶色があっただけで 七色の光はもうそこにはなかった



七色の光 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1373.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-08-03
コメント日時 2021-08-21
#ビーレビ杯不参加 #縦書き
項目全期間(2024/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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構成00
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閲覧指数:1373.4
2024/04/19 23時02分05秒現在
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    作品に書かれた推薦文

七色の光 コメントセクション

コメント数(10)
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-03)

まだ好きですか?

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-03)

汚いところが微笑ましく 低い波動が大体高いところにいて 低処のものは高所に惹かれ 高所のものは低所に惹かれる(車輪の下) 恐れていることをやって脅かして 運動神経だけで 動いてるだけで 「愛している」の言葉を食べられます やってる事が今違い、こうして見つかったのですから許して下さい。

1
キチガイの私
キチガイの私
鱗子(揶白)さんへ
(2021-08-03)

てんま鱗子様 貴方様の作品を日頃拝見しております。実力差が段違いで、ただただ読ませていただいています。今回コメントありがとうございます。 ご質問もご感想もすごく鋭くて、一体なんて答えたらいいでしょうか‥‥。くすんだ茶色に、いま違う色を加える術も、いま新しい色を創造する術もないので、そういう意味で答えはNOですね。

0
鱗子(揶白)
キチガイの私さんへ
(2021-08-03)

ご返信有難うございます。 確かな気を持って返事をするのですが、 レベル的に均等が取れて居ると思います。均等で在るは、不揃いであることなのです。 お考えください。

1
鱗子(揶白)
キチガイの私さんへ
(2021-08-03)

はっきりとした青い美しさ。後は待つだけ。

1
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-04)

白紙に返します。 色んな事を知りました。さようなら。

1
キチガイの私
キチガイの私
鱗子(揶白)さんへ
(2021-08-05)

てんま鱗子様 貴方様の感性の豊かさを、これからの作品に生かします。ありがとうございます。

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-21)

凄い詩ですね。

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-21)

結婚したいひとがいるので私も頑張ります。

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2021-08-21)

間違えました。もう一度失礼します。 頑張ってくださいね、と応援したいひとがいます。 結婚できますか?

0

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投稿作品数: 2