誰にでもわかるような僕の悲しみについて - B-REVIEW
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だれのせいですか

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誰にでもわかるような僕の悲しみについて    

誰にでもわかるように、僕の悲しみについて書こうと思う。 それはまるで、誰もが習う、1+1の解が2になるような、そんな悲しみについて書こうと思う。 つまり、誰にでもわかるということは、誰しもが誰かから習ってきたことを説明すればいい。 物を盗んではいけません、人を殺してはいけません、ご飯は残さずに食べましょう、と、誰しもが誰かから習ってきたこと。 けれど、これらは守られないことだから、誰しもが誰かから習ってきたことなど当てにならないのだ。 だから、結局は、誰にでもわかるような悲しみなんてものは存在しない。 それでも、誰にでもわかるように僕の悲しみについて書こうと思う。 ただそれは、好きな人に彼氏がいたということなので、たったそれだけのこと。 でも、これは友達から聞いた話だから、本当かどうかは目で見てみないとわからないし、好きな人に確認をとったわけではない。 ほら、これが誰にでもわかるような僕の悲しみだ。 ただ、それ以上に、僕の悲しみはいろいろとある。 牧師を目指している友達が、上手くいかなくて、紆余曲折を経て、遠い地で修行をしているということ、そして、彼にもう何年も会っていないということ。 これは非常に悲しいが、誰にでもわかるわけではなく、僕にしかわからない悲しみだ。 それに、昨日、職場の飲み会で無理をしすぎた同期が、飲み会後に姿を消して、連絡してみたら、いつもいつも元気な彼の声に元気がなくて、駅のトイレに籠っているということ。 これもまた非常に悲しいが、誰にでもわかるわけではなく、僕にしかわからない悲しみだ。 こうしてみれば、好きな人に彼氏がいるなどという、誰にでもわかるような悲しみなど、陳腐なものだ。 それもまた結局、僕にしかわからない悲しみでしかないのだ。 でも、彼らは僕が悲しい以上に、辛い思いをしているのだろう。 それに比べれば、好きな人は辛い思いをしていないだろう。 だから、それこそ僕が勝手に抱いた悲しみでしかない。 好きな人が幸せならばそれでいいのだと、そう気付いたから、そもそも、説明したかった誰にでもわかるような僕の悲しみなどどこにも存在しなかったのだ。 僕にしかわからない僕の悲しみをもって、誰かの幸せを願うこと、それが祈りなのだろう。 牧師を目指している友達ならわかってくれるだろうか。 職場の同期なら笑いとばしてくれるだろうか。 彼らになら、誰にでもわかるような僕の悲しみが伝わりそうな気がする、きっと。


誰にでもわかるような僕の悲しみについて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 794.3
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 1

作成日時 2017-09-30
コメント日時 2017-09-30
項目全期間(2024/04/20現在)投稿後10日間
叙情性10
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント10
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合11
閲覧指数:794.3
2024/04/20 23時49分01秒現在
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    作品に書かれた推薦文

誰にでもわかるような僕の悲しみについて コメントセクション

コメント数(5)
完備
(2017-09-30)

「それでも、誰にでもわかるように僕の悲しみについて書こうと思う。/ただそれは、好きな人に彼氏がいたということなので、たったそれだけのこと。」ここ良いですね。この発想はなるほどなと思わされました。しかしその後はややくどい。もうちょっとシンプルに、明快にまとめてほしかったです。 それからこれは詩の話ではなく日本語の使い方の話ですが、「1+1の解が2」という表現には違和感があります。間違っているとは言いきれませんが。「解」は主に方程式を解く場合に用いる用語なので、「1+1」の「計算結果」に対して用いるのは変じゃないかなあ。もうちょっと分かりやすく言うと、「2x+1=9の解は4」という表現には違和感がないが、「x+2+3x+4の解は4x+6」という表現には違和感がある、ということです。

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survof
(2017-09-30)

「好きな人に彼氏がいる」という悲しみを「誰にでもわかるような僕の悲しみ」として説明することで、それが「誰にでもわかるわけではなく、僕にしかわからない悲しみ」であるということを表現しようとしたのかな、と感じました。だとするなら、とても面白い試みだな、と感じます。もう少し緊密にそれぞれの要素が絡み合っていたら、よりグッとくる文章になったのではないかな、と、これは読み手としての我儘なんですが、そんな感想を持ちました。完備さんが指摘しておられる「解」の用い方に関しては、同感です。完備さん、ハンドルネームから察するに数学がお好きなんですね?

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完備
(2017-09-30)

好きというか、専攻でした。20年近く前のことです。

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survof
(2017-09-30)

>完備さん やはりそうだったんですね。以前お読みした「units」が数学用語だらけだったので、もしや?と思いました。

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エイクピア
(2017-09-30)

好きな人に彼氏が居たと言う自分固有の哀しみ。牧師を目指している人が遠くで修業して居てもう何年も会えていないという悲しみも。飲み会で無理をし過ぎた同期。好きな人が幸せであればそれでいいという解消の仕方。牧師を目指している友は分かってくれるか。職場の同期は笑い飛ばしてくれるか。そして最後の行に 「彼らになら、誰にでもわかるような僕の悲しみが伝わりそうな気がする、きっと。」 こんな行が。「誰にでもわかるような」と言う部分が示唆的だと思いました。

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