フィラデルフィアの夜に XⅥ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

わたしがいのることは

とても重い

みんな経験したことがあるであろう、とても重い"ちょっと"が詰まっている。

錠9

生きる

声なき声を拾いたいと思ったことはあるか

わたしは、ある。 あなたの胸を叩き 何故なのかと問いただしたい そう呼び止められた時 わたしは何と答えられるだろうか。 静かにだが確かにこの詩からは 張りつめた足音が聴こえる

ぼんじゅーる

天皇陛下万歳

知的破産者及び愚昧界の金字塔

平成天皇と存命中に呼び不敬を極め、大正・令和を外す選別賛美。明治から平成まで乱暴に万歳する時代錯誤と挑発精神が光る奇作。

大人用おむつの中で

好きです。

切れのいい、知性あふれる現代詩だと思いました。

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)



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フィラデルフィアの夜に XⅥ    

 フィラデルフィアの夜に手が、光に照らされました。 その手には布が執拗な程巻かれており、それを解き現れた手を見て。 「あなただったの」 そう、つぶやきがひとつ、口からこぼれました。  それは暗い森。 夜の廃屋。朽ちた館。 少女が湿った空気の中を這います。 迷い、降りしきる雨を避けるため、やむなく屋敷へ入り込む。  落ち続ける雷は、唯一の照明で、古びた屋敷を難破船の如くに翻弄する。 朝まで、朝まで、朝まで。そう思いながら。  隅にうずくまり、恐怖に、風に闇に、雨に、振動に、音に、光に耐え続ける。 光、窓から空が壊れるような音と共に館を揺らし、刃物として刺してくる。 いる。人影が。  さっきの雷光の時にはいなかった、人影。 目の前に立っている。 雷はさらにその影を映す。  人形だ。 全身サボテンみたいな棘をまぶした、牧場で使う有刺鉄線で作り上げられた、人形だ。  雷鳴、雷光、振動。 雷に風が強くなり、次の光が落ちた時には人形はいなくなっている。  気のせい。夢。 そう思った瞬間、背後に気配を感じた。 暖かさとともに。  光。 朝日が、館の朽ちた窓にも差し込んでいました。 昨日の嵐の気配を全く打ち消した、太陽が覗いてきました。  人の気配がします。 少女は背中を押され、その人の元へ走り出しました。  あれは、なんだった? 少女は再び、森の中へ入っていきます。 数年が過ぎ、あの森の中に屋敷はあるはずはないと言われて確かめに。 十分な装備に仲間を連れ、昼でも暗さが残る森へ。  くまなく探し、陽が落ちる頃。 館が見つかりました。  更に朽ち果て、崩壊した館が。 そして、少女は思い当たる方へ進みます。 仲間と共に光を照らして。  奥へ。 少女が思っていた以上に、奥へ続いています。 半ば地下のその場所へ。  そうだ、ここに来たんだ。 思い出した場所。 ちょうどその場所に、何かがある。 人の形をした、何かが。  ミイラのように厚く布切れを巻き付け、きっと暖かっただろう、風化した毛布を一番外側に纏っていました。  少女はそれを取りました。 布を取ると。 針金。 編み上げられた、有刺鉄線。 「あなただったの」  そう言うと、また布をまた巻きなおします。 館から去る前、もう一度あの人形を照らすと。 もう、いませんでした。


フィラデルフィアの夜に XⅥ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 1205.2
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-08-22
コメント日時 2020-08-22
#現代詩
項目全期間(2025/12/05現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1205.2
2025/12/05 19時43分23秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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