【2021遅れた七夕企画】 牛運び - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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【2021遅れた七夕企画】 牛運び    

牛が運ばれていく 牛が運ばれていく 一日経るごとに 体に肉が付き 脂肪が付き おいしくなっていくから もしくはもう 処分するしかない 牛が運ばれていく 牛が運ばれていく その鳴き声は不安だからか 嫌がる牛たちを 引き剥がすように乗せ 責めるように下ろしていく 牛たちをあるべき場所へ連れて行く その鳴き声は不安なのか 運ばれていく牛たちの日々が 幸せなものでありますように 我ら牛飼いたちが そうさせられますように


【2021遅れた七夕企画】 牛運び ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 1832.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-07-12
コメント日時 2021-07-18
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
技巧00
音韻00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1832.0
2025/12/05 21時43分21秒現在
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    作品に書かれた推薦文

【2021遅れた七夕企画】 牛運び コメントセクション

コメント数(9)
トラ丸
作品へ
(2021-07-12)

食べるために命を奪うのは、しょうがないことだけど、とってもかなしいことで、それにきちんと向き合っていて、やさしいと思いました。ことばがわざとらしくなくて、牛飼いさんの生活している毎日みたいなものがじんわりにじんでる感じがしました。

0
羽田恭
トラ丸さんへ
(2021-07-13)

実は月に一回ある光景です。 勤め先の牧場では月一で牛を移動させており、その光景をほぼそのまま描写しました。 子牛でも力士以上の体重があり(生後半年で200キロ超える奴がたまにいます)、こっちの状況を全く読んでくれないので大変です。 それでも牛の幸せを願い、そうさせようとする日々です。

0
羽田恭
さんへ
(2021-07-14)

ファンタジーもロマンもない、ある意味最も七夕らしくない詩ですね。 あるのは最新の畜産学と獣医学とえげつない利益追求に、作業員の泥臭く地味で汚い作業と原始的な瞬発力と経験で回していく、次何をするかわからない牛たちの現場というどうしようもない現実的な背景がありますし。 案外、牽牛もそんなもんかもしれませんが。

0
るる
作品へ
(2021-07-15)

そういえば  リアル牽牛さんが ここ ビーレビにいいらっしゃったんだわ。と、思いました。わたしは なんで七夕って、牛飼いさんと 身分の高い織物職人さんの話なんだろかと思うんです。牛飼いさんには なにやら特別に尊い意味があるじゃあないかと 思っているところです。動物、数が多しといえども、牛は家畜として飼える 数少ない種です。たから、天帝の相手として設置されているのかなあ、といった具合にです。 運ばれていく牛たちの日々が 幸せなものでありますように すごいなあと 思いました。人々の日々が幸せなものでありますように。ってことで、人の世は 回っているのですが、牛追いさんであるなら 牛たちの日々の幸せを祈る。 この詩は 私からしたら、ここのところがスゴイです。 天帝ほどの人の娘さんの相手役が牛飼いさんなのも、もしかしたら そこに秘密があるかもしれないです。

0
羽田恭
るるさんへ
(2021-07-15)

そう言われると不思議ですね。 牛飼いと身分の高い職人の組み合わせになっているのは。 インドだと牛が神聖な動物になっているので、その辺りの影響があるのかもしれません。 毎日牛の為に必死で働いているので、牛飼いとしては自然に牛の幸せを願っています。 食肉として人様の前に出ていくものでもありますし、結果的には人々のために祈ってる訳ですが。

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蛭子子
蛭子子
作品へ
(2021-07-16)

これは実際に経験した人じゃないと言えないことなのかなと思いました。 過剰に装飾せず素朴で強い文に惹かれました。

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羽田恭
蛭子子さんへ
(2021-07-17)

自分の作品の特徴が自衛隊や酪農・畜産の実体験を元にしていることが多い点です。 これにより独自性が出ている所があります。 今回は牛の移動という外部にはあまり知られていない題材がよかったかもしれません。

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百均
作品へ
(2021-07-18)

羽田さん こんにちは。百均です。 >我ら牛飼いたちが そうさせられますように この一行がとてもいいですね。願い事というと、他力本願みたいに自分で叶えられない願い事のタイプもありますが、本作の場合は、牛達の面倒を見る牛飼いがあくまでも主語であるという所。言って仕舞えば、毎日の積み重ねという行為が「そうさせられますように」という結果を産んでくれたらという、なんとも言えない願い事ですね。 また、「させられる」という使役表現がなんとも言えないですね。使役行為には、ある意味強制させるみたいなニュアンスも含みますけど、この場合はせめてもの思い(あるいは償いともいえるんでしょうかね)として、牛飼い達にはそうしてあげる事しかできないと言った思いが現れていて、いいなと思いました。 また、幸せという感情が生み出されるための、言って仕舞えば構造みたいな所も言及しているなと思いました。牛が幸せになるためには、牛を幸せにさせてあげたいとする牛飼いがいないといけないんですよね。牛の幸せってなんだろうというと答えは明確に出ないのですが、牛が牛舎の中に閉じ込められて一生を過ごすんだろうなという想像を考えた時に、その中の一生というのは誓約を最初から孕んでいる訳ですが、その誓約をどこまで緩和しつつ育てていくのかというのは牛飼いにしかできないですよね。(あるいは全体の方針を決定する経営者とかなんですかね?牛飼いもまた雇われになるのかな)という事と、ただ、愛着を持って接した時に何が待っているのかというと食肉として人間にくわれるためである訳ですから、牛飼いにとっての幸せって所が、牛が幸せなまま出荷されていくことにつながるのかなと思うと、個人的には極めて難しい感情だなと思いました。 みたいなエッセンスを含んだ、正にこれはもう願い事でしかないと思いますし、本企画を通じて読ませていただけたこと、とても嬉しく思います。 ありがとうございました。

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羽田恭
百均さんへ
(2021-07-18)

こちら側の努力が通じない事がしばしば起こりうる仕事ですので、そういう事がないよう願うしかないところがあります。 思いもよらぬ事故や病気で牛が死んでしまう事がどうしても起こってしまうので。 >「させられる」という使役表現がなんとも言えないですね。 牛の機嫌取りをしていると言われたら否定できないです。 特に肉牛は病気になりやすいですし、治療に追われたりもします。 また、牛飼いにも様々な形があり、自分の場合今は株式会社の合計6000頭以上いるメガファームで従業員の一人として働いていますが、その前は昔ながらの個人営業の牧場で、さらにその前は有限会社の小規模牧場で働いていました。 社長の方針により機械的に収益を上げようとしたり、放牧中心で牛と人を満足させようという方向にいったり色々です。 人間たちの事情に振り回されるのはどのみち確かなので、少しでも幸せでいてほしいですね。 七夕に願う事かどうかはしりませんが、願うしかないです。

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