みくろんのろんど - B-REVIEW
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みくろんのろんど    

日々は髪の毛の真ん中を 回りながら落ちてゆく 二度とない今日から 一度もない明日へ みくろんのろんど みくろんのろんど わたしの髪は黒く踊るよ もう起き上がれないと甘えた朝 窓の外で雀が鳴いている わたしは昨日に掴まったまま 寝ぐせ頭をかかえている 逃れられない昨日が わたしを軸にして巻きついている わたしはわたしで朝を迎えた 寝ぐせ頭に櫛を通して くるりと回って過去を振りほどいて 日々は髪の毛の真ん中を 回りながら落ちてゆく 二度とない今日から 一度もない明日へ みくろんのろんど みくろんのろんど わたしの髪は黒く踊るよ くるりと回って過去を振りほどいて みくろんのろんど みくろんのろんど 黒髪が白くなっても無くなっても みくろんのろんど 踊り続けるよ


みくろんのろんど ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 733.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-08-02
コメント日時 2017-08-12
項目全期間(2024/04/25現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:733.0
2024/04/25 14時45分23秒現在
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    作品に書かれた推薦文

みくろんのろんど コメントセクション

コメント数(10)
小笠潔
(2017-08-02)

今回、初めてこちらのサイトに投稿させていただきました。 皆さまの投稿を拝読させていただき、自分の詩の拙さを痛感するとともに、詩に対する情熱を持つ方々がたくさんいらっしゃることがうれしく、奮い立つ思いがしました。 今後も詩を投稿させていただきたく思います。よろしくお願いいたします。 おがさ・きよ

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百均
(2017-08-02)

>日々は髪の毛の真ん中を >回りながら落ちてゆく >二度とない今日から >一度もない明日へ >みくろんのろんど みくろんのろんど >わたしの髪は黒く踊るよ  なんとなく、もう少し言葉を補完していくと多分見えてくる発想があって、それが面白い感じがします。 これは、僕がなんとなく感じた事なので、それが目新しい表現や発想につながっているのか、については明言も保障もできませんが、例えば髪が踊るっていう所の考察というか、意味付けの重ね方という所が重層的であり、且つねぶとい感じがしてそこが面白いのではないかと思いました。  「髪の毛」という言葉に置き換える前に、ミクロンという単位に置き換えている事。それから「ろんど」っていう風にちょっとだけずらしてから「踊る」っていう風にちょっとだけ、具体的な動詞に置き換えているというのか 「みくろんのろんど」=「わたしの髪は黒く踊るよ」  意味としてはこうかもしれないんですが、実際は 「みくろんのろんど」≒「わたしの髪は黒く踊るよ」  なんですよね。この小さなな飛躍が、多分面白いのではないか。例えば髪の毛が単位に置き換わるだけで、ここでは意味の幅が一気に広がると思います。  髪の毛はミクロンっていうある意味長さの最小単位(っぽいイメージ)から、日々のイメージにつながっていきます。髪の毛が抜けるっていう行為は、英語とかの時制でよく習う直線のイメージとも連動して見えてくる。髪の毛が伸びれば伸びる程根本が今で、過去はどんどん下にたれていく。そして、髪の毛には明日、つまり未来は記述されていない訳です。 そして、一度抜けた髪の毛に刻まれた今日は、抜けた戻ってこない訳です。 髪の毛と時間の関係を >二度とない今日から >一度もない明日へ たった二行で示しています。 そのあとで提示される髪の毛が踊るっていう通底音、それから一連目冒頭の二行 >日々は髪の毛の真ん中を >回りながら落ちてゆく >みくろんのろんど みくろんのろんど >わたしの髪は黒く踊るよ ここの時間と髪の毛と踊り、それから最小のイメージの重ね掛けと、それらをよりよく伝えようとするイメージの多面性っていう説得力っていうのが、個人的には面白く感じました。これは余談ですが、髪の毛の詩が結構B-REVIEWは多くて、書き手によって本当に描き方が違うなぁと、本作を通じて思いました。 二連以降は一連のイメージをよる細かく噛み砕いて説明していくみたいな感じがします。髪の毛を梳いたり、髪の毛が白髪になったりするときの感じみたいな物を、より日常に接近させながら、優しく書いている感じがいたします。

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小笠潔
(2017-08-03)

hyakkinnさま 細部まで読み解いていただき、非常にありがたく、うれしく思います。 自分でも、もう少し言葉をつけて、みたらどうかな?シンプルすぎて幼い印象になっているのでは?と思っておりました。 <みくろんのろんど>と<わたしの髪は黒く踊るよ>は、hyakkinnさんの仰るように、よくよく考えてみると、イコールではないんですよね。これはご指摘を受けて気づきました。 <みくろんのろんど>は髪の内部における細胞たちが生命を喜び、踊る様子を、<わたしの髪は黒く踊るよ>では、細胞たちが踊る場所としての一本一本の髪が、わたしととも揺れたり、風に吹かれたりして動く様を身体の延長として踊っている様子を表したつもりです(いま、改めて詩を見直してみますと、定かではないですが、きっとこうだったはず…と思い直しではありますが。) BREVIEWでは、髪を題材に詩を書かれる方が多いのですね。他の方が髪をどのように作品に組み込んでいるのか、非常に興味があります。 投稿に対し、初めての、それも非常に丁寧なコメントをいただき、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。hyakkinnさんに感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

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徐々にでいいから
(2017-08-03)

面白いです!繰り返し読みたくなる作品に感じました。圧倒されたり、溜息が出るほど、迫力のある作品にも魅力はありますが、「みくろんのろんど」に感じる可愛らしさや、良い意味での小感の魅力って詩にはあるよなあと再発見した気持ちです。何気ない日々のヒトコマ、髪からこれだけユニークなものを書けるのはやはり普通じゃないと思います。良い意味で。

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小笠潔
(2017-08-04)

徐々にでいいから さま コメントいただき、ありがとうございます。可愛らしい、ユニークな詩とのコメントいただき、素直にうれしく思います。 私のこの詩に関しては、少し幼稚ではないだろうか…と思う反面、楽しく素直に書けたもので、いろいろな方の意見を聞いてみたいと思い、投稿してみたのです。 言葉のリズムを楽しめるのも、詩の魅力であると思っています。 徐々にでいいからさんのコメントで、創作意欲が増してきました!今後ともよろしくお願いいたします。

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夏生
(2017-08-04)

はじめまして、小笠潔さん。御作にコメントさせて頂きます。  <二度とない今日から 一度もない明日へ この二行の的確さ、わかりやすいけれど、深いという読み手の感覚に悦びをもたらす強さのある表現。 素晴らしいと思いました。 <わたしは昨日に掴まったまま 寝ぐせ頭をかかえている これも時間の表現として、やわらかく、ユニークな感じがあってよかったです。 軽やかなダンスのように、 髪の毛を通して時間を描いていらっしゃる。過ぎていくことを受け入れて、生き抜くと力強く。 魅力的な一篇だと思いました。

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小笠潔
(2017-08-04)

夏生さま はじめまして。コメントをいただき、ありがたく思います。 「過ぎていくことを受け入れて、生き抜く」このことを感じとっていただいて、思わず、「わあ、伝わった…!」と心の中で叫んでしまいました。 誰かに読んでもらいたいと強く思う時と、自分の世界で楽しめばいいじゃないかと閉じこもりたい時があります。しかし、こうして、誰かに読んでいただくことで、自分の詩への新たな発見と次の創作への活力が得られますね。 夏生さんをはじめ、コメントくださった皆さんの詩も早く読まなくては! 私からもコメントさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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小笠潔
(2017-08-08)

花緒さま コメントいただき、ありがとうございます。 花緒さんが仰る通り、果たしてこの詩はこれでいいのか…?と今でも疑問に思っております。我ながら、これは宙に浮いた詩だなと…。 <みくろんのろんど>とリフレインしていくスタイルは、<ろんど>とした割には、自分では思いつきもしないものでした。また、<髪の毛が抜ける>とダイレクトに書かずに、もっとどうにかして、美しく表現できればよかったなと思いました。 完成度が高いとは決して言えず、やけにコンパクトにまとまっていて、リズミカルではあるものの、そのために言葉に力が感じられないということは確かです。ユニークさを出しつつ、深く考えさせるような詩を私は書きたいのだと気付いたところです。 足りない部分や、もっとこうしたらいいのに、というご意見をいただき、とても勉強になります。やはり、見ていただく機会は貴重であり、見られるという意識は次の創作への糧になります。花緒さん、コメントくださり、本当にありがとうございました。

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なかたつ
(2017-08-11)

 着想が面白いと思いました。人の顔はもちろんのこと、人の髪の毛もまた個性が出るはずものですが、そこに着目するだけでは凡庸ですが、髪の毛と日付を組み合わせ、また、「みくろんのろんど」というつい声に出したくなるような造語によって彩られているのが独創的です。それに、みくろん、ですから、とても微細な踊りなのでしょう。目で見てもわからないような踊り。  そして、「わたしは昨日に掴まったまま」とあります。日々が髪の毛に絡まるだけでなく、髪の毛の所有者であるわたしですら、日々に絡まっているのです。  僕自身、寝ぐせがひどいのですが、その寝ぐせが昨日が今日に残した産物であるという着想を得たことがなかったので、これは一つの気づきとなりました。  髪の毛に絡みついた日々を櫛で梳かすことによって、振りほどく、そして、その髪の毛が白くなっても無くなっても、みくろんのろんどを踊り続けるということ。つまり、日々が髪の毛に絡みつくことは無常であることで、それと同時に髪の毛が無くなっても、みくろんのろんどを踊り続けるということは、日々がわたし自身に絡みつくということもまた無常であるということでしょう。  思えば、今日とか昨日とか明日とかは、時間の単位でもあって、みくろんは長さの単位でありますが、いずれにしても、目で捉えられるものではありません。ただ、わたし自身が感じるものとして存在することができるものなのでしょう。その存在を確かなものとしてするために、「みくろんのろんど」という言葉が必要になったのでしょう。

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小笠潔
(2017-08-12)

なかたつさま コメントいただき、ありがとうございます。私の詩をとても的確に解きほぐしていただいて、自分で書いたものでありながら、なかたつさんが私の解説を代弁して下さっているようです。 私は<みくろんのろんど>という言葉の連なり、響きが気に入っていて、<声に出したくなる>と感じて下さって、とてもうれしく思います。 <寝癖は昨日が今日に残した産物>とありました。朝起きて、寝癖に気付いたときの「今日一日、気にしちゃう…ため息出ちゃう…」という落ち込みが、昨日の<産物>と捉え直した途端、寝癖あたまは時代(とすると、ちょっと極端であり、ほんの一瞬に過ぎませんが…)の<産物>となり、寝癖がたいへん貴重なティアラや冠に匹敵するように思われます。 日々の生活、身体の生理現象、その果ての生と死…繰り返すものは、<無常>である、とは全くその通りだと私も思います。繰り返しが飽きてつまらなくなるのは、詰めても詰めても、そこから押し出され、流されてしまうためです。しかし、そこに詰めたものはどれも、一つとして同じものではありません。この詩をひと言で表すと正に<無常>です。このひと言を与えていただき、新たな考えを巡らせることができました。

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