背に雫落とされぞぞ
霊気感じ過ぎてしまい
手が伸びる前に肩甲骨から羽根生えて
ふんわり浮上
まるで天空楼閣アリア
嗚呼俺今産まれ落ちた
美しい飛翔生物
褐色の大翼
その羽根拡げたならば
二メートルにもならんとする大鷲となり
大空翔る
いかなる「他」とも繋がることすらなく
静かに小さな可愛い餌を捕獲し
喰らい消化し空から糞を落とす
俺を狙い銃口を向ける猟師には
あたかも音速にして急接近
片の眼玉を喰い千切り抉り出し
それを土産として
彼奴の家族の元へとお届けする
繰り返し繰り返し
リフレインの日々こそ掛け替えないもの
盥回しの生き方だっていいじゃないの
ぐるぐるまわり
何かを捕え喰いそして出し
攻撃し復讐し
そして眠りまたまわる
嗚呼俺天空遊泳する鷲となり
作品データ
コメント数 : 2
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作成日時 2021-06-11
コメント日時 2021-06-25
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 3 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 3 | 0 |
| エンタメ | 2 | 0 |
| 技巧 | 1 | 0 |
| 音韻 | 2 | 0 |
| 構成 | 2 | 0 |
| 総合ポイント | 13 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 3 | 3 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 3 | 3 |
| エンタメ | 2 | 2 |
| 技巧 | 1 | 1 |
| 音韻 | 2 | 2 |
| 構成 | 2 | 2 |
| 総合 | 13 | 13 |
閲覧指数:1423.7
2025/12/05 22時37分27秒現在
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タイトル通り生きること自分自身について鷲にたとえた作品かと思いました。鷲と私は語感が似ていますね。漢詩からの引用、影響もあるのでしょうか。
0ご感想ありがとうございます。古典にも興味はあるのですが、未だ手もつけた事も無いのです。いずれはと思っております。鷲と儂を使うアイデア、面白いと思います。シリアスと巫山戯のバランスが難しい気もしますが、これもいつか。
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